洗濯機内でティッシュが衣服に付着した時の対処法5選! 機器別の清掃手順も解説
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「ティッシュと一緒に洗濯してしまった」「洗濯物にティッシュが付着したら、どのように対処すればよいのか」と悩んでいませんか。
洗濯物や洗濯機に張り付いてしまったティッシュを、片付けるのは容易ではありません。そのまま放置すると、洗濯物にティッシュが張り付いて、取れなくなることも。
そこで本記事では、洗濯物や洗濯機に張り付いてしまったティッシュの取り方について紹介します。落ち着いて対処できるように詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
洗濯機内でティッシュが衣服に付着した時の対処法5選
洗濯物に絡みついてしまったティッシュは、振り払うだけでは落ちないことがほとんどです。ここでは、洗濯機の中でティッシュが衣服に付着した時の対処について解説します。
お酢を入れて洗濯する
お酢を使ってすすぎ・脱水をすると、静電気を抑制する効果が期待できます。洗濯後にそのまま乾かすことで、ティッシュが落としやすくなるのです。
45ℓの水に対して、お酢を50㎖入れて、すすぎ1回・脱水1回で洗濯します。
お酢を入れて洗濯機を回すだけなので、大きな手間は発生しません。手軽に自宅にあるもので、洗濯物に付いたティッシュを取り除きやすくする方法です。
乾燥機で乾かす
乾燥機にかけると、ティッシュが取れやすくなる場合があります。洗濯物を乾燥させることで、ティッシュが離れやすい状態となり、ポロポロと落とせます。
自然に乾かすよりも乾燥機にかけるほうが、遠心力の影響で落としやすくなるのです。
しかし、乾燥機にかける前に、目に見える範囲で洗濯物のティッシュを取り除く必要があります。乾燥機のフィルターが詰まることによる、乾燥力の低下を防ぐためです。
乾燥機を使った後は、ティッシュが残っていないか確認を行いましょう。
野菜ネット・水切りネットで取り除く
野菜ネットや三角コーナーの水切りネットもおすすめのアイテムです。野菜ネット・水切りネットに手を入れて、乾く前の洗濯物を優しくなでましょう。
平置きの時は、手前から奥になでることで落としやすくなります。ハンガーにかけた状態であれば、下から上になでると効果的。
ネットの網目にティッシュが引っかかり、簡単に取れるだけでなく、取ったティッシュが再びくっついてしまう心配を軽減できます。
粘着ローラー・掃除機で取り除く
服を干した後であれば、粘着ローラーや掃除機がおすすめです。完全に洗濯物が乾いた状態で使いましょう。
「衣類を乾燥する前に対処したけれど、ティッシュが取り切れなかった…」という時に有効な手段です。
粘着ローラーは、ゴロゴロと強く転がすと布がひっぱられて、衣類が傷付いてしまうことがあるため、優しく当てるように転がして使います。
掃除機を使う時は、ヘッドを取り外すか、隙間などに使うノズルを装着しましょう。衣類を吸い取ってしまわないように、一番弱い力で使うのがおすすめ。
洗濯物が乾いた後であれば、掃除機や粘着ローラーを使うのが効果的です。
キッチンスポンジで取り除く
キッチンスポンジを使っても、ティッシュを取り除けます。目が粗いタイプだと取りやすいです。この時、洗濯物は濡れた状態であることがポイント。
なぜなら洗濯物が乾いていると、ティッシュがこびりついてしまい、取りにくいからです。洗濯物を乾かす前の状態で、優しくなでて落とします。
傷付きやすい衣類もあるため、素材を確認しつつ、丁寧に取り扱いましょう。
【機器別】洗濯物のティッシュを取り除く方法
次に、洗濯機を回して、洗濯物のティッシュを取り除く方法を機器別に紹介します。どちらも柔軟剤を使った方法になるので、ぜひ参考にしてみてください。
縦型洗濯機の場合
まずは、糸くずフィルターに付着しているティッシュを取り除きます。洗濯機の中にティッシュが付いた衣類と推奨される量の柔軟剤を入れたら、『つけおきコース』で洗いましょう。
注意点は、洗剤投入口に柔軟剤を入れないこと。すすぎの最後に柔軟剤が自動投入され、つけ置きできないためです。
コースの時間を変更できる場合は、一番短い設定にします。『つけおきコース』がなければ、槽内に水をためて洗濯物と柔軟剤を入れ、5~10分つけ置きしましょう。
水にティッシュが浮き上がってきたら、ゴミ取りネットですくいます。きれいに取り除くことで、洗濯機が壊れる心配を軽減可能です。
つけ置きが完了したら、すすぎ1回・脱水1分を行い完了です。洗濯物が乾ききったら、粘着ローラーでティッシュを取り除きます。
ドラム式洗濯機の場合
ドラム式洗濯機であれば、バケツに衣類が浸るぐらいの水を張ります。衣類と柔軟剤を一緒にいれて5~10分ほどつけましょう。ティッシュが浮かんでこなくなるまで、水を入れ替えます。
洗濯機に衣類を入れて、すすぎ・脱水を1回行い乾燥機にかけます。乾燥機にかけると、風の力で一気に洗濯物のティッシュを落とせるため効果的。大量の衣類のケアが可能です。
