洗剤や漂白剤の『まぜるな危険』を無視すると? 「そういうことか…」「絶対ダメ」
公開: 更新:

※写真はイメージ

ポケットティッシュはそのままカバンに入れないで! 持ち運び方に「正解コレ」ポケットティッシュがカバンの中で潰れてボロボロになっていたという経験は誰しもがあるのではないでしょうか。ポケットティッシュをグシャグシャにならずに持ち歩ける裏技を紹介します。

ペットボトルの底に磁石を入れて? 3時間後の結果に「次からコレ!」洗ったペットボトルを乾かす時、中だけがなかなか乾かず困ったことはありませんか。この悩みは、身近な『ある物』を使うとすっきり解決できます。牛乳パックを乾かす時にも使えるアイディアなので、ぜひチェックしてください。
- 出典
- KAO
シンクや洗面台のぬめり落としや、洋服に付いたしみや黄ばみ取りに欠かせない塩素系洗浄剤と、お風呂掃除とトイレ掃除に欠かせない酸性洗浄剤には、パッケージに「まぜるな危険」と目立つように書かれています。
ほかの洗浄剤にも使用上の注意が書かれていますが、なぜ塩素系洗浄剤と酸性洗浄剤はあれほどにまで大きく書かれているのでしょうか。
キッチン泡ハイターやパイプハイター 高粘度ジェルなど、数々の洗浄剤を販売する花王では、この「まぜるな危険」の理由を紹介しています。それは、単なる注意書きではなく、本当に危険な内容でした。
混ぜると塩素ガスが発生する
塩素系洗浄剤は、強アルカリ性の「次亜塩素酸ナトリウム」が主成分です。一般的なアルカリ性洗剤と酸性洗剤を混ぜると、中和作用により洗浄効果が薄まります。塩素系洗浄剤はアルカリ性なので、同じことになるように感じるかもしれません。
しかし、塩素系洗浄剤と酸性洗浄剤の場合は、混ざることで「塩素ガス」を発生させます。これが「まぜるな危険」の理由です。
塩素ガスには独特の刺激臭があり、目やノド、鼻に強い刺激を与えます。吸い込むことで気分が悪くなったり、場合によっては目や口腔内、呼吸器系の組織を腐食させたりするなど、人体にとても有毒です。
危険なのは、酸性洗浄剤と混ざった時だけではない
食酢やアルコール、同じ塩素系洗浄剤と混ざった場合や、大量の生ゴミに洗浄剤がかかった場合も塩素ガスが発生することがあります。酸性洗浄剤を混ぜないから大丈夫と思わず、使用上の注意をよく読んでから使用するようにしましょう。
塩素系洗浄剤を使う時は、必ず換気をする、手袋やマスク、眼鏡をすることが大切です。万が一目に入ってしまった、皮膚に付いてしまった時は、すぐに水で洗い流しましょう。
また、水素ガスが発生してしまった場合は「すぐに換気」をします。これ以上ガスが発生しないように、洗浄剤が混ざった箇所を水で洗い流すことも大切です。ガスを吸い込んでしまった、気分が悪くなったという場合は、早めに病院で診てもらいましょう。
使い慣れている洗浄剤であっても、身の回りにある意外なものと組み合わさることで危険を招く恐れがあります。初めて使う場合は特に、注意表示を必ず確認するようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]