お風呂の床に黒ずみが発生する5つの原因! 効果的な掃除方法や予防法を解説 By - grape編集部 公開:2023-12-29 更新:2023-12-29 掃除 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「お風呂の床の黒ずみが頑固で落ちない」「定期的に掃除しているのに、簡単に黒ずんでしまう」とお悩みの人はいるのではないでしょうか。 時間をかけて掃除しても、あっという間にお風呂の床は黒ずむため、嫌な思いをしている人もいるでしょう。お風呂の床の黒ずみの原因は、水あかや皮脂などさまざまです。 そこで本記事では、お風呂の床が黒ずむ原因と清掃方法を解説します。黒ずみを予防する方法も紹介するので、最後までご覧ください。 目次 1. お風呂の床に黒ずみが発生する5つの原因1.1. 水あか 1.2. 赤カビ1.3. 黒カビ1.4. 石鹸1.5. 皮脂2. お風呂の汚れのタイプは2種類2.1. アルカリ性2.2. 酸性3. お風呂の床の黒ずみに効果的な3つの掃除方法3.1. 酸性洗剤で掃除する3.2. アルカリ性洗剤で掃除する3.3. 塩素系漂白剤で掃除する4. お風呂の床の黒ずみを落とす際に必要な道具5選4.1. スポンジ4.2. 床用ブラシ4.3. 歯ブラシ4.4. ゴム手袋・マスク4.5. 浴室用スリッパ5. お風呂の床の黒ずみを予防する3つの方法5.1. 使用後にシャワーで流す5.2. 換気を行う5.3. 定期的に掃除する6. お風呂の床の黒ずみの原因を知り掃除の仕方を工夫しよう お風呂の床に黒ずみが発生する5つの原因 お風呂の床が黒ずむ原因は、以下の5つです。 水あか 赤カビ 黒カビ 石鹸 皮脂 掃除しなければ汚れが蓄積し、黒ずみの範囲が広がってしまいます。原因別に、黒ずみの落とし方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。 水あか 水あかは、水道水が蒸発し、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが残ったもので、初めは白いうろこ状の汚れになります。付着して間もない水あかは、こするだけで簡単に落とせることが多いです。 しかし、放置すると固くなって落としにくくなるだけでなく、黒ずんでしまいます。こするだけで落ちない場合は、酸性の洗剤を使いましょう。 赤カビ お風呂の床の黒ずみの原因としては、赤カビも挙げられます。赤カビの正式名称は『ロドトルラ』という酵母菌の一種です。水分があるところで繁殖します。簡単に増殖し、固まるとヌメヌメとしたピンク色の汚れになります。20〜30℃の高温多湿な環境で繁殖しやすいため気を付けましょう。 簡単に落ちるものの、赤カビは2〜3日で発生します。赤カビによって人体が深刻な影響を受けることはありませんが、黒カビのエサになるので要注意です。赤カビを放置すると黒カビが繁殖し、お風呂の床が黒ずんでしまいます。状況が深刻になる前に、早めに落とすことが大切です。赤カビの成分は酸性なので、アルカリ性の洗剤を使って落としましょう。 黒カビ 浴室内には、黒カビも発生しやすいです。黒カビは皮脂などの汚れや赤カビをエサにして繁殖します。温度が25〜30℃、湿度が70%以上の環境で発生しやすいです。人が吸い込むと、アレルギー症状や喘息などを引き起こすことがあるので、見つけたらすぐに落としましょう。 黒カビができる期間は5〜7日です。黒カビが繁殖し始めると、浴室床の素材に深く浸透するため、放置するほど落としにくくなります。アルカリ性の洗剤を使い、早めに対処するのがポイントです。 石鹸 石鹸汚れも床の黒ずみの原因になります。石鹸汚れはアルカリ性の汚れで『金属石鹸』と『酸性石鹸』の2種類あります。『金属石鹸』は水回りにできる汚れで、石鹸に含まれる油分と水道水のミネラルが合わさり、うろこ状になったものです。クエン酸などの酸性の性質を持つ洗剤で落としましょう。 