男性がなぜ育休を取る必要があるのか… 犬山紙子のコメントに、分かりみしかない
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男性の育児休業(以下、育休)取得率の低さが、社会的に問題となっています。
2020年7月31日に公表した厚生労働省の調査結果によると国内の育休取得率は女性が83%に対し、男性は7.48%にとどまりました。
この水準は育休制度がある海外諸国と比べても、極端に低いといわれており、制度の拡充等環境の整備や、男性の育児参加に対する意識改革の必要性を多くの人が訴えています。
犬山紙子 「育休は人道的に必要なもの」
同年10月16日、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、男性の育休取得が広まらない現状について特集。
番組では東京商工会議所が発表した「男性社員の育休取得義務化について、中小企業の7割が反対している」という調査結果なども取り上げ、なぜ日本国内で男性の育休取得が進まないのか、原因を探っていました。
企業のアンケート調査や取材の結果、男性の育休取得が低い理由として「社内に育休を取りやすい雰囲気がない」「社内の制度が整っていない」「所得の保証が十分でない」「育休の認知率の低さ」などが多くあるといいます。
こうした現状に対し、コメンテーターの犬山紙子さんは、次のように見解を述べていました。
男性が育休を取得したいと思っていても、給与面や復帰後の影響への不安が障壁になっていることを犬山さんは指摘。
続けて、男性が育休を取得する重要性について想うことを語っています。
中小企業の人手不足の問題など、現実的に男性の育休を広めるには、難しい社会構造もあるでしょう。
しかし、産後の母親を守るためにも、身近なパートナーが子育てに参加できるようにすることは必要だと犬山さんは訴えました。
ネット上では、番組を見た人たちからさまざまなコメントが上がっています。
・男性の育休取得の壁は、給料が減ることと、男性育児への偏見が大きいと思う。
・「大ケガしているようなもの」ってその通りだと思う。それなのに、そもそも女性の育休ですらいい顔をしない会社が多い。
・今朝のスッキリの特集、夫にも見て欲しかった。産後の夫婦に対する世間の冷たさを妊婦になって実感しました。
・育休中の支給額、海外だと8割以上なのに日本は6割程度。夫婦ともに育休したら生活がきつくなる。まずはこれを改善しないとね…。
親が子育てのための時間を確保することが、もっと当たり前の世の中になっていくように、制度面も人々の意識も、両方変えていく必要がありそうですね。
[文・構成/grape編集部]