『緊急避妊薬の市販化』に対するカズレーザーの一言に称賛の声 「ナイスツッコミ!」「素晴らしい」
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性犯罪や避妊の失敗などによって起こる、『望まぬ妊娠』。「妊娠したかもしれない」という不安は女性にとって凄まじい恐怖を与えます。
その際に産婦人科で処方されるのが、性交から72時間以内に服用するとおよそ80%で避妊することができる、緊急避妊薬(通称:アフターピル)です。
しかし、医師の診察を受け、処方箋をもらわなければ入手することができないため、緊急事態であっても迅速に対応することができない点が問題視されています。
緊急避妊薬の市販化が議論に
そういった『望まぬ妊娠』を防ぐため、早くとも2021年には緊急避妊薬を処方箋なしで手に入れられるよう検討していることを政府が発表。
2020年10月9日に行われた記者会見で、橋本聖子男女共同参画担当相は「若い女性の心と身体を守る上で、処方箋なく買えることは重要」と述べ、厚生労働省と連携する考えを示しました。
緊急避妊薬については、以前から主に多くの女性から市販化を求める署名が寄せられており、ネットでもたびたび議論になっています。
『緊急避妊薬の市販化』への不安に、カズレーザーがズバリ
同月9日放送の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、メリットとデメリットを挙げた上で緊急避妊薬の市販化について特集。
お笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーさんは、コメンテーターとして「女性の身体を守るという意味では浸透してほしいし、産婦人科に行きづらい風潮をどうやってなくしていくかが重要」と考えを述べました。
MCである小倉智昭さんは、夫婦関係での不安に思う点があるようです。続いて、このようにコメントしました。
「夫婦で子供を産むことについて意見が異なる場合、妻側の判断で避妊されてしまうパターンもあるのではないか」と述べた、小倉さん。
すると、カズレーザーさんは小倉さんに向かってこのように突っ込みを入れました。
子供を産むかの判断は、夫婦にとって重要なことです。妊娠や出産は女性の負担が大きいため、夫婦間で意見が一致しないこともあるでしょう。
夫が避妊を拒否し、ドメスティック・バイオレンス(通称:DV)を受けている女性も少なくないといいます。
カズレーザーさんのコメントはネットでまたたく間に話題になり、称賛する声が寄せられました。
・DVを受けていた友人が妊娠を防ぐためにピルを飲んでいました。女性が自分で身を守る手段は大事。
・カズレーザーさん、ナイスツッコミ!夫婦でも、一方的な妊娠強要は性暴力です。
・妊娠と出産の負担があるのは結局女性だからなあ。それをいったら男性主導の避妊具も否定できちゃいますよ。
緊急避妊薬は吐き気や頭痛などの副作用が伴う場合もあるため、ネットでは使用経験のある女性から「気軽に飲んでいいものだと思わないで」「市販化されたとしてもちゃんと避妊具を使って」いう声がネットで上がっています。
市販化によって社会にどのような変化が生じるかはまだ分かりませんが、傷付く人が少しでも減ることを祈るばかりです。
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[文・構成/grape編集部]