ミートローフってどんな料理?発祥や基本のレシピを紹介 By - COLLY 公開:2024-07-25 更新:2024-07-25 料理 Share Post LINE はてな コメント 出典: 子供も喜ぶ、パーティのごちそうにぴったりなミートローフ。ハンバーグに似たひき肉を使った料理として有名ですが、自宅で作って食べたことのある人は少ないのではないでしょうか。 本記事では、ミートローフの発祥からハンバーグとの違い、さまざまな味付けや調理法のレシピまでご紹介していきます。市販のミートローフを使用したお手軽レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 ミートローフはどのような料理?起源やハンバーグとの違いは ※写真はイメージ アメリカの家庭料理として親しまれているミートローフ。ギュッと詰まった肉や野菜のうまみが味わえる肉料理は、どのようにして作り出されたのでしょうか。ミートローフの歴史について見ていきましょう。 ミートローフの名前の由来は? ミートローフは英語で『meatloaf』と書きます。『肉』を意味する『meat』と『かたまり』を意味する『loaf』の2語で構成される言葉ですね。食べる時に切り分ける必要のある大きさのものをローフと呼び、パンの場合は『ローフブレッド』と呼ばれるようです。 日本でもなじみのあるパウンドケーキも、『ローフケーキ』の1種といえるでしょう。調理の時に使用する四角の型は、『ローフ型』や『ワンローフ型』と呼ばれます。 ミートローフの発祥地は? 今でこそミートローフはアメリカの定番料理となっていますが、発祥地はヨーロッパのようです。19世紀後半にアメリカへ渡った、ドイツ系移民によってもたらされたといわれています。 ミートローフがアメリカで人気を博した理由は、1930年頃に起こった世界恐慌や、その後の第二次世界大戦で物資が不足したため。わずかな肉に野菜やパン粉を混ぜてかさ増しできるミートローフは、お腹を空かせた庶民の心強い味方となったことでしょう。 ミートローフとハンバーグの違いは? ミートローフとハンバーグは、ひき肉にみじん切りの野菜、調味料にパン粉などの粉類と、ほとんど同じ材料で構成されています。大きく異なる点は2つ、形と加熱方法です。 ミートローフは型を使って焼き上げるため四角形ですが、ハンバーグは円形や楕円形に形成するのが一般的。 オーブンで焼くミートローフは食材全体にじっくりと熱が伝わり、焼きムラの少ない仕上がりになり、フライパンで短時間、高火力で焼き上げるハンバーグは焦げ目の香ばしさを楽しめる仕上がりとなります。 ミートローフとよく似たハンバーグの起源には、2つの説があるようです。1つは約1500年前のローマの料理書に書かれていた、ミートローフに近い料理のレシピを起源とする説です。 一般的には、ドイツのハンブルグ地方で食べられていた生肉料理『タルタルステーキ』を起源とするもう1つの説が広まっています。アメリカに渡った時に、『ハンブルグステーキ』と呼ばれたようですね。 オーブンを使ったミートローフの基本レシピ ※写真はイメージ ミートローフの材料や作り方について紹介します。基本のレシピを知って、自分なりにアレンジしてみてください。 一般的に使われる材料は、合いびき肉、みじん切りタマネギ、卵、パン粉、牛乳、調味料です。すべてを混ぜ合わせた肉だねを型に入れて、オーブンで焼き上げるのが一般的な作り方ですね。切り分ける時は崩れないよう冷めてから行いましょう。 使用する調味料や肉だねに入れる野菜、加熱方法などで味わいが変わるので、数多くのレシピが存在します。 さまざまなミートローフのレシピを紹介 ※写真はイメージ ミートローフの基本材料や作り方を確認したところで、各メーカーが提案しているミートローフのレシピを紹介します。ソースの味付けや調理法が異なるので、自分の好みに合ったレシピを試してみてください。 『春野菜のフライパンミートローフ』 材料(4人分) 合びき肉 300g グリーンアスパラガス 50g さやいんげん 40g にんじん 30g ベビーリーフ(お好みで) 適量(30g) 【A】 卵 1個(50g) 日の出 甘みとコクの糖質ゼロ 小さじ2 日の出 料理清酒糖質ゼロ 小さじ2 塩・しょうゆ 各小さじ1/2 ナツメグ 少々 作り方 下準備 ・アスパラ・いんげん・皮をむいたにんじんは熱湯で茹で、5㎜の角切りにする。 