小学生に『好きな色』を聞かれた全盲の先生 返ってきた言葉に「素敵」「こんな人になりたい」
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「好きな色はなんですか?」
そのように質問をすると、赤や青、緑など、いろいろな返答が予想されます。
この世界に多くの色が存在する以上、きっと各々1つは『好きな色』があることでしょう。
しかし、見えている世界は人によって異なるものです。
小学生に『好きな色』を聞かれた、全盲の先生は…
子どものころのエピソードをTwitterに投稿したのは、ぬり(@gohanmegunde)さん。
小学2年生だった投稿者さんは、ある日、交流先の盲学校で先生に「好きな色はなんですか?」という何気ない質問をしました。
しかし、先生は答えに困ってしまいます。先生は生まれつき全盲なのです。
「うーん、私は一度も色というものを見たことがないので…」
まだ幼かった当時の投稿者さんは、『全盲』がどういうことかよく分かっていなかったのでしょう。
投稿者さんからの問いに先生はそう返し、考えを巡らせました。そして、こういったのです。
「でも、知る限りでは青が好きです。海と空の色だそうなので」
この出来事から「自分の中の『当たり前』は人の当たり前と違う」ということ。そして、「人はそれぞれ別の『自分の世界』で生きている」と知った投稿者さん。
当時を振り返り、先生に対して「こういうふうに相手に接することができる人になりたい」と思ったといいます。
投稿に対し、多くの人から「なぜか分からないけど、先生の言葉が胸にしみた」「なんて美しく、素敵な回答なんだろう」といったコメントが寄せられました。
きっと、先生の世界に広がる青色は、どの空や海よりも美しい色をしていることでしょう。
[文・構成/grape編集部]