メガネの曇り止めの代用品3選! メガネを曇らせない方法と曇り止めの使い方も紹介
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「メガネが曇って集中力が途切れる」
「メガネの曇り止めを持ってくるのを忘れた」
「曇り止めはほかのもので代用できるのかな」
あなたは、メガネを着用している時、こんな悩みを抱えたことがありませんか。
メガネの曇り止めは、身近にあるもので代用できます。ただし、使用方法を誤ると曇りがひどくなったり、レンズを傷めたりすることがあるので注意が必要です。
本記事では、メガネの曇り止めとして代用できるアイテムと使用方法、代用してはいけないアイテムも紹介しています。
もし代用品がない場合も、コンビニエンスストア(以下、コンビニ)などで購入できる曇り止めの種類や特徴も紹介。出先でもすぐに代用品を見つけられ、メガネが曇るストレスから解放されるので、ぜひ最後までお読みください。
メガネの曇り止めとして代用できるアイテム3選
メガネの曇り止めは、日常生活で使っているアイテムで代用可能です。しかし、使用方法を間違うとメガネを傷めてしまう原因になります。注意事項をよく読んでから使用しましょう。
食器用洗剤
食器用洗剤なら、どの家庭にもあるので手軽に代用できます。メガネの汚れも落ちるので、普段のお手入れとしてもおすすめです。
使用手順は以下のとおりです。
注意点は以下のとおりです。
ハンドソープ(固形石鹸)
手を洗うハンドソープも手軽に代用できるアイテムとしておすすめです。種類によっては、固形石鹸も使用可能です。
使用手順は以下のとおりです。
注意点として、必ず中性のものを使用してください。
また、アルコール入りの商品を使用するとレンズのコーティングを傷める可能性があります。特にジェル系の商品に多いので、成分をよく確認して使用しましょう。
固形石鹸を使用する場合は、固まりのまま使用するとフレームの窪み部分に入り込んでしまいます。しっかり溶かしてから使用してください。
シャンプー
シャンプーは成分表に『界面活性剤』が含まれていれば、曇り止めとして代用可能です。食器用洗剤やハンドソープが使用できなかった場合は試してみてください。
使用手順は以下のとおりです。
シャンプーには弱酸性のものがありますが、必ず中性を使用してください。
メガネの曇り止めとして代用してはいけないアイテム4選
曇り止めとして使用すると、レンズにダメージを与えたり曇りがひどくなったりするアイテムもあります。あらかじめ把握した上で、使用しないようにしましょう。
アルコール
アルコールがフレームに付着すると、退色や変形の原因になるのでやめましょう。レンズのコーティングを傷めてしまう可能性もあるので使用しないでください。
また、食器用洗剤やハンドソープであってもアルコールが含まれているケースがあるので、成分をしっかりチェックしておきましょう。確認を怠ると、知らず知らずのうちに大切なレンズに傷が付いてしまう可能性があります。
リップクリーム
リップクリームに曇り止めの効果はありません。逆に油分が含まれているため、レンズが見えづらくなります。
さらに、リップクリームがレンズに付着すると掃除が大変なので、使わないようにしましょう。
ワセリン
ワセリンとは石油由来のもので、お肌の保湿剤として使用されています。リップクリームと同じく、曇り止め効果はありません。
レンズに付着したワセリンを掃除するのも大変なので、使用しないようにしましょう。
歯磨き粉
歯磨き粉には研磨剤が入っているものもあります。研磨剤はレンズやコーティングにダメージを与えてしまう恐れがあるので、曇り止めとしては利用できません。
歯磨き粉以外でも、研磨剤が入っているものは曇り止めとして使用しないようにしてください。
メガネはなぜ曇るのか?理由を解説
メガネが曇るほとんどの原因は結露です。結露とは、空気中に含まれる水分が冷やされた時に、飽和状態となり水に戻る現象を指します。
分かりづらいと思うので、ラーメンを食べる時を例にして説明してみました。
ほかにも、結露によってメガネが曇るケースは多数考えられます。
レンズに付いた水滴は蒸発しにくく、曇りがすぐに取れません。界面活性剤でコーティングすると、水滴を蒸発しやすくしてくれるため曇りにくくなります。
【マスク着用時】メガネを曇らせない3つの方法
マスク着用時にレンズが曇るのは、マスクと顔の間に隙間が空いて結露が発生するからです。
以下のような流れで曇りが発生します。
マスクに隙間があると、本来の目的である感染症対策の観点でも問題があります。メガネを曇らせないための対策は、以下の通りです。
マスクの着用時だけメガネが曇るという人や、曇り止めをするのが面倒だという人は試してみてください。
マスクの上部を内側に折る
マスクを折るのは、もっとも手軽にできる対策です。材料も必要ないので、曇りが気になる人はまず試してみましょう。
