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入浴後の浴室 ドアは開ける?閉める? 企業の回答に「納得」「覚えておく」

By - COLLY  公開:  更新:

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浴室のドア

※写真はイメージ

浴室や洗面所は、家の中でも特に湿気が溜まりやすい場所です。

結露やカビといったトラブルを防ぐためには、使用後に、いかに素早く乾燥させられるかがポイントになるでしょう。

そこで気になるのが、入浴後の浴室の扉は開けておいたほうがよいのか、それとも閉めておいたほうがいいのかという点です。

株式会社ヤマシナ商事が運営する公式サイト『Yamashinaリフォーム』(以下、ヤマシナリフォーム)より、住まいのプロのアドバイスを紹介します。

入浴後の浴室の扉は『閉める』が正解

浴室内のカビ対策のため、入浴後は窓を開けるのはもちろん、扉も全開にしておけば、素早く湿気を逃がして換気できるように思います。

しかし、ヤマシナリフォームによると実はこれこそがNG行動なのだそう。

浴室の扉を開けると、浴室内の水分を多く含んだ空気は、脱衣所を通じて家中に広がってしまいます。家中のいたるところで結露となり、カビの原因になってしまうでしょう。

「結露が発生したら拭けばいい」と安易に考えがちですが、家具の裏側で発生した結露を、その都度発見してお手入れするのは簡単ではありません。壁の中で内部結露が発生すれば、家の構造体にダメージを与えてしまう恐れもあります。

住宅に使われている木材は湿気に弱く、結露が常態化すれば、その強度は徐々に低下してしまうでしょう。建物全体の耐久性や耐震性も低下し、もろくなってしまいます。

ヤマシナリフォームによると、「湿度が高すぎる」と感じるお宅の共通点が、『入浴後の風呂のドアを開けっぱなしにしていること』なのだそうです。大切な家を守り、長く快適に住み続けるためにも、入浴後のドアは『閉める』よう意識してください。

入浴後の正しい手順とは?

脱衣所

※写真はイメージ

入浴後に浴室の戸を閉めておけば、水分をたっぷり含んだ空気は浴室内に留まります。そのまま放置すれば、浴室内に結露やカビによる被害が広がってしまうでしょう。

こうした状況を避けるため、ヤマシナリフォームは公式サイトで、以下の3つの手順を意識するよう伝えています。

1.入浴後のお風呂のドアは閉める

2.翌朝まで換気扇を点けっぱなしにする

3.翌朝、2方向以上を開放し空気を入れ替える

入浴直後の重い空気は、換気扇を使って強制的に屋外へと排出しましょう。浴室内の窓を開けておくと、空気をより効率よく循環させられるそうです。朝まで換気扇を点けっぱなしにしておくことで、湿気を十分に逃がせます。

翌朝の作業には、以下を参考にしてみてください。

翌朝、浴室内が脱衣室と同じくらいの温度・湿度になったら、浴室ドアと窓、脱衣室ドアと窓など2方向以上を開放し風の通り道をつくり換気します。こうすることで乾いた空気が効果的に流れて湿度を下げ、健康的な空気環境が作れます。

Yamashinaリフォーム ーより引用

脱衣所近辺に温湿度計を設置しておけば、浴室ドアを開放してもよいかどうか、判断するための目安となります。1千円程度で購入できるアイテムも多いので、ぜひ用意してみてはいかがでしょうか。

入浴後の浴室のドアは開けておくべきか閉めておくべきかという疑問に対して、リフォーム事業を手がける企業公式サイトは「閉めておくべき」と回答しています。閉じた状態でも、換気扇や窓を上手に使えば、問題なく換気できるでしょう。

浴室はもちろん、家全体を守るためにも覚えておくと安心ですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
Yamashinaリフォーム

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