災害時にも役立つSNS しかし使い方を誤ると…?
公開: 更新:
セブン-イレブンが『カスハラ対策』を実施 店員の名札を… 「いい判断」「もっと浸透して」『客』という立場を利用し、従業員に横柄な態度をとったり理不尽な要求をしたりするケースが後を絶ちません。 そういった行為は『カスタマーハラスメント(通称:カスハラ)』といわれ、接客業を中心にさまざまな職種で問題になっていま...
『アコム』の新CMにさまざまな意見 「シンプルに嫌すぎる」「別にアリだろ」2024年9月12日から、消費者金融業を営むアコム株式会社は、新CM『Acom Stories #01「妹の結婚式」篇』を放映開始しました。YouTubeに公開されたCMは、同年10月現在、1000万回再生を超え、大きな注目を集めています。
大地震や集中豪雨など、災害が発生した際には『情報』が重要。
多くの人々がテレビやラジオ、インターネットなどを通じて、被害状況や役立つ情報を手に入れようとします。
しかし、多くの情報が飛び交う中、真実ではない情報もあることには注意しなければなりません。
災害時のフェイクニュース 3人に1人は信じてしまう?
安全靴や作業着などを販売する通販サイト『ミドリ安全.com』が行ったアンケート調査によると、世代によって情報収集の仕方が大きく異なることが分かりました。
『緊急災害発生時に情報を得ているメディア』は、全体としてはテレビが57.5%ともっとも高い結果となりましたが、年代が若くなればなるほどX(旧Twitter)の割合が高くなっています。
特に、いわゆる『Z世代』である18~28歳に関しては、テレビよりもSNSで情報を収集する人が多いようです。
クリックすると画像を拡大します
テレビやラジオと異なり、Xを始めとするSNSは、自分に必要な情報だけを絞り込んで手に入れることができます。
多くの人が当たり前にスマホを持っている今、もっとも早く情報が出回るのはSNSであることは間違いないでしょう。
一方で「災害時のフェイクニュースを信じてしまったことがあるか」という質問では、全体の約3割の人が「信じてしまったことがある」と回答。
中でもSNSでの情報収集を主としているZ世代が45.6%と高い傾向にありました。
クリックすると画像を拡大します
2016年に発生した熊本地震の際には、SNSにて「地震のせいで、動物園のライオンが逃げた」という偽情報が拡散。
結果、熊本市動植物園に問い合わせが殺到する事態となり、投稿した人物は業務を妨害した疑いで逮捕されました。
SNSには、誰でも気軽に情報発信ができるぶん、このような事実とは異なる『フェイクニュース』も多く飛び交っているのです。
偽情報に引っ掛からないために
正しく使えば、災害時にも非常に役立つSNS。しかし、情報技術が発達するにつれ、『フェイクニュース』も巧妙化しています。
自然な写真加工などにより、パッと見でフェイクだと見抜くのは非常に難しいでしょう。
だからこそ、重大な情報を発見した際には、鵜呑みにするのではなく、発信元が信頼できるか、複数のメディアで発信されているかなど、一度立ち止まって、真偽を精査することが大切です。
2023年は関東大震災から100年の節目の年。各家庭で今一度、防災グッズの備えや、非常時に頼る情報源などを見直してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]