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日本初の食品ロス削減の取り組み チョコレートで問題解決とは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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バレンタインデーだけでなく、1年を通して人気が高いチョコレート菓子。

コンビニで買えるお手軽なものから、専門店などで取り扱う高級品まで、日々、さまざまなチョコレートが登場しています。

そんな中、昨今社会問題化している『食品ロス』とチョコレートを掛け合わせた、日本初の商品が登場。

食べることで社会貢献できるチョコレート『Re:You』が注目を集めています。

食品ロスの削減を、2つの面からアプローチ

年間5千500億円ともいわれる、日本のチョコレート市場。

パティシエやメーカーの需要に合わせて日本に輸入された材料の中には、賞味期限を残したまま残るものがあります。

未利用の原材料を使って、日本初の商流を創り出そうとしたのが、食品ロス削減ベンチャー『ロスゼロ』でした。

ロスゼロでは、未利用の原材料を製品化し、直接消費者に届けることで『食品廃棄を減らし、ロスを未然に防ぐ』という解決方法に着目。

さらに、『出てしまった食品ロスも、有効活用する』というアプローチ方法も加えることで、発生を未然に防ぎ、発生すればシェアリングする、2つの面からのアプローチが可能となります。

最高級の材料にこだわったチョコレート

ロスゼロが手がけるチョコレートは、ルビーとダークがセットになった、具材ありのものと板チョコのみの2種類。

具材ありのものは、2枚セットで3千円、板チョコは4枚セットで同じく3千円です。

ルビー・ダークの2種類とも、チョコレートの本場ベルギーの中心部にあるバリー・カレボー社のもの。

同社のチョコレートは、最高級の原料だけにこだわり、バランスのとれたカカオビター風味で人気があります。

なお、ルビーチョコレートは、ダーク・ミルク・ホワイトに続く『第4のチョコ』といわれ、近年、人気が高まっている種類。

さらに、ダークチョコレートの産地はアフリカのサントメ。カカオ分70%の、ハイカカオ、クーベルチュールです。

約612万トンともいわれる、日本の食品ロス量。今すぐに問題を解決するのは難しくとも、身近な場所から問題解決に向けて、徐々に取り組みを始めていきたいものです。


grapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。


[文・構成/grape編集部]

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