エレベーターに乗ろうとした車いす利用者 悲しくなった理由に「心が痛い」
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クリスマスの日は例年、多くの人が街に出かけています。商業施設や飲食店といったお店は、普段以上に混み合っている場合があるのです。
楽しい気持ちを抱いて、人々が外出しているこの日。しかし普段よりも人が混み合うことで、悲しい想いをする人も。
車いす利用者がエレベーターに乗ろうとしたら?
9歳の頃、病気により下半身不随となったことで、車いす生活を送っている中嶋涼子(@NakashimaMinion)さんは、クリスマスの日に悲しさで涙があふれたといいます。
この日、商業施設の6階にあった飲食店を利用してから、1階にある駅に向かおうとしていた中嶋さん。
下の階に降りるため、エレベーターを利用しようとしたところ、長蛇の列ができていました。
中嶋さんが目にした、エレベーター前にできていた長蛇の列
この商業施設内には、車いすやベビーカーを利用する人が優先して乗れるエレベーターがあったといいます。
それにもかかわらず、中嶋さんが待っている間、何回かエレベーターが到着しても、誰も譲ってくれない状況が続きました。
結果、30分も待ち続けたことで、中嶋さんはトイレに間に合わず、失禁してしまったそうです。
中嶋さんは「なぜ、ベビーカーと車いすが優先のエレベーターで、誰も降りてくれないのだろうか」と、周囲の行動に、悲しくなりました。
優先マークや案内が示されているエレベーターでは、必要としている人に譲ることがマナーです。
もしかしたら列の中には、さまざまな理由から優先的に乗れるエレベーターを必要とする人がいたのかもしれません。
しかし、そのほかの人々は、中嶋さんのような必要としている人に譲ることに、考えがおよばなかったのでしょう。
中嶋さんのお願いに、多くの人が考えさせられています。
・ベビーカーや車いすの人が身近にいないと、どれだけ大変なのかが伝わらないことってありますよね…。
・私もベビーカーを押していた頃、同じようなことに遭ったので気持ちが分かります。
・降りたい人がいるのに降りてくれない人、階段やエスカレーターも使えるはずなのに…という人が多いと感じる。
不特定多数の人が訪れる場所では時に、譲り合う心が必要。
必要としている人に配慮が足りないことで、悲しい気持ちにさせてしまう場合があるのです。
多くの人が暮らしやすい社会となるため、必要としている人がいないか、誰かが理不尽な我慢を強いられていないかといった、配慮や譲り合いが大切なのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]