「万引きしたら通報!」 厳しさの裏にある、書店員の嘆きに…そ、そりゃ大変だ! By - grape編集部 公開:2016-10-04 更新:2016-10-04 万引き書店 Share Post LINE はてな コメント とある書店で働く、書店員(@livre05)さんの「万引き」に関するツイートが共感を呼んでいます。 担当の売り場よく売れてるなーと思ったら、めちゃめちゃ万引きされてました。データと実在庫が合わないこと合わないこと。痕跡を回収しただけでざっと70冊近く。変な話ですが、本って1冊盗まれると大体5冊から10冊弱売らないと元は取れません。万引きは絶対にしないように。— 書店員 (@livre05) 2016年9月29日 本って1冊盗まれると大体5冊から10冊弱売らないと元は取れません 出版物は、返品が可能な再販制度をとっているため、基本的には仕入れ値が高めに設定されています。 書籍や雑誌、マンガなどの種類のほか、出版社によっても異なりますが、定価の70~85%程度で仕入れるのが一般的です。 この少ない利益の中から人件費や光熱費などを捻出して経営をしている書店にとって、万引きは死活問題なのです。 コメントから書店の現状が浮き彫りに 実際に、書店で働いた経験のある人からは、共感と同情の声が寄せられています。 @livre05 元書店員です。以前勤めてた所も高額な医学書の万引きがあって発覚時は全員死んだ目してました…— ぼろきれ@wanker提督 (@wanker285858921) 2016年9月30日 @livre05 元ですが、私の店は学生がよくくる大型のお店に入ってたので、だいぶやられてたみたいです。その時本1冊の利益?とかを教わって絶望しました。人気なのはシリーズでごそっといくのでほんと信じられないです。容赦しなくていいと思います。頑張ってください!— 夜一 (@SagiriSaori) 2016年9月29日 また、そもそも「万引き」というネーミングがよくないという意見も。確かに、やっていることは窃盗にほかなりません。 @livre05 そうですね。万引きという言葉がよくないです。窃盗です。窃盗は罪です。してはいけません。— Tea・Kei (@D2T2K2) 2016年9月29日 @livre05 以前は書店員でした!コミックの発売日は特に気を配っていましたし、付録付きの雑誌にも意識は向けていましたがかなりやられました。犯人は近くの高校生が多く、中には子供雑誌のメダルを子供が取って行ってしまうなどもありました。見つけたら即警察です!窃盗ですからね!— まま (@kawaiiwagako) 2016年9月29日 さらには、万引きが原因で閉店に追い込まれるケースもあるようです。「緩やかな殺人」というのは、あながち的外れな表現ではないのかもしれません。 @livre05 @nns_blackhand 実際問題、集団で万引きのターゲットにされたら本屋さん、潰れちゃうよね……— 和田@微笑系物書き (@wadaken1) 2016年9月30日 @livre05 本の万引きは緩やかな殺人と誰かが言ってました。— ATM-09-DD (@burglary_dog) 2016年9月30日 万引きをした学生を引き取りに来る親も… 一般論としては、万引き犯を捕まえた場合に、どう対応するのかも難しいとのこと。 しかし、書店員さんは「問答無用で通報」と語ります。 @livre05 ごく稀に生徒の犯行で「息子の将来が~」とかいう親御さんもいるらしいですが、問答無用で通報します。こっちも生活かかってるんで。— 書店員 (@livre05) 2016年9月28日 もちろん、この考えに行き着くまでには色々と葛藤や試行錯誤があったかとは思いますが、確かに生活がかかっている以上、当然の対応です。 しかし、これに対して、「警察だけは勘弁してください」と言う親御さんも少なくないようで… Q.今回は見逃してくださいA.見逃しませんQ.子供を犯罪者にするのか!A.はい、します。あなたは犯罪者の親です。Q.取った分の代金払うからA.要らないですQ.警察にだけはA.通報しますQ.訴えてやる!A.どうぞQ.ネットで評判落とすぞA.どうぞ— 書店員 (@livre05) 2016年9月28日 書店員さんの苦労が透けて見えるかのようなやりとり…やはり、とても大変な職業なんですね。 一見、厳しい意見が多いように見える書店員さんのツイートですが、子どもたちを導くような、こんなツイートもされています。 本に限ったじゃないけど、やっぱり頑張って働いて貰ったお金で買うから、お小遣い貰ってるなら限られた額の中から買うから、買い物って良いんじゃないかな。ルール破ってするスポーツとかゲームって面白くないでしょ。— 書店員 (@livre05) 2016年9月28日 その通りです!!! 万引きは、窃盗です。 子どもたち自身が「犯罪である」ということを自覚することも大切ですが、周囲の大人が子どもたちを導くことも大切なのは間違いありません。 出典 @burglary_dog/@livre05/@wanker285858921/@SagiriSaori/@D2T2K2/@kawaiiwagako/@wadaken1 Share Post LINE はてな コメント
とある書店で働く、書店員(@livre05)さんの「万引き」に関するツイートが共感を呼んでいます。
本って1冊盗まれると大体5冊から10冊弱売らないと元は取れません
出版物は、返品が可能な再販制度をとっているため、基本的には仕入れ値が高めに設定されています。
書籍や雑誌、マンガなどの種類のほか、出版社によっても異なりますが、定価の70~85%程度で仕入れるのが一般的です。
この少ない利益の中から人件費や光熱費などを捻出して経営をしている書店にとって、万引きは死活問題なのです。
コメントから書店の現状が浮き彫りに
実際に、書店で働いた経験のある人からは、共感と同情の声が寄せられています。
また、そもそも「万引き」というネーミングがよくないという意見も。確かに、やっていることは窃盗にほかなりません。
さらには、万引きが原因で閉店に追い込まれるケースもあるようです。「緩やかな殺人」というのは、あながち的外れな表現ではないのかもしれません。
万引きをした学生を引き取りに来る親も…
一般論としては、万引き犯を捕まえた場合に、どう対応するのかも難しいとのこと。
しかし、書店員さんは「問答無用で通報」と語ります。
もちろん、この考えに行き着くまでには色々と葛藤や試行錯誤があったかとは思いますが、確かに生活がかかっている以上、当然の対応です。
しかし、これに対して、「警察だけは勘弁してください」と言う親御さんも少なくないようで…
書店員さんの苦労が透けて見えるかのようなやりとり…やはり、とても大変な職業なんですね。
一見、厳しい意見が多いように見える書店員さんのツイートですが、子どもたちを導くような、こんなツイートもされています。
その通りです!!!
万引きは、窃盗です。
子どもたち自身が「犯罪である」ということを自覚することも大切ですが、周囲の大人が子どもたちを導くことも大切なのは間違いありません。