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賞味期限が過ぎたケーキが食べられる期間は種類による! 保存方法や注意点も紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「ケーキの賞味期限が過ぎてしまったけれど、何日までなら食べられるかな」「ケーキを作ったけど、食べきれないから冷蔵保管したい」「ケーキは冷凍保存したら日持ちするのかな」とお悩みの人は多いのではないでしょうか。

賞味期限が書かれているケーキならば、少し過ぎても食べることはできます。ただし、ケーキの種類によっては期限を過ぎたら食べないほうがいいものも。また、冷蔵庫への保存が適切でないと、おいしく食べられなかったり腐らせてしまったりする可能性もあるので要注意です。

そこで本記事では『ケーキをおいしく食べるための保存方法』について解説します。賞味期限を過ぎても食べられる日にちの目安も分かる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

賞味期限切れのケーキが食べられるかは種類による

カフェでケーキを食べている写真

賞味期限は、もっともおいしい状態で食べられる期間を示しているので、期限を過ぎたからといって食べられないわけではありません。

似た表記に消費期限があります。消費期限の場合は、安全に食べられる期間を表示しているので、過ぎているケーキは食べずに処分しましょう。

賞味期限が切れたケーキでも、2日までなら食べられるといわれています。ただ、ケーキの種類や品質の状態によって異なります。

例えば、生クリームやフルーツがのっているケーキは気を付けてください。生クリームは劣化が早く、フルーツは腐りやすい特徴があるので要注意です。

生クリームが多く使われているショートケーキや、フルーツがのったタルトは消費期限が示されていることがあります。

この場合は、期限が切れたら食べるのは避けましょう。賞味期限が書かれている場合でも、作られた当日や翌日までとおいしく食べられる期間が短いので、購入する際によく確認しましょう。

また、ケーキは保存方法も重要です。密閉できる容器にケーキを移し、設定温度が2~3度になっている冷蔵庫に保存しましょう。

ケーキの種類や品質の状態にもよりますが、適切な保存方法を心がければ、賞味期限から2日過ぎても食べられることもあります。

冷凍保存すれば1か月は日持ちする

アイスクリームの写真

ホールケーキや、大きいサイズのケーキを作った際に食べ切れない時は、冷凍保存がおすすめです。冷凍保存は、ケーキの鮮度と風味を保つ効果的な保存方法だからです。

ケーキが大きい場合は、適切な大きさにカットして、個別にラップで包みましょう。

ラップで包んだケーキをタッパーなどの密閉容器に入れて、冷凍庫で保管すれば1か月は日持ちします。ラップで包んで密閉容器で保存すれば、ケーキに空気や冷凍庫の臭いが付くのを防ぐ効果もあります。

ただ、冷凍しても鮮度は少しずつ落ちるため、なるべく早く食べるようにしましょう。1か月はあくまで目安の期間なので、それ以上の保存はおすすめしません。冷凍保存したケーキを解凍する時は、冷蔵解凍で約6時間が目安です。

冷凍保存を活用すれば、食べきれなかったケーキを無駄にせず、約1か月間保存ができるでしょう。

ケーキごとに賞味期限は違う!種類ごとに紹介

種類豊富なケーキの写真

種類ごとのケーキの賞味期限を6つ紹介します。

生クリームやフルーツを使用したケーキは、賞味期限が当日に設定されているものが多いです。ガトーショコラやパウンドケーキなどは、しっかりと火を通してあるので、賞味期限は3日以上と長めです。それぞれのケーキの特徴と、賞味期限を解説します。

ショートケーキ

ショートケーキの賞味期限は、作った当日です。ショートケーキは、生クリームやフルーツが入っているため劣化が早く、ほかのケーキと比べておいしく食べられる期間が短いからです。特にシロップ漬けのフルーツがのっている場合は、日持ちしないので早めに食べましょう。

その日のうちに食べる時も、冷蔵庫に入れる際は、ラップでしっかり包んで密閉容器で保存しましょう。冷凍保存すると、生クリームの風味や質感がかわるため、冷蔵保存してその日のうちに食べるのがおすすめです。

フルーツや生クリームがのっているケーキ類は、保存方法には充分に気をつけて、なるべく早く食べるようにしましょう。

チーズケーキ

ベイクドチーズケーキと、レアチーズケーキの2種類があります。チーズケーキの種類によって、賞味期限は異なります。ベイクドチーズケーキは賞味期限が4日、レアチーズケーキは3日が目安です。

ベイクドチーズケーキは、しっかりと火を通しているのに対し、レアチーズケーキは火を通さずに作られているので、賞味期限にも違いが出ます。ただ、生クリームやフルーツが載っているものは、当日中に食べましょう。生クリームやフルーツは劣化が早いからです。

チーズケーキは、火を通しているかで賞味期限はかわってきます。

パウンドケーキ

オーブンでしっかりと焼いて作るパウンドケーキは、常温保存で賞味期限は1週間ほどです。ただ、フルーツが入っている場合は、当日を目安に食べきりましょう。

ブランデーや洋酒漬けのドライフルーツ入りの物は、比較的日持ちしますが、それでも1週間以内を目安に食べ切るのがいいでしょう。水分が飛んで乾燥したり、熱さでカビが生えたりする可能性があるからです。