『酸性石鹸』は、皮脂と石鹸汚れが混ざってできたもので、べたつきや黒ずみの原因になります。重曹やアルカリ性の洗剤で、中和させて落としましょう。 皮脂 皮脂汚れも黒ずみの原因に。床に皮脂が付着している状態を放置すると、雑菌が繁殖して黒ずみます。皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤や炭酸ナトリウムで落とすのが効果的。 付着したばかりの皮脂は目立たないため、見落としやすいです。気温が下がるとすぐに固まり、落としにくくなります。また、黒ずみの元となるカビは皮脂汚れを好むため、早めに解消しましょう。 お風呂の汚れのタイプは2種類 お風呂の汚れのタイプは、アルカリ性と酸性の2種類です。汚れのタイプによって、効果的に落とせる洗剤が異なります。効果的な汚れの落とし方を把握し、お風呂を清潔な状態で保ちましょう。 アルカリ性 白くザラザラとした石鹸汚れや白いウロコのような水あかなどは、アルカリ性の汚れです。サビが混ざっている場合もあります。アルカリ性の汚れは、洗面器やイスなどのプラスチック製品に付着し、目立つことも。 水あかの原因は、水道水に含まれるミネラル成分が蒸発し、結晶化することです。石鹸汚れや水あかなどのアルカリ性の汚れは、反対の性質を持った酸性洗剤を使うと、きれいに落とせます。お風呂掃除で一般的な洗剤は水あかや石鹸汚れが多いため中性です。 酸性 皮脂やカビは、酸性の汚れです。身体を洗い流した時に、床に皮脂が付着すると、皮脂汚れとして残ります。カビは、湿度と温度が高い場所で繁殖しやすいです。石鹸や皮脂の汚れがエサになるため、浴室が汚れていると、カビが増殖します。 酸性汚れには、アルカリ性の洗剤が有効です。カビが生えている場合は、塩素系のカビ取り剤を使ってみてもよいでしょう。 お風呂の床の黒ずみに効果的な3つの掃除方法 お風呂の床の黒ずみに効果的な掃除方法は、以下の3つです。 酸性洗剤で掃除する。 アルカリ性洗剤で掃除する。 塩素系漂白剤で掃除する。 黒ずみを早く解消したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。 酸性洗剤で掃除する 酸性洗剤は、水あかなどを掃除するのに効果的です。クエン酸を使えば、手軽に酸性のスプレーを作れます。以下のものを準備しましょう。 【準備するもの】 クエン酸:小さじ2 水:400㎖ スプレーボトル ラップ スポンジ 歯ブラシ 以下の手順で作ります。 クエン酸と水をスプレーボトルに入れて混ぜ、クエン酸水スプレーを作る。 クエン酸水スプレーを水あかに吹きかける。 キッチンペーパーやラップをかぶせ、1時間ほど放置する。 時間が経過したら、歯ブラシやスポンジを使ってこすり洗いをする。 シャワーで洗い流す。 手作りする方法を紹介しましたが、市販の大日本除虫菊(KINCHO)『お風呂用ティンクル』でも代用できます。弱酸性で、水あかや石鹸による汚れに効果的です。 アルカリ性洗剤で掃除する アルカリ性洗剤は、皮脂汚れやカビの除去に効果的です。以下のものを準備し、重曹が主原料のアルカリ性洗剤を作ります。 【準備するもの】 重曹:50g ぬるま湯(約60度):50㎖ 食器用洗剤:50㎖ スプレーボトル ラップ スポンジ 歯ブラシ 手順は以下の通りです。 重曹、ぬるま湯、食器用洗剤をスプレーボトルに入れて混ぜ、重曹水スプレーを作る。 重曹水スプレーを汚れに吹きかけ、ラップで覆い1時間放置する。 時間経過後、スポンジや歯ブラシでこすり洗いをする。 シャワーで洗い流す。 溝に詰まったがんこな汚れは、重曹をふりかけて掃除するのがおすすめです。注意点は、直接触れると肌荒れすること。重曹水スプレーは、手袋を装着して使用しましょう。 塩素系漂白剤で掃除する 酸性洗剤やアルカリ性洗剤でも落とせない頑固な黒ずみには、塩素系漂白剤がおすすめ。塩素系漂白剤で黒ずみを落とす際は、以下のものを用意しましょう。 