ニセモノのブランド財布を見た、お嬢様の同級生 「偽物じゃん!」とは言わずに…?
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※写真はイメージ
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クラシックバレエに専念するために一念発起して、地元のお嬢様が集まる女子中学校に通っていた筆者。入学後、しばらくして「あれ?なんだか場違いな学校にきちゃったかも…」と気付くことになりました。
当時を振り返りながら、同級生たちの生活水準の高さに驚かされたエピソードを紹介します。
入学説明会の当日、目にした驚きの光景とは?
中学受験をしたというと、「格式の高い家庭の娘さんか?」と思われそうですが、筆者が育ったのはごく普通の家庭。
庶民代表ともいえる筆者が、入学説明会に心踊らせながら参加した日のことです。
当日は、いつも運動場として使用されているグラウンドに臨時駐車場が作られ、そこに保護者の車が並んでいました。
見れば、列をなす車のほとんどが…外車。『BMW』『メルセデス・ベンツ』『VOLVO』など、そうそうたる高級車がズラリと駐車されています。
我が家の国産のファミリーカーが普通すぎて、逆に目立っていました。
※写真はイメージ
当時まったく英語ができず、高級車『ポルシェ』のつづりである『Porsche』すら読めなかった筆者。
「『ポーシュチェ』って、ボルシチみたいな名前の車があるんだね」と近くにいた同級生にいったところ、「あれはポルシェって読むんだよ!」と教えてもらいました。
そんな恥ずかしい思いをする中、始まった入学説明会。体育館に一歩足を踏み入れると、同級生とその保護者たちが座っています。
筆者の母親いわく、頭からつま先まですべて、『シャネル』や『フェンディ』など、高級ブランドで身を固めた親子がそろっていて、体育館に入るのをちゅうちょしたそう。
※写真はイメージ
一方の筆者は、頭からつま先まで『スーパーマーケットの2階の衣料品売り場』で、この日のために買いそろえた一張羅。
当時はまだ『シャネル』や『フェンディ』を知らない筆者は、意気揚々と体育館へ入っていき、母の心子知らずなのでした。
高飛車な同級生が多いのかと思いきや?
外車に乗り高級品で身を固めたお嬢様たちと、6年間学業をともにしていた筆者。
「一体どんな高飛車で嫌味な人がいるのか」と思われるかもしれませんが、少々田舎だったこともあってか、意外とおっとりとしたタイプの同級生が多かった印象です。
また、同級生たちは意外と庶民的な一面もあり、購買で買えるパンの一番人気は110円のピザパン。
ほかにも500円で買える唐揚げ弁当は、生徒の間で争奪戦が繰り広げられるほどの人気でした。
「こういうところはお嬢様でも同じなんだなぁ」と妙にほっとしたことを覚えています。
※写真はイメージ
ただし、持ち歩いている財布は、『ヴィトン』『シャネル』『グッチ』などのハイブランド。
安いパンやお弁当を買うその手には高級ブランドの財布…というのは、今思えば少し不思議な感じですね!
「ブランドの財布がほしい!」と両親にねだった結果
少々知恵が付き、高級ブランドの価値が分かってきた頃、筆者は憧れの「『ヴィトン』の財布が欲しい!」と母親におねだりしてみました。しかし、「あんたにいくらかかってるの思ってるの!」の一声で却下。
仕方なく父親にねだってみると、なんとあっさり買ってくれました!
確実にニセモノの『メイドインチャイナ』と思われる『ヴィトン』の財布を…。
あきらかにニセモノで、形も本物と比べると妙です。しかし、せっかく買ってもらい、一応『ヴィトン』と書いてあるので、楽天的な筆者は「これでいっか!」と翌日から気にせず持ち歩いていました。
数日後、筆者の『チャイナヴィトン』に気付いてしまったクラスメートたち。
「お財布かわいい!『ヴィトン』の新作?見たことない!」と無邪気に聞かれ、思わず「お父さんが買ってきたから分かんない!」といって、ごまかしました。バレなかったのでセーフということにしましょう…。
※写真はイメージ
格式は高いけれど、嫌味もなく意外と庶民派な面もある友人に恵まれた筆者。
おかげで卑屈になることもなく、すくすくと教養のある女性に成長できたのでした…。
[文/キジカク・構成/grape編集部]