チルド室には○○を入れて! パナソニックの助言に「知らなかった」
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年々進化し続けている冷蔵庫。昔は冷蔵室しかなかったのですが、冷凍室が別にある2ドアになり、野菜室や製氷室を備えた機種も増え、さらにチルド室、パーシャル室なども登場しました。
あなたは、それぞれの庫室をうまく使い分けていますか。使い分けに悩む人もいるかもしれませんね。
冷蔵庫の庫室の使い分けについて、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)に取材しました。
冷蔵庫の庫室の使い方
冷蔵庫のそれぞれの庫室はどのような機能を備えており、どう使うのがいいのでしょうか。
パナソニックによると、以下のようになります。
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画像提供:パナソニック
冷蔵室
冷蔵室はオールマイティーな食材保存用スペースで、冷蔵庫の中でも最大のスペースを占めています。
メーカーや製品によって多少の違いはありますが、多くの冷蔵庫は3~6℃くらいの温度に設定されているとのこと。
冷蔵室では、肉や野菜などの生ものや、発酵食品、野菜、加工食品飲料など、さまざまなものを保存できます。
最近では、チルドとパーシャルという区分がありますが、どちらで保存すればいいのか分からない場合でも、冷蔵室に入れておけば食材が傷むことを防げるでしょう。
多くの製品では冷蔵室の温度が調節可能なため、冷えすぎていると思ったら調整して少し温度を高くできます。
冷凍室
冷凍室は長期保存したい食材向けで、温度は約マイナス20~18℃。
ほとんどの場合、冷蔵室やチルドなどとは独立した形で設けられており、別ドアになっています。
温度は約マイナス18℃に設定されているので、食材を凍らせることが可能。大抵の製品には氷を作る製氷皿が備わっています。
冷凍食品はもちろん、アイスクリームやアイスキャンディーなどの保存に重宝しますね。食材を凍らせることができるため、傷みやすい生ものを冷凍保存する時にも使われます。
パナソニックによると「冷凍庫を使えば長期保存ができ、例えばミンチだと約1か月の保存が可能。牛肉や豚肉、生魚だと約1.5か月、パンやご飯だと約2か月も保存できます」とのことです。
ただし、野菜や果物は鮮度が落ち、食感や味を損ねてしまうため、冷凍庫での保存には向いていません。
野菜室
野菜室は、約3~8℃の温度に設定されていることが多く、冷蔵庫の各スペースの中でもっとも高い温度帯。
これは、野菜の保存に適した温度設定で、水分の多い野菜をみずみずしい状態のまま保存できるのがメリットです。
パーシャルとチルド
最近では、パーシャル、チルドという特殊な庫室を備えた機種もあります。チルドとパーシャルの違いは温度です。
パーシャルは肉類や魚類が鮮度高く保存でき、温度は約マイナス3~1℃。
パーシャルでの保存に適しているのは、肉類や魚類です。細胞が完全に凍ることなく、わずかに凍っている状態になります。
そのため、冷蔵室やチルド室で保存するよりも鮮度を高く保てるのです。
画像提供:パナソニック
パナソニックによると「解凍の必要がないため、調理の時短効果も期待できます。冷凍まではせずに、調理にすぐ使えるように新鮮保存しておきたいという時にはパーシャルが向いています」とアドバイスがありました。
一方、チルドは納豆やチーズなどの保存に向いており、温度は約0~2℃。
チルドは、冷蔵室で保存する以上に長持ちさせたいものの、冷凍はさせたくない食材の保存に適しています。
パナソニックによれば「主に味噌や納豆などの発酵食品や、はんぺんのような練り物、固形のチーズや生クリームといった乳製品の保存に使うといいですね。また、漬け物などの水分含有量が少ないものもチルド保存に向いています」とのことです。
ただし、上記はパナソニックの製品を例にした説明のため、より詳しい使い方については、各家庭の冷蔵庫の説明書を確認してください。
あなたも冷蔵庫を上手に使い分けて、食材をよりよい状態で保存しましょう。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]