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災害時にも役立つSNS しかし使い方を誤ると…?

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

大地震や集中豪雨など、災害が発生した際には『情報』が重要。

多くの人々がテレビやラジオ、インターネットなどを通じて、被害状況や役立つ情報を手に入れようとします。

しかし、多くの情報が飛び交う中、真実ではない情報もあることには注意しなければなりません。

災害時のフェイクニュース 3人に1人は信じてしまう?

安全靴や作業着などを販売する通販サイト『ミドリ安全.com』が行ったアンケート調査によると、世代によって情報収集の仕方が大きく異なることが分かりました。

『緊急災害発生時に情報を得ているメディア』は、全体としてはテレビが57.5%ともっとも高い結果となりましたが、年代が若くなればなるほどX(旧Twitter)の割合が高くなっています。

特に、いわゆる『Z世代』である18~28歳に関しては、テレビよりもSNSで情報を収集する人が多いようです。

テレビやラジオと異なり、Xを始めとするSNSは、自分に必要な情報だけを絞り込んで手に入れることができます。

多くの人が当たり前にスマホを持っている今、もっとも早く情報が出回るのはSNSであることは間違いないでしょう。

一方で「災害時のフェイクニュースを信じてしまったことがあるか」という質問では、全体の約3割の人が「信じてしまったことがある」と回答。

中でもSNSでの情報収集を主としているZ世代が45.6%と高い傾向にありました。

2016年に発生した熊本地震の際には、SNSにて「地震のせいで、動物園のライオンが逃げた」という偽情報が拡散。

結果、熊本市動植物園に問い合わせが殺到する事態となり、投稿した人物は業務を妨害した疑いで逮捕されました。

SNSには、誰でも気軽に情報発信ができるぶん、このような事実とは異なる『フェイクニュース』も多く飛び交っているのです。

偽情報に引っ掛からないために

正しく使えば、災害時にも非常に役立つSNS。しかし、情報技術が発達するにつれ、『フェイクニュース』も巧妙化しています。

自然な写真加工などにより、パッと見でフェイクだと見抜くのは非常に難しいでしょう。

だからこそ、重大な情報を発見した際には、鵜呑みにするのではなく、発信元が信頼できるか、複数のメディアで発信されているかなど、一度立ち止まって、真偽を精査することが大切です。

2023年は関東大震災から100年の節目の年。各家庭で今一度、防災グッズの備えや、非常時に頼る情報源などを見直してみてはいかがでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

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