女王を追悼し供えられた大量のテディベア その『行く先』に、心温まる By - grape編集部 公開:2022-10-17 更新:2022-10-17 イギリスイギリス王室エリザベス女王 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 2022年9月8日に亡くなった、イギリスのエリザベス女王。 崩御を受けて、バッキンガム宮殿や特設の献花場となった王立公園は、女王を追悼する多くの人が訪れ、花などの供え物で埋め尽くされました。 花やメッセージなどのほかに供えられていたのは、クマのぬいぐるみ『テディベア』。特に、イギリスの人気キャラクター『くまのパディントン』のぬいぐるみが多く置かれていたそうです。 エリザベス女王は生前、即位70周年を祝う『プラチナ・ジュビリー』の記念イベントで公開された動画のなかでパディントンと共演しており、チャーミングなやりとりが話題になっていました。 供えられたテディベアの行く先は 同年10月16日、王立公園はTwitterを更新。女王に供えられた大量のテディベアを、イギリス最大の子供の慈善団体『Barnardo’s』に寄付することを公表しました。 We’re pleased to announce that over 400 teddy bears left as a tribute to Her Majesty Queen Elizabeth II are to be donated to @barnardos.After being collected & stored in the Hyde Park nursery, the teddies will now be professionally cleaned. Read more 🔽https://t.co/0Uu9vGLDX3— The Royal Parks (@theroyalparks) October 16, 2022 王立公園のウェブサイトでは、次のよう発表しています。 王立公園の慈善団体は、ボランティアの助けを借りて、献花場を片付け始めました。花はケンジントンガーデンズに運ばれ、堆肥化されます。今後数年間で王立公園の土壌が豊かになるでしょう。 片付けの過程で400体以上のテディベアが集められ、ハイドパークの保育園に保管されました。そのうちの100体はパディントンベアです。 ロイヤルレジデンスの外に置かれていたテディベアは、バッキンガム宮殿とクラレンスハウスで保護されており、残りのテディたちと一緒にクリーニングされ、バーナード・チルドレン・サービスに寄付されます。 The Royal Parks ーより引用(和訳) 今回、テディベアが寄付される慈善団体『Barnardo’s』は、恵まれない子供たちや若者をサポートしており、30年以上エリザベス女王が活動を支援してきました。 『Barnardo’s』の最高経営責任者は次のようにコメントを寄せています。 人々が女王の思い出に残したテディベアに家を与えることができることを光栄に思います。私たちは、子供たちに愛され、喜びをもたらすクマの世話をすることをお約束します. 国内の弱い立場にいる子供や若者のニーズに対する意識を高め、私たちがサービスを通じて彼らを支援し続けることができるよう資金集めを支援してくれた女王陛下に、心から感謝をしています。 The Royal Parks ーより引用(和訳) 現在、『Barnardo’s』の支援事業はカミラ新王妃が引き継いでおり、イギリス王室のInstagramでは、テディベアを抱く王妃の写真を投稿。 「クマたちは新しい家に引き渡される前に、ベストな状態にするためにきれいにしました」とつづられていました。王室でもよく世話をされていることが伺えます。 この投稿をInstagramで見る The Royal Family(@theroyalfamily)がシェアした投稿 王立公園のスタッフたちは、数週間もの間、公園に残されたテディベアたちの『家探し』に奔走していたとのこと。 子供たちが、テディベアを大切にかわいがってくれると思うと、ひと安心ですね。 投稿には、多くのコメントが寄せられていました。 ・感動。ぬいぐるみを喜んでくれる子供たちに寄付するのは素晴らしいと思います! ・なんて素敵な後日談。温かい気持ちになりました。 ・粋で優しい心遣い。なんだか、エリザベス女王陛下からの贈り物みたいですね。 人々の気持ちが込められたテディベアたちは、きっと、子供たちの『お守り』となってくれることでしょう。 [文・構成/grape編集部] 出典 The Royal Parks/theroyalfamily Share Post LINE はてな コメント
2022年9月8日に亡くなった、イギリスのエリザベス女王。
崩御を受けて、バッキンガム宮殿や特設の献花場となった王立公園は、女王を追悼する多くの人が訪れ、花などの供え物で埋め尽くされました。
花やメッセージなどのほかに供えられていたのは、クマのぬいぐるみ『テディベア』。特に、イギリスの人気キャラクター『くまのパディントン』のぬいぐるみが多く置かれていたそうです。
エリザベス女王は生前、即位70周年を祝う『プラチナ・ジュビリー』の記念イベントで公開された動画のなかでパディントンと共演しており、チャーミングなやりとりが話題になっていました。
供えられたテディベアの行く先は
同年10月16日、王立公園はTwitterを更新。女王に供えられた大量のテディベアを、イギリス最大の子供の慈善団体『Barnardo’s』に寄付することを公表しました。
王立公園のウェブサイトでは、次のよう発表しています。
今回、テディベアが寄付される慈善団体『Barnardo’s』は、恵まれない子供たちや若者をサポートしており、30年以上エリザベス女王が活動を支援してきました。
『Barnardo’s』の最高経営責任者は次のようにコメントを寄せています。
現在、『Barnardo’s』の支援事業はカミラ新王妃が引き継いでおり、イギリス王室のInstagramでは、テディベアを抱く王妃の写真を投稿。
「クマたちは新しい家に引き渡される前に、ベストな状態にするためにきれいにしました」とつづられていました。王室でもよく世話をされていることが伺えます。
王立公園のスタッフたちは、数週間もの間、公園に残されたテディベアたちの『家探し』に奔走していたとのこと。
子供たちが、テディベアを大切にかわいがってくれると思うと、ひと安心ですね。
投稿には、多くのコメントが寄せられていました。
・感動。ぬいぐるみを喜んでくれる子供たちに寄付するのは素晴らしいと思います!
・なんて素敵な後日談。温かい気持ちになりました。
・粋で優しい心遣い。なんだか、エリザベス女王陛下からの贈り物みたいですね。
人々の気持ちが込められたテディベアたちは、きっと、子供たちの『お守り』となってくれることでしょう。
[文・構成/grape編集部]