観葉植物として置いているなら… 思わぬリスクに「知らずに置いてた」
公開: 更新:

※写真はイメージ

行政「絶対に食べないで」 5月から増える注意喚起に「知らなかった」「家族に伝える!」毎年5月頃から被害が増加。行政や自治体が注意を呼び掛けています。

行政が『トングや箸』に注意を呼びかけ 内容に「盲点だった」「もっと広まって」過ごしやすい季節で、する人が増えるのがバーベキュー。青空の下、家族や友人とバーベキューグリルを囲んで食べる食事は、非日常感があって楽しいですよね。 しかし、生肉を扱うバーベキューだからこその注意点もあります。
- 出典
- NCPC
部屋を彩る観葉植物は、見た目が美しく、空気がきれいになる気がして、つい集めたくなるものです。
しかし、身近な観葉植物のなかには、子供やペットにとって思わぬ危険が潜んでいるものもあります。
うっかり触れたり、口にしたりしてしまうことで健康被害を引き起こすケースもあるため注意が必要です。
本記事では、アメリカで中毒関連の情報発信を行っている非営利団体『ザ・ナショナル・キャピタル・ポイズン・センター』(以下、NCPC)のウェブサイトから、『毒性のある観葉植物』について解説します。
意外と知られていない毒性のある観葉植物
※写真はイメージ
白く美しい花を咲かせる『スパティフィラム』。手入れが簡単なことから人気があり、インテリアグリーンとして取り入れている人も多いでしょう。
『ピースリリー』とも呼ばれ、『清らかな心』という花言葉が付けられた、見た目も優雅な植物です。
しかし、スパティフィラムは毒性植物に分類されており、正しい知識を持たずに家に置くのは危険です。
NCPCのウェブサイトでは、次のように注意喚起しています。
誤って口の中に入れてしまうと、傷が付いて口内炎を発症してしまうほか、吐き気や嘔吐といった症状が出る場合があります。
命に関わるほどのリスクはないものの、安心して育てられる観葉植物とはいい難いでしょう。
小さな子供やペットがいる場合は、特に注意が必要です。
子供やペットがいる場合の対策
※写真はイメージ
好奇心旺盛な子供や、なんでも口にしてしまうペットにとって、観葉植物は時にリスクのある存在です。
うっかり口にしたり触ったりして健康被害を引き起こさないよう、次のような安全対策を取り入れましょう。
・子供やペットの手が届く場所に置かない。
・植物に触れた後は必ず手を洗う。
・動物が嫌がる匂いを近くに置く。
手が届かない高い棚や、吊り下げ型のプランターを活用すると安心です。また、鉢カバーやフェンスで囲うなど、物理的に触れにくくする工夫も効果的です。
触れた手で子供やペットに触れることで、思わぬ影響が出る恐れがあります。植え替えや水やりの後は、手に毒性の成分が残っている場合もあるため、必ず手洗いをしましょう。
スパティフィラムは美しく育てやすい観葉植物ですが、思わぬトラブルを避けるためには少しの知識と注意が必要です。
植物の特性を理解し、安心してグリーンライフを楽しめる環境づくりを心がけましょう。
[文・構成/grape編集部]