オーブンの予熱は本当に必要? 企業の検証結果に「これは…」
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お菓子やパンなどを作る時に必要な『予熱』。しかし「予熱が本当に必要なのか」と気になったことはありませんか。
実は予熱をするかどうかで、料理の仕上がりは大きく変わってしまうそうです。
森永製菓【公式】(morinaga_seika)のInstagramに掲載されている、予熱あり・なしで焼き比べた結果を紹介します。
そもそも予熱とは
『予熱』はオーブンやグリルの庫内を、前もって予定の温度まで上げておくことです。
レシピに書かれている焼き時間は、『指定の温度で焼き始めること』を想定しています。そのため予熱せずに焼き始めると、最初は温度が低すぎて理想の触感や仕上がりにならない可能性があるでしょう。
一方『余熱』は、加熱した後に調理した器具や食材に残る熱のことです。予熱と余熱は言葉こそ似ていますが意味が異なるので、しっかり区別しておきましょう。
予熱あり・なしの仕上がりの違いは歴然!
森永製菓のInstagramでは、同じ材料で作ったシフォンケーキで予熱の効果を検証しています。
予熱した場合はトータルの焼き時間が37分。ふわふわしっとりとしていて、手で押しつぶしてもすぐに形が戻るような、ほどよい弾力に仕上がっています。
一方予熱なしの場合は焼き時間が43分。シフォンケーキは目が詰まり、少しパサつきが感じられます。押しつぶしても形の戻りが遅く、予熱して焼いたものほど弾力はないようでした。
切り分けてみてもその違いは歴然。予熱ありのほうが高さがあり形が整っていて、予熱の有無が完成度に影響を与えるのは間違いないといえるでしょう。
※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。
予熱時間の目安
オーブンやグリルの機種にもよりますが、180℃設定で調理したい場合の予熱時間の目安は15分程度です。
ただし気温が低い季節の場合、オーブンの扉を開けるたびに中の温度が下がりやすくなります。予熱完了後にすぐ調理を始められるよう、食材を準備しておきましょう。
予熱をするのとしないのとでは、料理の仕上がりが変わります。予熱の大切さを知り、よりおいしい料理を作ってくださいね。
[文・構成/grape編集部]