パウンドケーキの特徴は、時間を置くと水分や中のバターが生地全体に馴染み、おいしくなること。バターが馴染みやすい常温保存がおすすめですが、夏場など気温や湿気が高い場合は冷蔵保存しましょう。

しっかりと焼いて作るので、ほかのケーキと比べて賞味期限が長いのがパウンドケーキの特徴です。

フルールタルト

タルトは、生クリームや果物を使っていることが多いため、賞味期限は作った当日です。ショートケーキと同様に、生クリームは劣化が早く、フルーツは痛みやすいため当日中に食べ切るのがいいでしょう。

購入したフルーツタルトを食べる際は、数時間以内に食べきるのが望ましいです。翌日以降に残す場合は、食べる時に味見をしましょう。フルーツや生クリームが多めに使われているタルトだからこそ、ほかのケーキと比較して賞味期限は短いです。

ガトーショコラ

ガトーショコラの賞味期限は、4日が目安です。生クリームも果物も使用せず、よく熱を通したケーキなので、賞味期限は比較的長いです。

パウンドケーキと同様に、作った日から1日置くと水分がケーキの中で均等になるのでおいしく食べられます。1日置いたほうがおいしく食べられますが、4日を目安に食べきりましょう。

アイスケーキ

アイスケーキは、賞味期限の記載はありません。冷凍保存が前提となっているからです。ただ、冷凍保存でも風味が劣化するので、1週間以内を目安に食べ切りましょう。

マイナス18度以上の冷凍保存でも、少しずつ品質は劣化します。冷凍保存だからといって長期保存せず、なるべく早めに食べましょう。

手作りかお店で購入したケーキかで賞味期限はかわる

ケーキにデコレーションしている写真

手作りケーキの賞味期限は翌日までで、購入した物に関しては当日中を目安に食べましょう。手作りとお店で購入したケーキの賞味期限について、それぞれ解説します。

手作りケーキの賞味期限は製造日から翌日

手作りケーキの賞味期限は、作った翌日までです。冷蔵保存しても、素材の風味や手作りならではの味わいを翌日でも楽しめます。

ガトーショコラやパウンドケーキは、1日置くことで水分が均等に生地に行き渡ります。半分は作った時に食べ、残りの半分は翌日に食べると味の変化を楽しめるでしょう。

ケーキの種類にもよりますが、安心して食べたいならば、手作りの際は翌日までを目安に食べ切るのがおすすめです。

お店で購入したケーキの賞味期限は作った翌日まで

お店で購入したケーキの場合は、賞味期限は翌日までです。賞味期限が翌日に設定されている理由は、ケーキがもっともおいしい状態で食べられる時間を、お店側で逆算して提供しているからです。

また、お店で購入するケーキは、生クリームや果物が多めに入っているので、早めのほうがおいしく食べられます。お店も鮮度や風味を重視しているので、新鮮な状態を楽しむためにも、購入してから数時間以内がおいしく食べられるでしょう。

賞味期限が過ぎてもケーキをおいしく食べるにはタッパーで保存する

タッパーに食材を入れて冷蔵保存している写真

タッパーは、密閉性が高いので冷蔵庫で保存する際に、空気や湿気から守ってくれます。ケーキが乾燥すると、味や風味がかわり品質が劣化します。保存する際は蓋を下にして、その上にケーキをのせると安定して保存しやすいです。

タッパーに入れたら、冷蔵庫の温度は2~3度、冷凍保存ではマイナス18度以下と適切な温度に設定しましょう。

適切な温度で保存すると、品質の状態を保ち賞味期限が過ぎてもおいしく食べられます。ラップで包んでからタッパーに入れて保存すると、より鮮度を損なわずに食べられるでしょう。

賞味期限が切れたケーキを保存する際の注意点4つ

お皿に盛ったものを食べようか悩んでいる写真

賞味期限が過ぎてもケーキは食べられますが、注意点が4つあります。

保存方法が適切でないと、ケーキの乾燥や、食中毒を招きます。おいしく安心してケーキを食べるために、ぜひご覧ください。

1.ホールケーキは切り分けてタッパーで保存する

大きいサイズのケーキは、切り分けて保存しましょう。切り分けて小分けにタッパーで保存すれば、冷蔵庫内に冷気が均等に行き渡り、適切な温度で保管できます。

また、タッパーで保存すると、空気や湿気から守り、ケーキの乾燥を防げるのもメリットです。小分けにして密閉容器で保存すれば、ケーキが劣化するのを防げるでしょう。

2.解凍したら早めに食べる

ケーキは冷凍保存できます。サイズが大きく、しばらく食べない場合は小分けにして、密閉容器に入れて保存しましょう。

解凍する際は、冷蔵解凍で約6時間ほどです。解凍したケーキは、品質や食感が変化する可能性があるのでなるべく早く食べましょう。

時間が経過すると、ケーキの水分が失われて、乾燥します。また、一度解凍したケーキは、再冷凍するのはよくありません。何度も解凍したり冷凍したりすると食感が損なわれるので、解凍した際は早めに食べましょう。

