『文教堂 赤坂店』が閉店 掲示された貼り紙に、心が痛くなる 「残念すぎる」「さびしい」
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※写真はイメージ
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東京都港区赤坂にある書店、『文教堂 赤坂店』が、2022年6月17日をもって閉店することになりました。
千代田線『赤坂駅』の『5a出口』を出てすぐの場所にあった同店。書籍や文具の品揃えが豊富なことで知られ、多くの人に愛されてきました。
『文教堂 赤坂店』ではおよそ1か月前より、店舗に閉店を告知する貼り紙を掲示し、Twitterにも投稿。そこには、これまでの感謝の気持ちとともに、街から書店が消えていくことへの想いがつづられていました。
『公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所』の調査によると、2020年5月時点で、全国の書店数は1万1024店舗。これは20年前のおよそ半数です。
ネット通販や電子書籍などで本を購入する人が増え、さらに新型コロナウイルス感染症による自粛の影響もあり、人々の書店離れは一層加速しているといわれています。
ネット上では、ニュースで閉店を知った人たちから、さまざまな声が寄せられていました。
・えー!ここもか…。リアルに本と出会える書店は大事。復活を待っています。
・職場が赤坂で、仕事帰りの憩いの場でした。また戻ってきてください。
・ただただ、残念。ここで出会って好きになった作品がたくさんありました。
書店は、訪れるだけで現在どんな本が発売されているのかを知ることができ、知的好奇心を広げるきっかけになります。
高齢者などインターネットを利用できない人たちにとっては、身近な場所に書店がないというのは、大きな打撃でしょう。
27年の歴史に幕を閉じる同店。
『時代の流れ』という理由で、書店が消えていく現状をこのまま見過ごしていいのかと、考えさせられます。
[文・構成/grape編集部]