【準備するもの】 塩素系漂白剤(液体):100㎖ 片栗粉:100g プラスチック容器 スプーン ラップ 手袋 以下の手順で作ります。 塩素系漂白剤と片栗粉をプラスチック容器に入れ、スプーンでかき混ぜてペーストを作る。 ペーストで床の黒ずみを覆い、ラップをかぶせて20~30分放置する。 ラップを取り除いて、水で洗い流す。 塩素系漂白剤を使う時は、換気を行いましょう。片栗粉を混ぜ、塩素系漂白剤をペースト状にすることで、密着度が上がり汚れが落としやすくなります。 ペーストにお湯をかけると片栗粉が固まるため、水で流すのがポイントです。プラスチック容器は、塩素系漂白剤によって劣化が進むので、ペーストを作った後は早めに洗い流しましょう。 お風呂の床の黒ずみを落とす際に必要な道具5選 お風呂の床の黒ずみを落とす際に必要な道具は、以下の5つです。 スポンジ 床用ブラシ 歯ブラシ ゴム手袋・マスク 浴室用スリッパ お風呂を掃除する際に困らないように、ここでしっかり確認しておきましょう。 スポンジ 広範囲を掃除するのであれば、ハンディタイプのスポンジがおすすめです。普段使いする場合は、抗菌加工された吊るせるタイプのスポンジを選びましょう。吊るしておくことで、スポンジを衛生的に保管可能です。 スポンジには、研磨粒子が入った硬めのものもあります。水あかに効果的ですが、床の素材によって傷つけてしまうので注意しましょう。 床用ブラシ 床用ブラシは、持ち手が付いているハンディタイプがおすすめです。ハンディタイプのメリットは、小回りが利くことや力をいれて集中的に汚れを落としやすいこと。バスブラシの中には、スティックの長さが調整できるものもあり、腰に負担をかけたくない人にはおすすめです。 ブラシの毛は、硬いと汚れを落としやすいですが、床を傷付けてしまう可能性があります。デリケートな素材の床を掃除する際は、柔らかい毛のブラシを選びましょう。 歯ブラシ 歯ブラシは、細かい場所を掃除するのに向いています。タイルの溝やドアの隙間など、床用ブラシでは届かない場所の掃除におすすめです。使い古した歯ブラシで問題ないので、細かい部分や隙間の掃除用に準備しておきましょう。 ゴム手袋・マスク 黒ずみを落とす際に強力な洗剤を使うこともあるため、ゴム手袋やマスクを準備しておきましょう。ゴム手袋は、厚手のものがよいです。薄めのゴム手袋は穴が空きやすく、汚れや洗剤がしみ込んでくる可能性も。 手袋には、袖口が絞れるタイプの防水効果が高いものや、肌に優しい素材もあります。さまざまな種類があるので、比較検討してみましょう。 浴室用スリッパ 洗剤を使ってお風呂の床を掃除する際は、浴室用のスリッパを用意するのがおすすめです。スリッパを履くことで、洗剤が足に付着するのを防げるだけでなく、滑って転倒するのを防止できます。安全にお風呂掃除を行うために、浴室用のスリッパを用意しておきましょう。 お風呂の床の黒ずみを予防する3つの方法 ここでは、お風呂の床の黒ずみを予防する3つの方法について紹介します。 使用後にシャワーで流す。 換気を行う。 定期的に掃除する。 床の黒ずみを未然に防ぎたい人は、ぜひ参考にしてみてください。 使用後にシャワーで流す 浴室の使用後は、熱めのシャワーで床全体を流しましょう。浴室を使うと、黒ずみの原因となる石鹸汚れや皮脂が床に付着します。放置していると、赤カビや皮脂汚れを養分とする黒カビが繁殖するので要注意です。 黒カビが繁殖しないように、50℃以上のシャワーで床や壁を流しましょう。高温に設定することで、皮脂汚れや石鹸汚れを流せます。 換気を行う 換気を行い、風通しをよくしましょう。窓を開けたり、換気扇をまわしたりして空気を入れ替えます。黒ずみを防ぐためには、空気を循環させ、湿度を下げることが大切です。効率よく換気できるように、空気の通り道を確保しましょう。 ドアの下に通気口がついている場合は扉を閉じたまま、換気扇を回します。通気口がない場合は、ドアを少しだけ開けるのがポイントです。湿度を早く下げるために、換気前にマイクロファイバーの布や水切りワイパーで水分を除去してもよいでしょう。 