電車内で勉強する男子高校生に、強面の男性が告げた『予想外なひと言』
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※ 写真はイメージ

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「人はなんのために勉強するの?」と問われて、すぐに答えを出せますか。
一概にはいえませんが、明確な目的や理由がなく、義務教育にもとづき勉強をしている人は多いでしょう。
Hiroshi Sasaki(@popeetheclown)さんが、Twitterに投稿したエピソードをご紹介します。
投稿者さんが、高校生の頃に、電車内で数学の勉強をしていた時のことです。
隣に座っていた、強面の中年男性が、こう声をかけてきたといいます。
「三角比はやっとけ。俺は大工だから、サイン、コサインは毎日使うんだ。エジプト人もピラミッドを建てるのに使ったんだぞ」
そして、男性は降りる間際に「兄ちゃん、勉強頑張れよ」と、ひと言告げて去っていったのです。
男性は、数学を勉強しておいたほうがいい理由を、自分の仕事に例えて簡単に説明しました。
勉強中に、見知らぬ大人から声をかけられた投稿者さんは、驚いてアワアワしながら会話したそうです。
2021年現在、投稿者さんは生物学者として、アメリカのボストンにある研究所で働いています。
高校時代に電車内で起きた出来事を振り返り、「おじさん、今も毎日使っていますよ」とつづりました。
エピソードはネット上で24万件を超える『いいね』を集め、「素敵な話だな」「もう一度勉強してみたくなった」といった声が上がっています。
ほかの職業を例に挙げて「社会人になってから数学を使う機会は、意外にある」というコメントも多数見受けられました。
勉強していた当初は、役に立つかどうか分からない公式が、将来のどこかで自分の力になるかもしれない…と思うと、ロマンを感じますね!
[文・構成/grape編集部]