114年の歴史に幕を下ろす『サクマ式ドロップス』 サクマ製菓の呼びかけに「知らなかった」「ウソだろ!?」
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※写真はイメージ
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スタジオジブリのアニメ映画『火垂るの墓』の作中にも登場し、国内外で知られる、缶に入ったアメ『サクマ式ドロップス』。
缶の中には8種類のアメが入っており、1908年に『外国製品に負けないアメ』として誕生して以来、愛され続けてきました。
2022年11月9日、そんな『サクマ式ドロップス』を販売する佐久間製菓株式会社(以下、佐久間製菓)の廃業が発表され、日本全国に衝撃を与えています。
サクマ式ドロップス
サクマ製菓、「『佐久間製菓』と間違えないで!」と注意喚起
産経ニュースによると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う販売落ち込みに原材料高が重なり、同社の経営状況が悪化したため、廃業の決断を下したとのこと。
およそ114年の歴史に幕を下ろす発表に、ネットからは「思い出のアメなのに」「ショックが大きすぎる」といった惜しむ声が相次いでいます。
そんな中、缶入りアメ『サクマドロップス』を販売するサクマ製菓株式会社(以下、サクマ製菓)はTwitterを更新。
『サクマ式ドロップス』と『サクマドロップス』、そして佐久間製菓とサクマ製菓を勘違いした問い合わせが増加していることを明かしました。
そう、実は『サクマ式ドロップス』と『サクマドロップス』は異なる会社が販売している、まったくの別物。
太平洋戦争後、サクマ製菓は旧・佐久間製菓株式会社の前社長によって1947年に創業され、佐久間製菓は1948年に再興されました。
今回廃業となる佐久間製菓が販売しているのは、赤色の缶やチョコレート味が入っているのが特徴の『サクマ式ドロップス』です。
サクマ製菓の『サクマドロップス』
佐久間製菓の『サクマ式ドロップス』(販売終了)
名称や中身が似ているため、2つが別物ということを知らない人は多い模様。
サクマ製菓の呼びかけに対し、「ウソだろ!?知らなかった!」「なんということだ…ずっと勘違いをしていた」といった驚く声が続々と上がっています。
残念ながら『サクマ式ドロップス』は会社の廃業とともに販売終了となりますが、サクマ製菓の『サクマドロップス』は引き続き販売を継続するとのこと。
多くの人にとっての『思い出の味』は、『サクマドロップス』が受け継いでくれることでしょう。
[文・構成/grape編集部]