3.常温で放置していたケーキは食べない

常温で放置していたケーキは、食べずに処分しましょう。賞味期限が過ぎていたケーキを、冷蔵庫や冷凍庫に入れても品質が戻るわけではありません。

また、生クリームやフルーツがのっている場合は、細菌やカビの繁殖が進み、食中毒の危険性があります。特に夏は、部屋の温度も高いため常温での放置は食中毒につながります。常温で放置したケーキは、冷蔵庫に入れても品質は戻らないので、食べずに処分しましょう。

4.冷蔵庫は2~3度、冷凍庫はマイナス18度以下で保存する

ケーキの鮮度を保つのに、最適な温度があります。冷蔵庫は2~3度、冷凍庫はマイナス18度以下が、細菌の繁殖を遅らせ、ケーキの鮮度を保つのに最適な温度です。

冷蔵保存は3度以上になると品質の劣化が進み、冷凍庫はマイナス18度以上になると鮮度が保てません。冷蔵庫の温度設定を確認してから、ケーキを保存しましょう。

ケーキを食べられるかの判断方法

ケーキの断面図の写真

ケーキを食べられるかの判断基準は、以下の3つから行います。

  1. 見た目
  2. 匂い

見た目は、ケーキ表面から判断します。表面に斑点やベタつきがある場合は、品質が劣化して腐りかけている可能性があるので、食べるのは控えましょう。フルーツに変色が見られる場合は、カビが発生している可能性があるので、ケーキ自体を食べないでください。

見た目に変化がなくても、発酵臭がある場合は捨てましょう。

見た目や匂いだけで判断できない場合は、ひと口だけ味見をして確認してください。味に違和感があり、舌がピリピリする場合は、すぐに処分しましょう。賞味期限内だったとしても、品質が劣化して腐っている可能性があるので、違和感がある場合は注意しましょう。

消費期限が過ぎたケーキは冷蔵保存せずに処分する

スイーツの写真

賞味期限が過ぎてもケーキは食べられますが、消費期限を過ぎた場合は処分しましょう。消費期限は、安全に食べられる目安の期間です。おいしく食べられる賞味期限とは違います。消費期限が過ぎたケーキを冷蔵保存しても、品質はよくなりません。

ケーキは水分を多く含んでいるので、製造日から時間が経てば経つほど、カビの発生リスクが高まります。食中毒を起こさないためにも、消費期限が過ぎたケーキは処分しましょう。

【購入先別】ケーキの一般的な賞味期限

品物を店員さんから受け取っている写真

専門店で購入するケーキは、おいしく食べてもらうために賞味期限が短く設定されています。
スーパーやコンビニで販売されているケーキは、賞味期限が2〜4日と割と長めに設定されてます。購入先ごとのケーキの賞味期限を解説します。

専門店で購入したケーキ

洋菓子店で購入したケーキの賞味期限は、製造日当日〜5日以内が目安です。ケーキの種類や使われている果物、洋菓子店によって異なるので購入時にお店に確認しましょう。

洋菓子店でも、ショートケーキの賞味期限が製造日当日のお店もあれば、2日の所もあります。専門店ほどおいしく食べてもらうために、賞味期限の設定が短い傾向があるので、購入する際はスタッフに確認しましょう。

スーパーやコンビニで購入したケーキ

スーパーやコンビニで販売しているケーキの賞味期限は、2~4日です。製造から販売までの時間や、配送の関係で鮮度を保つための時間が必要なので、賞味期限が長めになるように作られています。

スーパーやコンビニで販売されているケーキは、製造場所がほかの都道府県ということもあるので、店頭に並ぶまでに時間がかかります。賞味期限は設定されていますが、製造日から時間が経っていることもあるので、購入したらなるべく早めに食べましょう。

自分で作ったケーキ

手作りケーキの場合は、賞味期限は2日程度です。長く楽しむためにも、適切な保存方法が大切です。保存する際はラップで包み、密閉できるタッパーで冷蔵庫に入れましょう。

自宅で作ったからこそ、鮮度やおいしさを保つための適切な保存方法が大切です。適切な温度の冷蔵庫で保存し、作った日から2日以内には食べるようにしましょう。

適切な保存方法を行って賞味期限を過ぎたケーキもおいしく食べましょう

スイーツを手に取る写真

賞味期限を過ぎても、ケーキはおいしく食べられます。ただ、ケーキの種類によって賞味期限は異なるので注意が必要です。

生クリームやフルーツを使ったケーキは品質の劣化が早いです。ガトーショコラやパウンドケーキなどのしっかりと火を通すようなケーキは、時間を置くことで水分が生地に均一になじむので、賞味期限も長めに設定されています。

また、購入先によってもケーキの賞味期限は異なります。洋菓子店は、おいしく食べてもらうための鮮度を大切にしているので賞味期限が短く、スーパーやコンビニで買うケーキは、製造から販売までの時間を考慮して作られているので長いです。

一度に食べきれない場合は小分けにして、適切な温度で保存しましょう。賞味期限が過ぎても正しく保存していれば、おいしく食べられます。


[文・構成/grape編集部]

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