『喪服に黒タイツはマナー違反』 謎マナーを、僧侶が一刀両断
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
ビジネスマナーやテーブルマナーなど、世の中にはさまざまな『マナー』が存在します。
本来マナーとは、人との関係性や物事の進め方、さらにはその場の秩序を守るためにあるもの。
しかし、近年では思わず首をかしげてしまうような『謎マナー』なるものも出ているといいます。
例えば、2019年頃にネット上で話題を呼んだ「とっくりでのお酌は注ぎ口を使ってはいけない」というマナーは、「何それ?」「捏造するな」などと議論を呼びました。
そして2020年、『喪服に黒タイツはマナー違反』に対して異を唱えるツイートが投稿され話題になっています。
現役の僧侶がコメント
冠婚葬祭には身なりや所作など、さまざまなマナーがあります。
話題となった『喪服に黒タイツはマナー違反』は、デニール数によってはカジュアルすぎるから…という理由からだそうで、同様のマナーを紹介するサイトも確かに存在します。
喪服のタイツ論争がネット上で白熱する中、日蓮宗の六尺法師(@6SYAKU_HOUSHI)さんの投稿が注目を集めました。
「仏事の多くは儀式ですので、最低限のマナーは必要でしかるべきですが、それ自体が『苦』になってしまってはいけません」と語る、六尺法師さん。
『喪服に黒タイツはマナー違反』に異を唱える投稿が目に留まり、僧侶という立場上「そんなマナーは、ない」という思いから自身の意見を発信するに至ったのだと、六尺法師さんは続けます。
お寺側、僧侶側から、今回のような『出所不明のマナー』は不要だとはっきりと伝え、女性に限らず、多くの人が仏事で感じている『苦』がなくなればと思います。
そう語る六尺法師さんの投稿は、冠婚葬祭時の『謎マナー』に悩む人たちの共感を呼び、「ありがとうございます」「僧侶の人が。もっと広めてくださったら大変助かります」と感謝のコメントが続々と寄せられています。
『謎マナー』のように、自分の行動が制限され、かえって窮屈な思いをするようでは本末転倒。
マナーが求められる意味はなんなのか…六尺法師さんの投稿は、改めてその理由を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]