定期的に掃除する 定期的に掃除を行い、汚れを落とします。掃除は、最低でも週に1回が理想です。1週間に一度の掃除が難しければ、入浴後に熱めのシャワーで流しましょう。入浴後が一番汚れているため効果的です。掃除を怠ると、汚れが落ちにくくなってしまいます。黒ずみを防ぐために、定期的に掃除しましょう。 お風呂の床の黒ずみの原因を知り掃除の仕方を工夫しよう お風呂の床の黒ずみの原因は、以下の5種類あります。 水あか 赤カビ 黒カビ 石鹸汚れ 皮脂汚れ 汚れの種類により、洗剤を使い分けるのがおすすめです。酸性の洗剤は、水あかを含むアルカリ性の汚れを落とすのに効果的。アルカリ性の洗剤は、皮脂や石鹸汚れなどの酸性の汚れを落とすのに向いています。頑固な黒カビは、塩素系漂白剤で落としましょう。 お風呂の床の黒ずみを予防したいなら、以下の3つの方法を実践するのがおすすめです。 浴室使用後にシャワーで床を流す。 換気を行う。 定期的に掃除する。 すべて行うのが理想ですが、清掃できない場合は浴室利用後に熱めのシャワーで汚れを流し、換気しましょう。お風呂の床の黒ずみの原因を知り、掃除の仕方を見直してみてください。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
「お風呂の床の黒ずみが頑固で落ちない」「定期的に掃除しているのに、簡単に黒ずんでしまう」とお悩みの人はいるのではないでしょうか。
時間をかけて掃除しても、あっという間にお風呂の床は黒ずむため、嫌な思いをしている人もいるでしょう。お風呂の床の黒ずみの原因は、水あかや皮脂などさまざまです。
そこで本記事では、お風呂の床が黒ずむ原因と清掃方法を解説します。黒ずみを予防する方法も紹介するので、最後までご覧ください。
お風呂の床に黒ずみが発生する5つの原因
お風呂の床が黒ずむ原因は、以下の5つです。
掃除しなければ汚れが蓄積し、黒ずみの範囲が広がってしまいます。原因別に、黒ずみの落とし方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
水あか
水あかは、水道水が蒸発し、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが残ったもので、初めは白いうろこ状の汚れになります。付着して間もない水あかは、こするだけで簡単に落とせることが多いです。
しかし、放置すると固くなって落としにくくなるだけでなく、黒ずんでしまいます。こするだけで落ちない場合は、酸性の洗剤を使いましょう。
赤カビ
お風呂の床の黒ずみの原因としては、赤カビも挙げられます。赤カビの正式名称は『ロドトルラ』という酵母菌の一種です。水分があるところで繁殖します。簡単に増殖し、固まるとヌメヌメとしたピンク色の汚れになります。20〜30℃の高温多湿な環境で繁殖しやすいため気を付けましょう。
簡単に落ちるものの、赤カビは2〜3日で発生します。赤カビによって人体が深刻な影響を受けることはありませんが、黒カビのエサになるので要注意です。赤カビを放置すると黒カビが繁殖し、お風呂の床が黒ずんでしまいます。状況が深刻になる前に、早めに落とすことが大切です。赤カビの成分は酸性なので、アルカリ性の洗剤を使って落としましょう。
黒カビ
浴室内には、黒カビも発生しやすいです。黒カビは皮脂などの汚れや赤カビをエサにして繁殖します。温度が25〜30℃、湿度が70%以上の環境で発生しやすいです。人が吸い込むと、アレルギー症状や喘息などを引き起こすことがあるので、見つけたらすぐに落としましょう。
黒カビができる期間は5〜7日です。黒カビが繁殖し始めると、浴室床の素材に深く浸透するため、放置するほど落としにくくなります。アルカリ性の洗剤を使い、早めに対処するのがポイントです。
石鹸
石鹸汚れも床の黒ずみの原因になります。石鹸汚れはアルカリ性の汚れで『金属石鹸』と『酸性石鹸』の2種類あります。『金属石鹸』は水回りにできる汚れで、石鹸に含まれる油分と水道水のミネラルが合わさり、うろこ状になったものです。クエン酸などの酸性の性質を持つ洗剤で落としましょう。