乾燥後は付いてしまったティッシュを、粘着ローラーで除去します。
ティッシュが入った縦型洗濯機の掃除手順3ステップ
ティッシュを洗ってしまった時には、洗濯機自体の掃除も欠かせません。排水管の詰まりや、洗濯物へのティッシュの付着を防ぐためです。
ここでは、洗濯機の掃除をする手順を解説します。
次回以降もきれいに洗濯機を使うために参考にしてみてください。
手で取り除く
まず、見える範囲で洗濯機の中で散らばったティッシュを、手で取り除きます。
ティッシュは底にたまりやすいですが、槽内の穴に入り込んでいることもあるので、全体的にチェックしましょう。
ティッシュが張り付いていて取りにくければ、濡れたタオルなどで拭き取ります。
すすぎと排水をする
洗濯機内に満杯に水をためてから、すすぎ・排水を行います。十分な量の水を使えば、洗濯槽内に残ったティッシュだけでなく、汚れの除去も可能です。
洗剤も洗濯物も何も入れずに、水量を最大に設定してから『通常コース』で回します。『洗濯槽洗浄コース』がある場合は、こちらのコースのほうがおすすめです。
フィルターやホースの掃除をする
糸くずフィルターにティッシュがたまっていたら、取り除きます。フィルターに詰まったティッシュを落としにくい場合は、水洗いが効果的です。
排水ホースも一度取り外し、ティッシュが詰まっていないか確認します。排水ホース内にティッシュが付着している時は、長めの棒を使ってかき出しましょう。
うまく取り除けないなら、つけ置きするのがおすすめ。バケツに水と漂白剤を入れてから、ホースをつけこみます。漂白剤のパッケージを事前に確認し、適切な割合で水と混ぜましょう。
ティッシュが入ったドラム式洗濯機の掃除手順5ステップ
ドラム式洗濯機で、ティッシュを洗濯してしまった時の掃除のステップについて解説します。
ドラム式洗濯機の掃除の仕方について迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
ティッシュを集める
縦型の洗濯機と同様に、バラバラに散らばったティッシュをかき集めます。ティッシュを集めるのが大変な場合、掃除機で吸い取るのも1つの手段です。
水気が残っている場合は、濡れタオルや雑巾で拭きとります。
排水口や排水ホースの詰まりを確認する
排水口や排水ホースが詰まってしまうと排水が滞り、今後の洗濯に影響が出る可能性があります。洗濯で使った水は、ホースを通って排水口に流れ込みます。
排水ホースが詰まると、水が流れなくなり、エラーが出ることも。また、排水口にはトラップがあるので、ティッシュが詰まりやすいです。
普段、目をかけない場所ですが、ティッシュを洗ってしまった時は詰まってないか確認しましょう。手で取り除けなければ、ブラシや細い棒状のものでかき出します。
フィルターの掃除をする
ティッシュが、フィルター内部にたまっていないか確認し、もし残っていたら取り除きましょう。
ドラム式の洗濯機には、乾燥フィルターと排水フィルターが付いています。乾燥フィルターの汚れを放置すると、機能の低下だけでなく、ゴミが停滞して故障の原因になることも。
ゴミを取り除いた後に、ぬるま湯などで水洗いをします。細かい場所は、歯ブラシを使うのがおすすめ。傷付けないように優しく洗います。
ティッシュのほかに汚れが気になってしまった時は、洗剤を用いて掃除すると効果的です。
洗濯機を回す
ティッシュが取り除けたら、洗濯機を回しましょう。洗剤や洗濯物をいれずに『洗濯槽洗浄コース』で、槽内の洗浄をします。水の量は多く、洗濯時間は長めの設定にしましょう。
洗い終わったら再度フィルター掃除をする
洗濯機を回し終えたら、再度フィルターの確認が必要です。ドラム式の場合はフィルターが2つあります。上部に付いているのが、乾燥フィルター。乾燥機能を使った場合にゴミがたまる場所です。
下部にあるのが、洗濯の糸くずなどを貯める排水用のフィルターです。どちらのフィルターも目詰まりしている場合は、水洗いすると汚れをきれいに落とせます。
フィルターに残ったティッシュを取り除けば、掃除は完了です。
洗濯機にティッシュを入れてしまったら適切な方法で取り除こう
ティッシュが洗濯物に絡んで取りにくい原因は、『静電気』と『絡みやすい繊維』です。洗濯物からティッシュを取り除くには、柔軟剤を入れて再度洗濯するのが効果的。
再度洗濯する際は、『すすぎ』と『脱水』を1回ずつ行います。柔軟剤がない時は、以下の方法でもティッシュの除去が可能です。
ティッシュで洗濯機内部が汚れてしまった時は、以下の手順で洗浄します。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機は、フィルターに違いがあるものの、掃除の工程は大きくは変わりません。
ティッシュを放置してしまうと、排水管の詰まりや故障の原因にもつながります。洗濯する度にティッシュが付着してしまうのを防ぐため、早めに対処しましょう。
[文・構成/grape編集部]