「落とし物をSNSに載せないで」 駅員の注意喚起に「絶対にやめたほうがいい」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
電車内や駅のホームで落とし物を見つけた時、みなさんはどのような行動をとりますか。
駅員として働いている、@MXPA12_GR_Flintさんは、Twitterでこんな注意を呼びかけました。
「拾得した遺失物を、SNSなどに載せて拡散しないでください」
近年では、落とし主にいち早く見つけてもらうために、SNSを使って拡散を呼びかける人がいます。
拡散によって落とし主まで情報が届いたり、キーワード検索を使って見つけることができたりするため、一見いい方法だと感じてしまうかもしれません。
しかし、落とし物をSNSに載せる行為には、注意が必要です。
駅員「詳しいことは一切載せないで」
例えば「この駅で黒いイヤホンを拾いました」などといって、拾った物の写真や特徴を投稿してしまうと、本来持ち主しか知りえない情報まで、公になってしまいます。
投稿者さんいわく、遺失物を引き取りに来た人からの情報が、落とし物の特徴と一致しているかどうかで、引き渡すか否かを判断するのだとか。
そのため、持ち主以外が特徴を知ってしまうと、悪意を持った人が落とし主になりすまして、引き取ってしまう可能性があるのです。
他人の遺失物を自分の物とするような行為は罪に問われます。しかし、残念なことにこういった犯罪をする人もいるようです。
駅員側は落とし物の特徴以外で、『本当の落とし主』かどうかを判別する手段を持ちません。
たとえ、「落とし主に届いてほしい」という善意だったとしても、SNSに投稿するのは大きなリスクが伴います。
もし落とし物を拾っても、SNSには投稿せず、速やかに駅員や警察に届けることが大切といえそうです。
【ネットの声】
・投稿した本人の行動範囲もバレてしまうので、絶対にやめたほうがいい。
・載せる人は善意のつもりだと思うけど、取り返しのつかないことになる可能性があるよね。
・落とした人も「見かけた人いないですか?」みたいな投稿は避けてほしい。
・よく落とし物の投稿を見かける。自分も気を付けよう。
なお投稿者さんは、一番の防衛方法は「落とし物や忘れ物をしないこと」だといいます。
電車を降りる時には一度振り返って確認するなど、気を付けたいものですね。