『酸性石鹸』は、皮脂と石鹸汚れが混ざってできたもので、べたつきや黒ずみの原因になります。重曹やアルカリ性の洗剤で、中和させて落としましょう。
皮脂
皮脂汚れも黒ずみの原因に。床に皮脂が付着している状態を放置すると、雑菌が繁殖して黒ずみます。皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤や炭酸ナトリウムで落とすのが効果的。
付着したばかりの皮脂は目立たないため、見落としやすいです。気温が下がるとすぐに固まり、落としにくくなります。また、黒ずみの元となるカビは皮脂汚れを好むため、早めに解消しましょう。
お風呂の汚れのタイプは2種類
お風呂の汚れのタイプは、アルカリ性と酸性の2種類です。汚れのタイプによって、効果的に落とせる洗剤が異なります。効果的な汚れの落とし方を把握し、お風呂を清潔な状態で保ちましょう。
アルカリ性
白くザラザラとした石鹸汚れや白いウロコのような水あかなどは、アルカリ性の汚れです。サビが混ざっている場合もあります。アルカリ性の汚れは、洗面器やイスなどのプラスチック製品に付着し、目立つことも。
水あかの原因は、水道水に含まれるミネラル成分が蒸発し、結晶化することです。石鹸汚れや水あかなどのアルカリ性の汚れは、反対の性質を持った酸性洗剤を使うと、きれいに落とせます。お風呂掃除で一般的な洗剤は水あかや石鹸汚れが多いため中性です。
酸性
皮脂やカビは、酸性の汚れです。身体を洗い流した時に、床に皮脂が付着すると、皮脂汚れとして残ります。カビは、湿度と温度が高い場所で繁殖しやすいです。石鹸や皮脂の汚れがエサになるため、浴室が汚れていると、カビが増殖します。
酸性汚れには、アルカリ性の洗剤が有効です。カビが生えている場合は、塩素系のカビ取り剤を使ってみてもよいでしょう。
お風呂の床の黒ずみに効果的な3つの掃除方法
お風呂の床の黒ずみに効果的な掃除方法は、以下の3つです。
黒ずみを早く解消したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
酸性洗剤で掃除する
酸性洗剤は、水あかなどを掃除するのに効果的です。クエン酸を使えば、手軽に酸性のスプレーを作れます。以下のものを準備しましょう。
【準備するもの】
以下の手順で作ります。
手作りする方法を紹介しましたが、市販の大日本除虫菊(KINCHO)『お風呂用ティンクル』でも代用できます。弱酸性で、水あかや石鹸による汚れに効果的です。
アルカリ性洗剤で掃除する
アルカリ性洗剤は、皮脂汚れやカビの除去に効果的です。以下のものを準備し、重曹が主原料のアルカリ性洗剤を作ります。
【準備するもの】
手順は以下の通りです。
溝に詰まったがんこな汚れは、重曹をふりかけて掃除するのがおすすめです。注意点は、直接触れると肌荒れすること。重曹水スプレーは、手袋を装着して使用しましょう。
塩素系漂白剤で掃除する
酸性洗剤やアルカリ性洗剤でも落とせない頑固な黒ずみには、塩素系漂白剤がおすすめ。塩素系漂白剤で黒ずみを落とす際は、以下のものを用意しましょう。
【準備するもの】
以下の手順で作ります。
塩素系漂白剤を使う時は、換気を行いましょう。片栗粉を混ぜ、塩素系漂白剤をペースト状にすることで、密着度が上がり汚れが落としやすくなります。
ペーストにお湯をかけると片栗粉が固まるため、水で流すのがポイントです。プラスチック容器は、塩素系漂白剤によって劣化が進むので、ペーストを作った後は早めに洗い流しましょう。
お風呂の床の黒ずみを落とす際に必要な道具5選
お風呂の床の黒ずみを落とす際に必要な道具は、以下の5つです。
お風呂を掃除する際に困らないように、ここでしっかり確認しておきましょう。
スポンジ
広範囲を掃除するのであれば、ハンディタイプのスポンジがおすすめです。普段使いする場合は、抗菌加工された吊るせるタイプのスポンジを選びましょう。吊るしておくことで、スポンジを衛生的に保管可能です。
