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ミートローフってどんな料理?発祥や基本のレシピを紹介

By - COLLY  公開:  更新:

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子供も喜ぶ、パーティのごちそうにぴったりなミートローフ。ハンバーグに似たひき肉を使った料理として有名ですが、自宅で作って食べたことのある人は少ないのではないでしょうか。

本記事では、ミートローフの発祥からハンバーグとの違い、さまざまな味付けや調理法のレシピまでご紹介していきます。市販のミートローフを使用したお手軽レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ミートローフはどのような料理?起源やハンバーグとの違いは

ミートローフの画像

※写真はイメージ

アメリカの家庭料理として親しまれているミートローフ。ギュッと詰まった肉や野菜のうまみが味わえる肉料理は、どのようにして作り出されたのでしょうか。ミートローフの歴史について見ていきましょう。

ミートローフの名前の由来は?

ミートローフは英語で『meatloaf』と書きます。『肉』を意味する『meat』と『かたまり』を意味する『loaf』の2語で構成される言葉ですね。食べる時に切り分ける必要のある大きさのものをローフと呼び、パンの場合は『ローフブレッド』と呼ばれるようです。

日本でもなじみのあるパウンドケーキも、『ローフケーキ』の1種といえるでしょう。調理の時に使用する四角の型は、『ローフ型』や『ワンローフ型』と呼ばれます。

ミートローフの発祥地は?

今でこそミートローフはアメリカの定番料理となっていますが、発祥地はヨーロッパのようです。19世紀後半にアメリカへ渡った、ドイツ系移民によってもたらされたといわれています。

ミートローフがアメリカで人気を博した理由は、1930年頃に起こった世界恐慌や、その後の第二次世界大戦で物資が不足したため。わずかな肉に野菜やパン粉を混ぜてかさ増しできるミートローフは、お腹を空かせた庶民の心強い味方となったことでしょう。

ミートローフとハンバーグの違いは?

ミートローフとハンバーグは、ひき肉にみじん切りの野菜、調味料にパン粉などの粉類と、ほとんど同じ材料で構成されています。大きく異なる点は2つ、形と加熱方法です。

ミートローフは型を使って焼き上げるため四角形ですが、ハンバーグは円形や楕円形に形成するのが一般的。

オーブンで焼くミートローフは食材全体にじっくりと熱が伝わり、焼きムラの少ない仕上がりになり、フライパンで短時間、高火力で焼き上げるハンバーグは焦げ目の香ばしさを楽しめる仕上がりとなります。

ミートローフとよく似たハンバーグの起源には、2つの説があるようです。1つは約1500年前のローマの料理書に書かれていた、ミートローフに近い料理のレシピを起源とする説です。

一般的には、ドイツのハンブルグ地方で食べられていた生肉料理『タルタルステーキ』を起源とするもう1つの説が広まっています。アメリカに渡った時に、『ハンブルグステーキ』と呼ばれたようですね。

オーブンを使ったミートローフの基本レシピ

ミートローフの画像

※写真はイメージ

ミートローフの材料や作り方について紹介します。基本のレシピを知って、自分なりにアレンジしてみてください。

一般的に使われる材料は、合いびき肉、みじん切りタマネギ、卵、パン粉、牛乳、調味料です。すべてを混ぜ合わせた肉だねを型に入れて、オーブンで焼き上げるのが一般的な作り方ですね。切り分ける時は崩れないよう冷めてから行いましょう。

使用する調味料や肉だねに入れる野菜、加熱方法などで味わいが変わるので、数多くのレシピが存在します。

さまざまなミートローフのレシピを紹介

ミートローフの画像

※写真はイメージ

ミートローフの基本材料や作り方を確認したところで、各メーカーが提案しているミートローフのレシピを紹介します。ソースの味付けや調理法が異なるので、自分の好みに合ったレシピを試してみてください。

『春野菜のフライパンミートローフ』

材料(4人分)
合びき肉 300g
グリーンアスパラガス 50g
さやいんげん 40g
にんじん 30g
ベビーリーフ(お好みで) 適量(30g)
【A】
卵 1個(50g)
日の出 甘みとコクの糖質ゼロ 小さじ2
日の出 料理清酒糖質ゼロ 小さじ2
塩・しょうゆ 各小さじ1/2
ナツメグ 少々

作り方
下準備
・アスパラ・いんげん・皮をむいたにんじんは熱湯で茹で、5㎜の角切りにする。
1.ボウルに【A】をあわせて混ぜ、ひき肉を加えて粘りが出るまでよく混ぜる。さらに下準備した野菜を加えてよく混ぜる。
2.クッキングシートを敷いて1の生地をその上に広げ、直径7~8cm位の棒状に包む。
(※フライパンの直径が小さい場合は2本に分けて包むとよい。)
3.2をさらにアルミホイルで包んでフライパンに入れ、水(100㎖:分量外)をかける。蓋をして火にかけ、10分位蒸し焼きにする。
4.食べやすい厚さに3を切って皿に盛りつけ、お好みでベビーリーフを添える。

日の出みりん ーより引用

キング醸造株式会社が紹介する、糖質オフが嬉しいレシピです。型はアルミホイルで代用し、オーブンを使わずフライパンで蒸し焼きにします。特別な道具を必要としないので、まずはオーブンを使わない方法で試してみるのもよいでしょう。

『野菜たっぷり蒸しミートローフ』

材料
冷凍ミックスベジタブル 100g
玉ねぎ 1/2個
合挽きひき肉 300g
A卵 1個
Aパン粉 40g
A牛乳 1/2カップ
玉ねぎ 小1個
ナツメグ 適量
塩、こしょう 少々
■ソース
ケチャップ 1/4カップ
ウスターソース 1/4カップ

