コロナ禍の『ひとり親家庭』を支援! 貧困状態の親子に温かいスープを
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
- 出典
- 内閣府男女共同参画局
新型コロナウイルス感染症が感染拡大した影響で、日本は経済的に大きなダメージを受けています。
経営が悪化することでリストラが行われたり、自営業の場合は仕事の依頼が来なくなってしまったりと、多くの人が生活苦を感じているようです。
コロナ禍はいつ明けるかが分かりません。先の見えない状況では、心も疲弊してしまいます。
『ひとり親家庭』の食生活を支援するプロジェクトが発足
コロナ禍による不安定な社会情勢を受け、一般社団法人APバンクは、ひとり親とその子供を支援するプロジェクト『spoon(スプーン)』を開始。
内閣府男女共同参画局によると、ひとり親家庭での母子家庭の割合はおよそ8割超。また、母子世帯のうちおよそ4割が年間所得額200万円未満という、貧困状態にあるといいます。
そこで、一般社団法人APバンクはこれまでの活動資金を使い、苦しい思いをしているひとり親家庭に保存食を届けることに。
今回のプロジェクトを行う経緯について、このように思いを明かしています。
いまだ収束をみない新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令や外出自粛、飲食店の時短営業などの経済活動の自粛に伴い、「コロナ禍で仕事が減り、困っているひとり親家庭がたくさんある」というお話を支援団体の方から聞いたことがきっかけでした。
1日の食数を減らすなど、子供たちの食事にも影響している実態に対して何かできないかと考えた時に、「保存も効いて手軽に食べられるレトルト商品をお届けできないだろうか?」という案から、このプロジェクトは生まれました。
スーパーマーケットに行けば山ほどあるレトルト食品ですが、『ap bank』で作るのならば「安心して美味しく食べられる」ものにしたい。
その想いから、『ap bank』とつながりがある3名のシェフにレシピをご考案いただき、朝・昼・晩どのシーンにも合う3つの美味しいスープが出来ました。
栄養たっぷりのオリジナルスープは、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむを通し、3月分支援の食品の1つとして届ける予定とのこと。
申し込みされた全国のひとり親家庭に、3月下旬頃を予定に届けるそうです。
認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ『だいじょうぶだよ!プロジェクト』
コロナ禍によって、日本の貧困はさらに広がることでしょう。
困っている時こそ助け合い、1人でも多くの人の笑顔を守ることができるといいですね。
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[文・構成/grape編集部]