これぞトイレ掃除の完全版! TOTO直伝のコツに「いいこと聞いた!」「すぐやってみる」
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- 出典
- 消費動向調査
多くの人が家庭で使っているであろう温水洗浄便座。
日本では一般家庭のトイレ、公衆トイレに普及が進んでおり、2023年の内閣府の消費動向調査(消費者態度指数)によれば、2人以上の世帯における普及率は81.7%だそうです。
そこで気になるのは日々の掃除の仕方です。みなさんは新たなデバイスが追加されたトイレをうまく掃除できているでしょうか。
本記事では、温水洗浄便座の代表格である『ウォシュレット』(※)でおなじみ、TOTO株式会社(以下、TOTO)にトイレ掃除のお勧めの方法について取材しました。
※『ウォシュレット』はTOTO株式会社の登録商標。
トイレ掃除は「汚れになる前に!」が鉄則
TOTOによれば、「トイレは汚れになる前に掃除をするのがお勧め」とのこと。
「使うたびに手の届く範囲をさっとひと拭きしたり、水を流しながらトイレブラシでこすったりといったことを習慣にしてしまうのがいい」そうです。
「特にこぼれた小水は乾くと悪臭の元になるので、すぐ拭き取るのがお勧め」とアドバイスがありました。
そもそもトイレの汚れとは、どのようなものがあるのかをご存知でしょうか。
以下のようなものが挙げられるそうです。
【主なトイレの汚れ】
・タンク回り:水あか、ほこり、金属石けん(石けんかす)など。
・便ふた:小水のしみなど。
・便座の表側:皮脂の汚れなど。
・便座の裏側:小水のしみなど。
・便器の内側:カビ、バクテリア、小水が固まって石化した尿石など。
・便器の周辺:小水のしみなど。
お勧めのトイレ掃除の方法!
では、これらの汚れを落とすには、どのような掃除方法がよいのでしょうか。順番にチェックしていきましょう。
トイレの各部の名称がよく分からないという人は、TOTOのウェブサイトを参考にしてください。
トイレのしくみ
便器
中性洗剤をトイレ用ブラシに付け、便器の内側と縁裏をこすり洗いします。届きにくい場合は靴用ブラシを使って、傷付けないように優しく洗いましょう。
縁裏は水でぬらして固く絞った布に中性洗剤を付けて拭いてもよいそうです。
トイレ用ブラシやスポンジでこすり洗いした後、便器の内側と縁裏を水洗いします。
※写真はイメージ
水あかなど汚れがひどい場合には、止水栓を閉めて電源プラグを抜き、クリームクレンザーを水あか部分に直接かけます。なお、クリームクレンザーは、こすり過ぎると素材が傷付いたり、光沢が変わったりすることがあるので注意してください。
ラップフィルムを使ってこすり洗いした後、トイレ用ブラシやスポンジで水洗いしましょう。最後に止水栓を開けてプラグを差し込みます。取り扱い説明書を確認のうえ、作業してくださいね。
ちなみに、便器の内側にある吐水口周りが汚れた場合には、歯ブラシなどでこすり洗いするとよいそうです。
温水洗浄便座本体
水でぬらして固く絞った柔らかい布で便座の表面を拭きます。同様に便ふたの表裏と便座の裏側も拭きます。
汚れがひどい場合には、水でぬらして固く絞った柔らかい布に台所用の中性洗剤を付けて拭き、そのあと水拭きをしましょう。
※写真はイメージ
便器と温水洗浄便座本体のすき間
便器と温水洗浄便座本体の間は小水が入り込んで黄ばんだ汚れが付き、悪臭の原因になりやすいところです。時間がある時に温水洗浄便座を外して、掃除するのがお勧め。
外し方と取り付け方は取り扱い説明書を確認しましょう。商品によっては着脱不可の場合があります。
水でぬらして固く絞った柔らかい布に台所用中性洗剤を付けて拭き、そのあと水拭きします。細かいところは綿棒を使いましょう。
※写真はイメージ
ノズル
ノズル掃除機能付きのものは、電源を入れて『ノズルそうじ入/切』スイッチを押し、ノズルを出します。
通常は水拭きで十分ですが、汚れがひどい場合には、水でぬらして固く絞った柔らかい布に台所用の中性洗剤を付けて拭き、そのあと水拭きします。
掃除が終わったら、スイッチを押してノズルを収納してください。
※写真はイメージ
脱臭フィルター
電源プラグを抜き、まずは脱臭フィルターを取り外します。脱着の方法は取扱説明書を参照してください。
通常は歯ブラシなどで水洗いし、取り付け前に水気を切ります。掃除が終わったら、再び脱臭フィルターを取り付け、電源プラグを差し込みましょう。
汚れや目詰まりがひどい場合は、交換することをおすすめしているそうです。部品交換については取り扱い説明書やメーカーのウェブサイトでよく確認して購入してください。
便器に黄ばみや輪じみができてしまった場合
まず、洗面器などに中性洗剤を入れてキッチンペーパーを浸し、汚れの部分にキッチンペーパーを貼り付けて3分ほどおきます。
この時、温水洗浄便座のプラスチック部分には付けないように注意してください。
キッチンペーパーを外して、ブラシでこすり洗いし、洗剤成分を流します。この時、キッチンペーパーは詰まりの原因となるので、トイレに流さないでください。
それでも汚れが落ちない時は、割り箸に布を巻いたものに中性洗剤を付けて、少しずつこすって落とし、仕上げに水を流しましょう。
※写真はイメージ
汚れになる前に掃除をするのが基本とのことなので、『使うたびに手の届く範囲をさっとひと拭き』などを習慣づけるのがいいですね。
今回ご紹介した掃除方法を実践して、いつもきれいなトイレになるように心がけてください。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]