作り方
1 冷凍ミックスベジタブルはレンジアップする。玉ねぎをみじん切りにする。
2 ボウルにひき肉、パン粉、牛乳、2の玉ねぎ、ナツメグ、卵をいれて粘りが出るまでよく混ぜ、塩、こしょうで味つけする。
3 30cm×30cmのサランラップの上に2を1/4のせ、その上にミックスベジタブルをのせ、その上に2の1/4をのせ直径5cmくらいの円柱に成形する。残りで同じものをもう1本作る。
4 耐熱皿の上に3を乗せて、600wのレンジで7〜8分加熱する。耐熱皿の下に残った肉汁を耐熱皿に入れ、ケチャップ、ウスターソースを入れ混ぜ、ラップをかけて600wのレンジで1分加熱してソースを作る。
5 ラップを外しお皿に盛り付け、ソースをかける。

株式会社アスク ーより引用

株式会社アスクが紹介する、野菜をたっぷり使ったミートローフです。使用する道具はラップと電子レンジなので、思い立ったらすぐに作れますよ。

『なすと香味野菜たっぷりの和風ミートローフ みそトマトソース』

材料(2人分)
具材
合い挽き肉200g
なす1本
玉ねぎ1/4個
人参1/4本
セロリ1/4本
調味料
(a)
みそ(料亭の味)大さじ1
生パン粉1/3カップ
卵1/2個
粗挽き黒胡椒小さじ1/4
(b)
みそ(料亭の味)大さじ1
水大さじ1~1.5
トマトケチャップ大さじ1.5
ソース大さじ1/2
オリーブオイル大さじ⅔

作り方
1.野菜は全てみじん切りにして合わせておく。オーブンを200度に温めはじめる。
2.ボウルに挽き肉と(a)を入れてよく混ぜあわせたところに[1]の野菜を入れてさらに混ぜあわせてなじませる。
3.天板にオーブンシートを敷き、[2]を空気を抜きながら高さ5~6cm程度の山型の長方形になるよう形成したら、表面全体に手でオリーブオイルをまんべんなく塗る。
4.オーブンに入れて40~45分焼き、粗熱がとれたら切り分ける。焼いている間に(b)を混ぜ合わせておき、いただくときに適量のせていただく。好みで練り辛子やマスタードを添えても。

マルコメ株式会社 ーより引用

マルコメ株式会社が紹介する、和風のミートローフです。いつもと違う味付けにしたい時にいかがでしょうか。

ミートローフの食べ方、盛り付け方

ミートローフの画像

※写真はイメージ

ひき肉のうまみがおいしいミートローフですが、茶色いため彩りが悪くなりがちです。せっかくミートローフを食べるなら、盛り付けにこだわって見た目もおいしくいただきましょう。

ミートローフはアレンジして彩りを加えつつ、別の料理としてもおいしく食べられるのが嬉しいポイント。手軽に市販のミートローフを使ったレシピもご紹介します。

ミートローフは彩りを工夫して

ミートローフにゆで卵や野菜を埋めて焼き上げた時は、断面がきれいに見えるよう意識して切り分けましょう。

盛り付ける時は切ったミートローフを皿にのせ、緑の葉野菜や焼き野菜を添えるのが簡単でおすすめです。大きめのお皿に余白を残しつつ盛り付けてみましょう。

ソースは直接かけず横に垂らすようにしてみたり、ミートローフの下に広めの円形に広げてみたりと試してみると、雰囲気が変わります。

市販のミートローフをアレンジ

野菜をみじん切りにして、ひき肉をこねて、と作るのが面倒な時は、市販のミートローフを購入してみるのも選択肢の1つです。そのまま食べてもおいしい商品ですが、ひと工夫したい時は、以下のレシピを参考にしてみてください。

『ミートローフのロールキャベツ』

材料(2人分)
ミートローフ 1パック
キャベツ 4枚
水(お湯) 3カップ
固形コンソメ 2個

作り方
1.キャベツの芯の部分を取り除き、水に濡らしてからラップで包んで600Wのレンジで3分加熱し、粗熱をとる。
2.ミートローフは8等分に切る。
3.お湯1カップにコンソメを溶かしておく。
4.キャベツにミートローフを2個ずつ入れて巻き、つまようじを端から指して固定する。
5.鍋に溶かしたコンソメ1カップと残りのお湯を入れ、中火で煮る。
6.沸騰したら蓋をして、弱火にしてさらに煮込む。

伊藤ハム株式会社 ーより引用

伊藤ハム株式会社が紹介する、市販のミートローフを使用したレシピです。手間のかかるロールキャベツも、ミートローフを使えばすぐに作れます。

『ミートローフとプチトマトの粒マスタード炒め』

材料(2人分)
あらびきミートローフ(厚さ約5mmに切る) 100g
ミニトマト 10~15個
バジルの葉 1~2枚
粒マスタード 大さじ3/4
オリーブオイル 大さじ1

作り方
1.ミートローフを2cm角に切る。
2.ミニトマトはへたを取り除き、バジルは粗みじんに切る。
3.フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、ミートローフとミニトマトを炒める。
4.ミニトマトに火が通ったら火を止めて粒マスタードとバジルを加えてさっと混ぜ、器に盛りつける。

日本ハム株式会社 ーより引用

日本ハム株式会社が紹介する、市販のミートローフを使ったレシピです。手作りのミートローフと異なり、しっかり固められているため炒めものにも使用できます。

ミートローフを作っておいしく食べよう! 

ミートローフの歴史からレシピ、食べ方までご紹介しました。フライパンで焼き上げていくハンバーグと違い、ミートローフなら大人数の量を一度に作れます。ひき肉を大量購入した時などに、ぜひ作ってみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
日の出みりん株式会社アスクマルコメ伊藤ハム日本ハム株式会社

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