「人間生活と相容れないために…」 和歌山県で撮影された『お墓』の謎に迫る
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猫「飯だ。いくぞ」犬「おう!」 ご飯前の2匹の姿に「戦いに挑む前かな」「いい目をしてる」犬のこめたくんと、猫のうにちゃんと暮らす、飼い主(@chimaki0328)さん。 ご飯を食べる前の2匹の様子をXに投稿し、反響を呼びました。

ガラスが外れ、猫が通り始めて? 数日後の展開に「声出た」「笑いが止まらん」4匹の猫と暮らしている、みっひ(mimiguku7)さん。自宅のドアのガラス窓が外れたままにしていたら、猫が通るようになってしまったそうです。傷がつくことを心配した祖母がとった対策が?
しろあり やすらかに ねむれ
せいげつ(@seigetu_burari)さんがTwitterに投稿した石碑には、そのような言葉が刻まれています。
「やすらかに ねむれ」というワードから、お墓の可能性も考えられるでしょう。
しかし、この世にシロアリのお墓があるというのは、にわかには信じがたい事実ですね。
もう1つ注目したいのは、石碑に小さく刻まれた『日本しろあり対策協会』という文字。
せいげつさんが投稿した石碑との関連性について、協会にうかがいました。
謎の石碑の正体は…?
『日本しろあり対策協会』というのは、木造建築物のシロアリ被害などを防止する目的で結成された、50年以上の歴史を持つ協会です。
せいげつさんが投稿した石碑は、和歌山県の高野山にある『しろあり供養塔』。
人間生活と相容れないために駆除された、シロアリの供養を目的として、1971年に協会が建てました。
1975年からは、シロアリ防除に携わってきた功労者も一緒にまつるようになり、2023年3月現在で約120人が奉納されているとのこと。
また、高野山を参拝する多くの人たちがお墓を見ることによって、シロアリ問題の啓蒙につながる役割もあるそうです。
シロアリを供養するだけでなく、たくさんの意味が込められて建てられた、お墓なのですね!
[文・構成/grape編集部]