まるで親子のよう 母親を亡くした病気の子猫に寄り添うオス猫の正体は?
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ロシアに住むナタリアさんはある日、家の裏庭でメスの野良猫を見つけました。
彼女はその猫をリサと名付けて、かわいがるようになります。
リサもナタリアさんに懐いて、彼女の家の裏庭に住み着き、そこで2匹の子猫を出産しました。
海外メディア『Bored Panda』によると、1匹は健康でしたが、もう1匹は健康状態がとても悪かったといいます。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
母親を亡くした病気の子猫
悲しいことに、2匹を出産後まもなく、リサが天国へと旅立ってしまいます。
ナタリアさんは健康な子猫をフョードル、病気の子猫をフェージャと命名。フョードルはすぐに里親が決まりました。
一方、とても弱っていて、顔立ちも個性的なことから、彼女は「フェージャには里親希望者が現れないかもしれない」と心配していたのだとか。
そこで彼女は、フェージャがとにかく生き延びられるように一生懸命に世話をし続けました。
ナタリアさんの看護のかいあって、フェージャは少しずつ回復していきます。
そんなある日、近所の人が飼っているハンサムというオス猫が彼女の家にやってきたのだそう。
するとハンサムはフェージャに気付くと、近付いて体をなめ始めたのです。
それはまるで我が子の体をきれいにする父親のようだったといいます。
「フェージャには父親が必要だ」と思ったナタリアさんは近所の人と話をして、ハンサムを飼うことにします。
初めて出会った日から、ハンサムはフェージャの父親役を見事に果たすようになりました。
こうしていつの間にか、フェージャとハンサムは本当の親子のように仲よくなったのです。
生まれた時は生き延びられるかどうかが危ぶまれるほどだったフェージャは、今では元気いっぱいに過ごしています。
母親を亡くしたフェージャの父親代わりになったハンサムですが、フェージャと出会った時のハンサムは生後5か月でした。
自分自身もまだ子猫であるにもかかわらず、ハンサムは本能的に「この子を守ってあげなくては」と思ったのかもしれません。
ナタリアさんとハンサムという家族の愛情を受けて、フェージャはこれからも幸せに生きていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]