求職中の親「保育園なくて…」 面接でのエピソードに「こういう会社が増えてほしい」
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※写真はイメージ

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- 出典
- @hironcare






・こういう会社が増えてほしいです。
・素敵な取り組みで感動しました。
・分かってくれる人がいるというだけでも励みになります。
・素晴らしい英断!
このようなコメントが多数寄せられたのは、美容室を14店舗経営しているという、伊藤博之(@hironcare)さんのツイート。
採用活動を行っていた伊藤さんは、育児中の女性が面接に来た時のことを、ツイートにつづりました。
「すぐ働きたいけど、保育園がない」という女性。面接の結果は…?
伊藤さんは、面接の際に女性からこのようなことをいわれます。
「すぐ働きたいんですが保育園…なくて。いつから働けるとかいえないんです。すみません」
すぐに働きたいと考えていても、子供を預けることができなければ、仕事を始めるのは難しいでしょう。
しかし、仕事をしていない親の子供は、認可保育園などに入園できない場合が多いのです。
仕事をしていないと保育園に入園できないのに、預け先が決まらないと働くことができないという矛盾。
伊藤さんは、この矛盾に対して疑問を抱き、このままでは「子供も親も居場所がなくなる」と考えました。
そこで伊藤さんは、面接から半年後となる4月以降から、女性を採用することを決断。「居場所をつくる」と、つづりました。
仕事も保育園も決まらず困っていた女性は、伊藤さんの決断に、きっと救われたことでしょう。
こちらの投稿には、5万件以上の『いいね』が寄せられていました。
伊藤さんは、採用をすることをとても迷っていたそうですが、今回多くの反響を受け「間違いじゃなかった」と確信できたといいます。
伊藤さんの投稿に寄せられたコメントの中には、「女性と同じ境遇で困っている」という人からの声がたくさんありました。
子育て中の親たちの事情は分かっていても、企業側としては、実際に採用するには課題が多いというのが現状なのでしょう。
それでも、今回一歩踏み出して、親と子供たちの居場所をつくろうと奮闘した伊藤さんの行動は、多くの人の希望の光になったに違いありません。
会話のいらない美容室mute
[文・構成/grape編集部]