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「なぜか帽子が似合わない…」には理由があった! プロに帽子探しのポイントを聞く

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「自分は帽子が似合わない」という人は意外に多いようです。ただ、似合う・似合わないは自分が思っているだけかもしれません。

帽子の似合う・似合わないはなぜ起こるのか、帽子が似合うためにどうすればいいのかを、東京都中野区の商業施設『中野ブロードウェイ』にある『タムラ帽子店』の田村達郎店長にうかがいました。

1950年創業『タムラ帽子店』の田村店長は、帽子選びのプロ中のプロです。

帽子の似合う・似合わないのはなぜか

最初に結論を書いてしまいますが、帽子が似合う・似合わないは、実は『帽子の選び方』に問題があるのでないかと思われるのです。

みなさんは帽子を買う時に、どのように選んでいますか。実際に被ってみて、サイズが合っているかどうか、自分の着る服に合うかどうかまでを想定し、鏡を見て確認しているでしょうか。

田村店長にうかがったところ、このような回答がありました。

『帽子は靴のように選ぶのがいい』といわれます。みなさん靴を選ぶ時には、その靴を『どんな状況で、何を着ている時に履くのか』を想定しているでしょう。

例えば、ランニングの時に履いて、上はタンクトップで下は短パンとか。しかし、帽子を被る時に、そのようなことを考える方は意外と少ないように思います。

つまり、自分に似合う帽子を選ぶ時には、『その帽子を被るシチュエーション』『洋服・着ているもの』まで想定して似合うかどうかを考えないと失敗しがちなのです。

※写真はイメージ

極端な話、会社に出勤する際の格好として、ビジネス用のスーツ姿にキャップではやっぱり似合わないのです。

個性的な例として、トランプ前大統領のように背広でド派手な赤いキャップをかぶるという人もいますが、あれは人の注目を集めるための選挙用ということで『変わっている』という点に意味があります。

「このファッションに似合うのは?」と考えて選ぶ!

田村店長によれば、「洋服・何を着ているのかに合わせて帽子を選ぶ。これが基本」とのこと。

例えば、カジュアルなスタイルの時、「自分の持っているワードローブには〇色が多いから…」と、頭に思い描きながら帽子を選ぶべきなのです。

続けて田村店長からは、このようなアドバイスがありました。

一番いいのは、『この服を着ている時に被る帽子を選ぶ』という選び方かもしれません。実際にその服を着てショップに行き、帽子を被ってみれば分かりやすいですね。

また、帽子を選ぶ際には、帽子に詳しい人と一緒に行くか、帽子に詳しそうな店員さんに相談するのがいいでしょう。

実際に被ってみよう!

帽子を実際に被ってみるのも大事です。ハチマキを巻く部分である、頭の鉢のサイズを自分で理解している人はほとんどいないでしょう。靴なら「〇cm」とすぐに答えられるのに、これはちょっと悲しい話です。

ただ、サイズが分かっていても被ってみないと実際にはフィットするか分かりません。これは靴も同じでしょう。

田村店長によると、このような探し方をするとよいそうです。

一般的には、被った時に耳から指2、3本分ぐらいのところで止まる帽子がよいとされますが、あんまり頭が締め付けられるのは嫌とか、しっかり締まっているのが好きなど、みなさん好みがあるでしょう。やはり実際に被ってみることをお勧めします。

最近ではアジャスター付きの、サイズと締め付け具合を調整できる帽子も

『似合う帽子』を選んでいないから、似合わない!

というわけで、ポイントを押さえて自分に似合う帽子を選ぶのが第一です。田村店長は「帽子の似合わない人というのは、いないと思いますよ」といいます。

つまり、自分に似合う帽子を選んでいないから「似合わない」と感じるのです。

では、自分に似合う帽子をどう選ぶかですが、男性の場合は自分の顔の形を基に選ぶという方法もあります。

・面長の顔の人は、高さのある帽子。

・丸顔の人は、丸い形の帽子。

・角型の顔の人は、四角い帽子。

※上記を目安にすると、似合うことが多いそうです。

田村店長によれば「あくまでも1つの目安」とのことですが、男性のみなさんは参考にしてみてください。

女性の場合には「顔を小さく見せたいのであれば、幅広のつばを持つ帽子を選ぶ」のがいいそう。小顔効果が期待できるとのことです。

続けて、帽子選びにおいて、このようなアドバイスもいただきました。

クラウンの形やつばの形など帽子のシルエットや被り方によっては、よくも悪くも顔の形を強調してしまいます。『顔が小さく見える帽子を選ぶ』のがお勧めですね。

簡単に言うと、帽子のシルエットが大きく見える帽子は、顔が小さく見えるので似合いやすく、逆に帽子のシルエットが小さく見えると似合いにくいのです。

帽子を選ぶ際には、実際に被って、被り方によってどう見えるのかを確認するのがお勧めです。

自分で判断がつかない時は、帽子専門店で田村店長のようなプロからアドバイスをもらうのがいいでしょう。

帽子の似合う人になる三原則

最後に、田村店長からいただいたアドバイスをまとめます。

1.帽子選びは『洋服・何を着ているのか』を重視!靴と同じでコーディネートを考えましょう。

2.自分の顔の形に合う帽子を選ぶ!似合う帽子を被れば、違和感はなくなるはずです。

3.顔が小さく見える帽子を選ぶ!実際に被って鏡で確認しましょう。

特に1がポイントです。田村店長によれば「8~9割は着ている洋服に合った帽子かどうかで決まります」とのこと。

読者のみなさんも、「自分は帽子が似合わない」とがっかりするのではなく、自分の洋服に合った帽子を被るのがいいのです。これができれば、きっと「その帽子、似合ってるね」といわれるようになりますよ!

この記事を読んで新しい帽子がほしくなったら、ぜひ『タムラ帽子店』に足を運んでみてくださいね。


[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]

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