grape [グレイプ] lifestyle

飛行機の非常口間近に座ったら? 緊急脱出の時に『やらないといけないこと』に「緊張する」

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

※写真はイメージ

飛行機に乗る時、どのように座席を選んでいますか。

人によっては、景色重視で外が見やすい席や、トイレに近い席など、優先したいことによって選ぶことがあるようです。

「ゆったり座りたいから、足元が広い非常口通路の後ろの座席にしてみよう」

飛行機の座席表を見て、そう考える人もいるでしょう。

しかし、その『非常口座席』に座るには、ある条件を満たさねばなりません。

非常時に、他の客が脱出するのを『援助する側』に!

国土交通省の通達により、国内すべての航空会社は『運航規程審査要領細則(運航課長通達)』に則り、緊急脱出時の援助者を事前に確保することになっています。

そのため、『非常口座席』に座れる客は、満15歳以上で、客室乗務員と協力して脱出援助ができる人などの、諸条件を満たしている必要があるとのこと。

非常時の具体的な指示は、主にこちらの5点です。

1.客室乗務員が非常口を完全に開放するまでの間、他のお客さまを制止すること

2.客室乗務員の指示に従い、機外が安全であることを確認して、非常口ドアを操作し開放すること

3.脱出スライドが膨らんだ後、他のお客さまを速やかに脱出させること

4.脱出スライドまたは脱出口下において後から脱出する他のお客さまを援助すること

5.速やかに機体から遠くへ離れて避難するよう声をかけること

上記以外にも必要に応じて、客室乗務員が指示させていただくこともあります。

JAL ーより引用

『非常口座席』に着席すると、客室乗務員から改めて非常時の協力について確認されることも。

また、シートポケットには「非常口座席のお客様へ」と書かれた説明書などが入っているため、いざという時を考えて緊張する人も少なくありません。

一方、「『非常口座席』に座ったからには、みんなの命は自分が守る」と使命感をもって説明書を熟読する人も一部いるようで、SNS上では称賛の声が寄せられていました。

『非常口座席』を選ぶ時は、足元が広いというメリットだけでなく、非常時のことも考慮に入れておきたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
JAL

Share Post LINE はてな コメント

page
top