パンの表面にはなぜ白い粉が? 製造企業の解説に「知らなかった」「そういうことか」
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※写真はイメージ

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- 出典
- 山崎製パン公式サイト
コンビニやスーパーで購入した袋入りのパン。「表面や底面に何か白い粉のようなものが付着している…」と思ったことはありませんか。そのまま口にしてもいいものなのか、悩んでしまいがちです。
白い粉の正体や製品としての安全性について、数多くの人気パンを製造中の山崎製パン公式サイトより紹介します。
白い粉の正体とは
開封したばかりのパンの表面や底面に付着している白い粉は、小麦粉です。山崎製パンによると、「手粉」と呼ばれているのだそう。
自分の手でパンを作ってみると分かるとおり、こねてから成形までの生地がベタベタとくっついてしまうものです。パンを作るための機械や生地運搬のためのコンベアに付着するのを防ぐため、表面に小麦粉がまぶされています。
気になる安全性についてですが、小麦粉なので口に入れてもまったく問題はありません。ごく少量の小麦粉であれば、パンの食感や味に影響を及ぼすこともないでしょう。「製造過程において発生し得るもの」という認識を持っていれば、いざ食べる時になって慌てることもありません。
小麦粉が付着しているパンとしていないパンの違いとは
スーパーやコンビニで購入したパンのすべてに、小麦粉が付着しているわけではありません。山崎製パンによると、これは「手粉のほとんどは生地になじみ、見た目にはなくなる」ためです。
小麦粉はパン生地にもともと使われている材料の1つ。手粉をまぶしてからパンが焼き上がるまでに、自然と生地に吸収され目立たなくなるというわけです。
一方で、ごくまれに発生するのが「手粉が生地になじまないままパンが焼き上がってしまう」というケースです。パンの表面や底面に白い粉が付着している製品は、こちらのケースに当てはまります。
また数あるパン商品の中には、見た目をより美しく仕上げるため、あえて焼き上げ前に小麦粉をまぶしているものも。もちろんこちらも、そのまま食べて大丈夫です。
パンの表面が白っぽくなっていると、「もしかしてカビが生えているのでは…」と不安に感じがちです。とはいえ、そのほとんどは製造段階で付着した小麦粉ですから、そのまま口にしても大丈夫でしょう。小麦粉とカビを見た目で判断できない場合は、臭いや味の変化に注目してみるのがおすすめです。パンの表面が白っぽくなる原因を正しく把握し、おいしいパンを楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]