「未来の雇用主様へ」 自閉症の青年が書いた自己紹介文が拡散 驚きの展開に
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ショートケーキの上を見ると? 「やばい、なにこれ!?」「絶対食べたい」奈良県のカフェ『Préms』と、焼き菓子通販『菓子屋ヒトハコ』のXアカウント(@kashiyahitohako)。カフェ『Préms』のショーケースには、毎日日替わりで華やかなケーキたちが並びます。2025年4月10日、同店に並んでいた『ある商品』に4万件を超える『いいね』が付き、話題になりました。

嘘だろ?信じない… 夫に米の買い出しを頼んだら?「100点満点」「有能」「ちょっくら『夫自慢』をさせてほしい…」というコメントとともに、Xに1枚の写真を投稿したのは、@Orlando_Orlindさん。 ある日、米が不足していたので夫に買い出しを頼み、冷蔵庫に入れておいてもらいました。
アメリカ・ヴァージニア州に住むライアン・ローリーさんは自閉症をもっています。
2021年2月、高校卒業を控えたライアンさんは就職活動をスタート。ビジネスに特化したSNS『LinkedIn』に履歴書とカバーレターを投稿することにします。
カバーレターとは履歴書に同封する手紙のようなもので、面接の担当者に宛てて志望動機や自己紹介などを書きます。
一般的にはパソコンで作りますが、ライアンさんは手書きで仕事に対するやる気と熱意をつづったのです。
青年のやる気に感銘を受ける人が続出
海外メディア『CNN』によると、ライアンさんの履歴書とカバーレターを『LinkedIn』に投稿するのは父親のアイディアだったのだそう。
このアイディアは大成功。彼のカバーレターは700万回以上閲覧され、コメントが殺到し、複数の企業から仕事のオファーがきたのです!
それだけではありません。なんとロサンゼルスにある自閉症の若者のためのコンピューター・アニメーションスタジオ『Exceptional Minds』が、ライアンさんに「奨学金でアニメーションを学ぶプログラムに参加しませんか」と申し出たのです。
このストーリーは多くのメディアで紹介され、ライアンさんへの祝福と称賛の声が上がっています。
・おめでとう!あなたの幸運を祈ります。
・いつかきみが手掛けたアニメーションが見られるのを楽しみにしているよ。
・私の15歳の息子も自閉症なの。あなたに感銘を受けたわ。
自閉症をもちながらも自らの能力や得意なことを堂々とアピールし、大好きなアニメーションの仕事をするという夢に一歩近付いたライアンさん。
これほどのやる気と行動力があれば、きっと彼は将来大きな仕事を成し遂げることができるでしょう。
[文・構成/grape編集部]