「万引きしたら通報!」 厳しさの裏にある、書店員の嘆きに…そ、そりゃ大変だ!
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「あなたのお子さんが乱暴に扱い、放置した物は商品です」とある書店の光景に…言葉を失う「あなたのお子さんが乱暴に扱い、放置した絵本は商品です」 書店のベンチで目撃した光景に…絶句!
とある書店で働く、書店員(@livre05)さんの「万引き」に関するツイートが共感を呼んでいます。
本って1冊盗まれると大体5冊から10冊弱売らないと元は取れません
出版物は、返品が可能な再販制度をとっているため、基本的には仕入れ値が高めに設定されています。
書籍や雑誌、マンガなどの種類のほか、出版社によっても異なりますが、定価の70~85%程度で仕入れるのが一般的です。
この少ない利益の中から人件費や光熱費などを捻出して経営をしている書店にとって、万引きは死活問題なのです。
コメントから書店の現状が浮き彫りに
実際に、書店で働いた経験のある人からは、共感と同情の声が寄せられています。
また、そもそも「万引き」というネーミングがよくないという意見も。確かに、やっていることは窃盗にほかなりません。
さらには、万引きが原因で閉店に追い込まれるケースもあるようです。「緩やかな殺人」というのは、あながち的外れな表現ではないのかもしれません。
万引きをした学生を引き取りに来る親も…
一般論としては、万引き犯を捕まえた場合に、どう対応するのかも難しいとのこと。
しかし、書店員さんは「問答無用で通報」と語ります。
もちろん、この考えに行き着くまでには色々と葛藤や試行錯誤があったかとは思いますが、確かに生活がかかっている以上、当然の対応です。
しかし、これに対して、「警察だけは勘弁してください」と言う親御さんも少なくないようで…
書店員さんの苦労が透けて見えるかのようなやりとり…やはり、とても大変な職業なんですね。
一見、厳しい意見が多いように見える書店員さんのツイートですが、子どもたちを導くような、こんなツイートもされています。
その通りです!!!
万引きは、窃盗です。
子どもたち自身が「犯罪である」ということを自覚することも大切ですが、周囲の大人が子どもたちを導くことも大切なのは間違いありません。