中学校長が全校集会で発言「女性は子供を2人以上産むことが大事」 By - grape編集部 公開:2016-03-12 更新:2018-05-20 中学校出産女性学校 Share Post LINE はてな コメント 大阪の中学校で、校長が全校集会にて生徒たちに講話した内容が報道され、それを聞いた多くの人々が怒りの念をおぼえています。 朝礼が行われたのは、2016年2月29日(月)で、校長が語った講話の要旨は中学校のホームページに掲載されています。 今から日本の将来にとって、とても大事な話をします。特に女子の人は、まず顔を上げて良く聴いてください。女性にとって最も大切なことは、こどもを二人以上生むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。 なぜなら、こどもが生まれなくなると、日本の国がなくなってしまうからです。しかも、女性しか、こどもを産むことができません。男性には不可能なことです。 「女性が、こどもを二人以上産み、育て上げると、無料で国立大学の望む学部を能力に応じて入学し、卒業できる権利を与えたら良い」と言った人がいますが、私も賛成です。子育てのあと、大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職に就けば良いのです。子育ては、それ程価値のあることなのです。 大阪市立茨田北中学校 ーより引用 朝日新聞などの報道によると、市教育委員会からの聞き取りがあった際、この校長は「間違ったことは言っていない」という認識であると答えています。 個人がどのような思想を抱いても、それは自由なことです。ですが、教育の現場で校長という地位にある人間が、全校生徒の前でこのような発言をすることは「間違っていない」のでしょうか? 校長はこのように続けています。 もし、体の具合で、こどもに恵まれない人、結婚しない人も、親に恵まれないこどもを里親になって育てることはできます。 大阪市立茨田北中学校 ーより引用 確かに里親になるのも大事なこと。ですが本当に、「キャリアを積むこと以上に価値がある」なのでしょうか? 経済活動で日本を支えることは、そこまでの価値はないと言い切れますか。そこに正解などはなく、一人ひとりが自分の意思で、進む道を選び取れるのが日本という国であるはずです。 この講話を聞いた、校長の部下である女性職員はどう感じたでしょうか。一人っ子である子どもたちは、どう感じたでしょうか。その後、彼らのケアはされたのでしょうか。 発言は訂正されもせず、解釈の違いを説明することもなく、3月12日現在も中学校のホームページに掲載され続けています。 次に男子の人も特に良く聴いてください。子育ては、必ず夫婦で助け合いながらするものです。女性だけの仕事ではありません。 人として育ててもらった以上、何らかの形で子育てをすることが、親に対する恩返しです。 子育てをしたら、それで終わりではありません。その後、勉強をいつでも再開できるよう、中学生の間にしっかり勉強しておくことです。少子化を防ぐことは、日本の未来を左右します。 大阪市立茨田北中学校 ーより引用 このように校長は続けています。 市教育委員会あてに、問題であるとの匿名の電話があり、今回の件は露呈しました。市教育委員会はこの発言を不適切として校長を懲戒処分とすることを検討しているそうです。 ネット上の意見 2人出産が最も大切とか言ってる校長の話、「女性が」と頭に付いてなければまだ擁護のしようもあったかもだが、それが付いているだけでこの人何も考えていないんだなって気分になる。少子化が女性の事情だけに依存しているとか旧石器時代でも有り得ないことでしょ— yw_sapporo (@watjevv) 2016年3月12日 2人出産最も大切と中学校長 全校集会で、処分検討 https://t.co/RgUlX5xipQ うっわ!! 昔増田で散々叩かれた「子育て終わって40代から女性は学業して仕事すればよい」と同じことを、よりにもよって校長が!!! 真意を説明したいとか、滅べとしか言えん。— はなびら葵 (@hollyhockpetal) 2016年3月11日 どうしてこうも自分勝手な価値観を押し付けるようなことを言うのかね。なにが「間違ったことは言っていない」だよ。端的に阿呆である。こんなんで校長職が務まるこの国の状況が情けないわ。⇒2人出産最も大切と中学校長 全校集会で、処分検討 https://t.co/JGg0OhuP6y— ネコには都合が多い (@TryToFollowMe) 2016年3月11日 3月12日追記:中学校のホームページより、該当の記事は削除されておりました。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 「嬉しい報告があります!」長友佑都が妻・愛梨の妊娠を発表2017年9月2日、長友佑都さんがブログを更新。妻・愛梨さんが第一子を妊娠したことを発表しました。 出典 @watjevv/@hollyhockpetal/@TryToFollowMe Share Post LINE はてな コメント
大阪の中学校で、校長が全校集会にて生徒たちに講話した内容が報道され、それを聞いた多くの人々が怒りの念をおぼえています。
朝礼が行われたのは、2016年2月29日(月)で、校長が語った講話の要旨は中学校のホームページに掲載されています。
朝日新聞などの報道によると、市教育委員会からの聞き取りがあった際、この校長は「間違ったことは言っていない」という認識であると答えています。
個人がどのような思想を抱いても、それは自由なことです。ですが、教育の現場で校長という地位にある人間が、全校生徒の前でこのような発言をすることは「間違っていない」のでしょうか?
校長はこのように続けています。
確かに里親になるのも大事なこと。ですが本当に、「キャリアを積むこと以上に価値がある」なのでしょうか? 経済活動で日本を支えることは、そこまでの価値はないと言い切れますか。そこに正解などはなく、一人ひとりが自分の意思で、進む道を選び取れるのが日本という国であるはずです。
この講話を聞いた、校長の部下である女性職員はどう感じたでしょうか。一人っ子である子どもたちは、どう感じたでしょうか。その後、彼らのケアはされたのでしょうか。
発言は訂正されもせず、解釈の違いを説明することもなく、3月12日現在も中学校のホームページに掲載され続けています。
このように校長は続けています。
市教育委員会あてに、問題であるとの匿名の電話があり、今回の件は露呈しました。市教育委員会はこの発言を不適切として校長を懲戒処分とすることを検討しているそうです。
ネット上の意見
3月12日追記:中学校のホームページより、該当の記事は削除されておりました。