スポンジには、研磨粒子が入った硬めのものもあります。水あかに効果的ですが、床の素材によって傷つけてしまうので注意しましょう。
床用ブラシ
床用ブラシは、持ち手が付いているハンディタイプがおすすめです。ハンディタイプのメリットは、小回りが利くことや力をいれて集中的に汚れを落としやすいこと。バスブラシの中には、スティックの長さが調整できるものもあり、腰に負担をかけたくない人にはおすすめです。
ブラシの毛は、硬いと汚れを落としやすいですが、床を傷付けてしまう可能性があります。デリケートな素材の床を掃除する際は、柔らかい毛のブラシを選びましょう。
歯ブラシ
歯ブラシは、細かい場所を掃除するのに向いています。タイルの溝やドアの隙間など、床用ブラシでは届かない場所の掃除におすすめです。使い古した歯ブラシで問題ないので、細かい部分や隙間の掃除用に準備しておきましょう。
ゴム手袋・マスク
黒ずみを落とす際に強力な洗剤を使うこともあるため、ゴム手袋やマスクを準備しておきましょう。ゴム手袋は、厚手のものがよいです。薄めのゴム手袋は穴が空きやすく、汚れや洗剤がしみ込んでくる可能性も。
手袋には、袖口が絞れるタイプの防水効果が高いものや、肌に優しい素材もあります。さまざまな種類があるので、比較検討してみましょう。
浴室用スリッパ
洗剤を使ってお風呂の床を掃除する際は、浴室用のスリッパを用意するのがおすすめです。スリッパを履くことで、洗剤が足に付着するのを防げるだけでなく、滑って転倒するのを防止できます。安全にお風呂掃除を行うために、浴室用のスリッパを用意しておきましょう。
お風呂の床の黒ずみを予防する3つの方法
ここでは、お風呂の床の黒ずみを予防する3つの方法について紹介します。
床の黒ずみを未然に防ぎたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
使用後にシャワーで流す
浴室の使用後は、熱めのシャワーで床全体を流しましょう。浴室を使うと、黒ずみの原因となる石鹸汚れや皮脂が床に付着します。放置していると、赤カビや皮脂汚れを養分とする黒カビが繁殖するので要注意です。
黒カビが繁殖しないように、50℃以上のシャワーで床や壁を流しましょう。高温に設定することで、皮脂汚れや石鹸汚れを流せます。
換気を行う
換気を行い、風通しをよくしましょう。窓を開けたり、換気扇をまわしたりして空気を入れ替えます。黒ずみを防ぐためには、空気を循環させ、湿度を下げることが大切です。効率よく換気できるように、空気の通り道を確保しましょう。
ドアの下に通気口がついている場合は扉を閉じたまま、換気扇を回します。通気口がない場合は、ドアを少しだけ開けるのがポイントです。湿度を早く下げるために、換気前にマイクロファイバーの布や水切りワイパーで水分を除去してもよいでしょう。
定期的に掃除する
定期的に掃除を行い、汚れを落とします。掃除は、最低でも週に1回が理想です。1週間に一度の掃除が難しければ、入浴後に熱めのシャワーで流しましょう。入浴後が一番汚れているため効果的です。掃除を怠ると、汚れが落ちにくくなってしまいます。黒ずみを防ぐために、定期的に掃除しましょう。
お風呂の床の黒ずみの原因を知り掃除の仕方を工夫しよう
お風呂の床の黒ずみの原因は、以下の5種類あります。
汚れの種類により、洗剤を使い分けるのがおすすめです。酸性の洗剤は、水あかを含むアルカリ性の汚れを落とすのに効果的。アルカリ性の洗剤は、皮脂や石鹸汚れなどの酸性の汚れを落とすのに向いています。頑固な黒カビは、塩素系漂白剤で落としましょう。
お風呂の床の黒ずみを予防したいなら、以下の3つの方法を実践するのがおすすめです。
すべて行うのが理想ですが、清掃できない場合は浴室利用後に熱めのシャワーで汚れを流し、換気しましょう。お風呂の床の黒ずみの原因を知り、掃除の仕方を見直してみてください。
[文・構成/grape編集部]