やり方は、マスク上部1~2cmを内側に折り込むだけです。マスクを二重にすることで、顔との密着度が上がって結露が発生しにくくなります。時間が経過しても効果は持続しやすいのでおすすめです。
しかし、動くとずれて効果がなくなったり、顔の形やマスクとの相性が悪いと隙間が空いたりするというデメリットもあります。
マスクの内側にティッシュを挟む
ティッシュを挟む方法は、枚数や折り方で厚みを調整できるので、顔が小さくて隙間が空きやすいという人におすすめです。ティッシュがあれば簡単にできます。マスクを内側に折ってもあまり効果がなかったという人も試してみてください。
やり方は、ティッシュを2つ折り、または4つ折りにしてマスクの上部に挟みます。顔とマスクの隙間によりティッシュの折り方を調整し、隙間が大きければティッシュを追加しましょう。
注意点は、動くとティッシュがずれることや、時間が経ち湿気を吸うと不快感が現れることです。
立体型マスクを使用する
立体型マスクは、面倒なことはしたくないという人におすすめです。一般的なマスクと比べて密着度が高く、顔の隙間が空きにくいので、メガネが曇りにくくなります。ティッシュを交換したり、マスクを折ったりする手間も省けます。
しかし、サイズが合っていないとあまり効果がありません。顔の小さい人は小さめに作られたマスクを選ぶと効果的です。一般的なマスクと比較すると高価なものが多いですが、曇り対策として快適度は高いといえるでしょう。
曇り止めレンズを使用する
面倒くさがりで、何もしたくないという人におすすめです。方法は曇り止め効果のあるレンズに替えることです。曇り止めレンズとは、レンズの表面に吸水やはっ水加工がされていて、曇り止めグッズを使わなくても快適に過ごせます。
曇り止めレンズは各メーカーから販売されていて、フレーム代別で3千~6千円程度で購入できます。効果の持続期間は使用環境にもよりますが、2~3年ほど保てるレンズもありますので、費用対効果は高いのではないでしょうか。
マスクの密着度を高める対策も効果がなかったという場合や、料理中に湯気で曇るのが嫌だという人も改善できます。また、付属のクロスで簡単にメンテナンスできるので、手間もかかりません。
ただし、曇り止め機能のついたレンズはほかのコーティングを付けられない場合があります。また、度数によってはレンズに厚みが出てしまいます。
コンビニで手に入る曇り止めの種類と使用方法を紹介
身の回りに代用できるアイテムがない場合は、曇り止めアイテムを購入するのがおすすめです。この項では、コンビニなどで手軽に手に入る曇り止めアイテムの種類と使用方法を紹介します。
市販の曇り止めアイテムは、使用範囲が広いのもメリットです。メガネだけではなくスマホやサングラス、ヘルメットにも使用できる場合があります。
注意点として、レンズの種類によっては曇り止めが使用できません。取扱説明書をよく読んで、お手持ちのメガネに使用できるか確認しましょう。
クロスタイプ
クロスタイプは、忙しい人や移動が多いという人におすすめです。拭くだけで効果を発揮するので、どこでもカバンからサッと取り出して使用できます。
コンパクトで持ち運びも楽なので、カバンに入れておいても邪魔になりません。多くのレンズに対応しているのもメリットです。
また、同じ効果で使い捨てのシートタイプもあります。衛生面を気にする人は、使い捨てタイプを選ぶとよいでしょう。
使用方法は以下のとおりです。
拭いた後に再度息を吹きかけると、拭き残しがないかチェックできます。
注意点として、レンズにゴミが残ったまま拭いてしまうとレンズが傷付いてしまうので、清掃は必ず行いましょう。また、デメリットは曇り止め効果の持続時間が短いことです。
ジェルタイプ
クロスタイプと比較し持続時間が長く、定期的なお手入れを減らしたいという人におすすめです。また、スプレータイプのように乾燥時間が必要なく、時間がない場合でも使用できます。
使用方法は以下のとおりです。
ジェルを付けすぎると拭きムラができるので、取扱説明書に記載されている分量に従いましょう。また、慣れていないと手が汚れやすいのもデメリットです。
スプレータイプ
持続時間はジェルタイプと同じなので、お手入れがわずらわしいと感じる人におすすめ。ジェルタイプよりムラなく均一に塗れるので、初めての人でも簡単に使えます。
使用方法は以下のとおりです。
スプレーは液だれすることもあり、周りが汚れてしまう可能性があります。電車内などでは使いづらく、使用する場所を選ぶのがデメリットです。
メガネの曇り止めを代用する時は使用方法に注意
メガネの曇り止めは、食器用洗剤やハンドソープなどで代用可能です。しかし、使用方法を誤るとメガネを傷めてしまう可能性があるので、できる限り市販の曇り止めを使用しましょう。
また、メガネが曇る原因はレンズに付いた汚れや油分なので、普段のお手入れは怠らないようにするのも大切です。緊急時は代用品でも十分に効果を発揮してくれるので、覚えておくと役に立ちますよ。
[文・構成/grape編集部]