「ピンクは女の子じゃないとダメ」と言われた父 とった行動に「素晴らしい!」の声
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男性と女性の2つで性別を分け、『男らしさ』『女らしさ』という役割の固定観念をジェンダーバイアスといいます。
「男性は弱音を吐いちゃダメ」「女性はつつましくあるべき」「夫は仕事、妻は家庭」など、昔から日本でもいろいろなジェンダーバイアスが根付いているのは事実です。
しかし、ひと昔前までは『男子は黒いランドセル、女子は赤いランドセル』という風潮でしたが、今は自由に色を選ぶことができるようになりました。
徐々に多様性が認められるようになっている今の時代は、過渡期といえるのかもしれません。
「ピンク色は女の子じゃないとダメ」と言われ…
2020年11月2日、エッセイストの犬山紙子さんの夫であり、ミュージシャンの劔樹人(つるぎ・みきと)さんがTwitterを更新。
ある日、劔さんは保育園に通う娘さんから、こういわれたといいます。
「ピンク色は女の子しかダメなんだよ」
ピンク色が大好きだという娘さん。何があったかは分かりませんが、娘さんは「男性はピンク色を好きになっちゃいけない」という考えを持つようになってしまったようです。
そこで、劔さんは娘さんの偏見を優しく指摘するために、『ある行動』をとることにしました。
劔さんは、その日からピンク色の服を着ることに!
保育園の送迎や、自宅で過ごす際はピンク色の服を着て、視覚的に「男性がピンク色を好きでもいいんだよ」と娘さんに伝えることにしたのです。
きっと、娘さんが通う保育園にも、ピンク色が好きな男の子がいることでしょう。娘さんのためであると同時に、ピンク色が好きな男の子の気持ちも守った行動といえます。
投稿は拡散され、多くの人から称賛するコメントが集まっています。
・素晴らしい行動です!逆に女の子が青色を好きでもいいんです。
・うちの息子はピンク色が大好きです。性別にとらわれず、好きな色のものを身に着けたいですよね。
・以前、娘が同じことをいい出したので優しく説明したことがありました。これはいいアイディアですね!
また、力士や落語家、スポーツ選手やアーティストなどの男性がピンク色の服を着ている画像も数多く寄せられていました。
性別や年齢などにとらわれず、好きなものを正直に「好き」といえる社会になるといいですね。
[文・構成/grape編集部]