『ある会場』に軽装で集まる男女 イベントの正体に「ウソでしょ!」「日本と全然違う」
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ライターチーム『キジカク』で執筆活動をしている、うーかさん。
アメリカに12年、台湾に2年在住の経験があり、海外ならではの面白い話題を探すことを日課にしています。
そんなうーかさんが、実体験や友人のエピソード、クスッと笑えるユニークなグルメや驚きのカルチャーなどを紹介します!
人生最大のイベントともいえる結婚式。
一生の思い出になる日は、新郎新婦だけでなく、出席したすべての人が幸せな気持ちにさせてくれるものですよね。
日本ではおごそかに行われることが多い結婚式ですが、台湾ではどうやら少し勝手が違うよう。
今回は、台湾の結婚式の「そんなのありなの?」と思ってしまうエピソードを紹介します。
台湾の結婚式の様子
結婚式といえば日本では服装にマナーがあり、招かれた親族や友人は基本的には正装で参列します。
しかし台湾の結婚式では、かしこまった服装ではなく、普段着となんら変わりのないカジュアルな服装で参加してもよいそうです。
先日筆者の友人が結婚式に参列したので、写真撮影をお願いしました。
撮影された結婚式の様子がこちらです。
筆者の友人が参列した台湾の結婚式
ずいぶんとラフな服装のゲストが数人いるようです。
写真の左側に写る女性に関しては、真っ赤なジャケットを着ています。
その隣には、ポロシャツのような服装の男性も。なんとも自由なファッションですね!
ほかにも、ジーンズのような普段着の人がいても、違和感はないといいます。
台湾の結婚式では、余った料理は争奪戦!?
日本の結婚式では、おいしい食事が参列した人たちの楽しみでもありますよね。
実は台湾の結婚式で振る舞われる料理は、ビュッフェスタイルが基本です。
ビュッフェスタイルの台湾の結婚式
大皿で運ばれてきた料理をみんなで分けて食べるそうですが、驚くのはその後!
披露宴後、残った料理はみんなで持ち帰ることがあるそうです。
ひと昔前は、参列者自身でタッパーなどの容器を持ち込み、自分たちで好きなものを詰めて、お弁当のようにしていたのだとか。
昨今では結婚式場のスタッフが残った料理を箱に詰めて渡してくれることもあるといいます。
箱詰めにされたおいしい料理は争奪戦!自分が好きな料理を「我先に!」と、かばんの中に入れていく猛者もいるとのこと。
争奪戦が終わり、残った料理もウェイターが持ち帰りをすすめてくれるそうですが…「不好吃!(おいしくない)」といって断り、誰も持っていかないようです。
日本人の場合は、すすめられたらとりあえず持ち帰りそうですよね。
新郎が乗り越える過酷なイベントとは?
結婚式当日、新郎は『試練を乗り越えて新婦を迎えにいく』というイベントがあります。
その儀式がとってもユニーク!新郎がサイコロの出た目の数だけ腕立て伏せをしたり、1分間でできるだけたくさんの風船を膨らませたり、新婦に関してのクイズに回答したりなど、いろいろなことをします。
台湾の結婚式で行われる儀式の様子
以前行われた筆者の友人が参列した結婚式では、『マシュマロキャッチ』の儀式が行われました。『マシュマロキャッチ』とは、新郎の友人が投げたマシュマロを、新郎が口でキャッチするというもの。
しかし、そこで事件が…新郎は、何度やってもキャッチをすることができなかったのです。
そこで、「この儀式はなかったことにして、新郎の口にマシュマロをいっぱい入れよう」と代替案が出され、やや強引に解決していたとのこと。
写真はマシュマロキャッチができなくて、口いっぱいにマシュマロを詰められた新郎です!
台湾の結婚式は日本との違いがたくさんあって面白いですね!
機会があれば、ぜひ参加してみたいと思った人もいるのではないでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]