「人間生活と相容れないために…」 和歌山県で撮影された『お墓』の謎に迫る
公開: 更新:


飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「風刺が利いていて、ナイスな工作」 自由研究の内容に45万『いいね』夏休みの宿題の定番といえる、自由研究。文字通り、各々が興味のあるテーマについて『自由に』探求できる、よいきっかけといえるでしょう。さまざまなアイディア工作をXに投稿している@TaT12364250さんも、自身の『自由研究』を発表。作品には45万件以上の『いいね』が寄せられています。
しろあり やすらかに ねむれ
せいげつ(@seigetu_burari)さんがTwitterに投稿した石碑には、そのような言葉が刻まれています。
「やすらかに ねむれ」というワードから、お墓の可能性も考えられるでしょう。
しかし、この世にシロアリのお墓があるというのは、にわかには信じがたい事実ですね。
もう1つ注目したいのは、石碑に小さく刻まれた『日本しろあり対策協会』という文字。
せいげつさんが投稿した石碑との関連性について、協会にうかがいました。
謎の石碑の正体は…?
『日本しろあり対策協会』というのは、木造建築物のシロアリ被害などを防止する目的で結成された、50年以上の歴史を持つ協会です。
せいげつさんが投稿した石碑は、和歌山県の高野山にある『しろあり供養塔』。
人間生活と相容れないために駆除された、シロアリの供養を目的として、1971年に協会が建てました。
1975年からは、シロアリ防除に携わってきた功労者も一緒にまつるようになり、2023年3月現在で約120人が奉納されているとのこと。
また、高野山を参拝する多くの人たちがお墓を見ることによって、シロアリ問題の啓蒙につながる役割もあるそうです。
シロアリを供養するだけでなく、たくさんの意味が込められて建てられた、お墓なのですね!
[文・構成/grape編集部]