1.ボウルに【A】をあわせて混ぜ、ひき肉を加えて粘りが出るまでよく混ぜる。さらに下準備した野菜を加えてよく混ぜる。 2.クッキングシートを敷いて1の生地をその上に広げ、直径7~8cm位の棒状に包む。 (※フライパンの直径が小さい場合は2本に分けて包むとよい。) 3.2をさらにアルミホイルで包んでフライパンに入れ、水(100㎖:分量外)をかける。蓋をして火にかけ、10分位蒸し焼きにする。 4.食べやすい厚さに3を切って皿に盛りつけ、お好みでベビーリーフを添える。 日の出みりん ーより引用 キング醸造株式会社が紹介する、糖質オフが嬉しいレシピです。型はアルミホイルで代用し、オーブンを使わずフライパンで蒸し焼きにします。特別な道具を必要としないので、まずはオーブンを使わない方法で試してみるのもよいでしょう。 『野菜たっぷり蒸しミートローフ』 材料 冷凍ミックスベジタブル 100g 玉ねぎ 1/2個 合挽きひき肉 300g A卵 1個 Aパン粉 40g A牛乳 1/2カップ 玉ねぎ 小1個 ナツメグ 適量 塩、こしょう 少々 ■ソース ケチャップ 1/4カップ ウスターソース 1/4カップ 作り方 1 冷凍ミックスベジタブルはレンジアップする。玉ねぎをみじん切りにする。 2 ボウルにひき肉、パン粉、牛乳、2の玉ねぎ、ナツメグ、卵をいれて粘りが出るまでよく混ぜ、塩、こしょうで味つけする。 3 30cm×30cmのサランラップの上に2を1/4のせ、その上にミックスベジタブルをのせ、その上に2の1/4をのせ直径5cmくらいの円柱に成形する。残りで同じものをもう1本作る。 4 耐熱皿の上に3を乗せて、600wのレンジで7〜8分加熱する。耐熱皿の下に残った肉汁を耐熱皿に入れ、ケチャップ、ウスターソースを入れ混ぜ、ラップをかけて600wのレンジで1分加熱してソースを作る。 5 ラップを外しお皿に盛り付け、ソースをかける。 株式会社アスク ーより引用 株式会社アスクが紹介する、野菜をたっぷり使ったミートローフです。使用する道具はラップと電子レンジなので、思い立ったらすぐに作れますよ。 『なすと香味野菜たっぷりの和風ミートローフ みそトマトソース』 材料(2人分) 具材 合い挽き肉200g なす1本 玉ねぎ1/4個 人参1/4本 セロリ1/4本 調味料 (a) みそ(料亭の味)大さじ1 生パン粉1/3カップ 卵1/2個 粗挽き黒胡椒小さじ1/4 (b) みそ(料亭の味)大さじ1 水大さじ1~1.5 トマトケチャップ大さじ1.5 ソース大さじ1/2 オリーブオイル大さじ⅔ 作り方 1.野菜は全てみじん切りにして合わせておく。オーブンを200度に温めはじめる。 2.ボウルに挽き肉と(a)を入れてよく混ぜあわせたところに[1]の野菜を入れてさらに混ぜあわせてなじませる。 3.天板にオーブンシートを敷き、[2]を空気を抜きながら高さ5~6cm程度の山型の長方形になるよう形成したら、表面全体に手でオリーブオイルをまんべんなく塗る。 4.オーブンに入れて40~45分焼き、粗熱がとれたら切り分ける。焼いている間に(b)を混ぜ合わせておき、いただくときに適量のせていただく。好みで練り辛子やマスタードを添えても。 マルコメ株式会社 ーより引用 マルコメ株式会社が紹介する、和風のミートローフです。いつもと違う味付けにしたい時にいかがでしょうか。 ミートローフの食べ方、盛り付け方 ※写真はイメージ ひき肉のうまみがおいしいミートローフですが、茶色いため彩りが悪くなりがちです。せっかくミートローフを食べるなら、盛り付けにこだわって見た目もおいしくいただきましょう。 ミートローフはアレンジして彩りを加えつつ、別の料理としてもおいしく食べられるのが嬉しいポイント。手軽に市販のミートローフを使ったレシピもご紹介します。 ミートローフは彩りを工夫して ミートローフにゆで卵や野菜を埋めて焼き上げた時は、断面がきれいに見えるよう意識して切り分けましょう。 盛り付ける時は切ったミートローフを皿にのせ、緑の葉野菜や焼き野菜を添えるのが簡単でおすすめです。大きめのお皿に余白を残しつつ盛り付けてみましょう。 ソースは直接かけず横に垂らすようにしてみたり、ミートローフの下に広めの円形に広げてみたりと試してみると、雰囲気が変わります。 市販のミートローフをアレンジ 野菜をみじん切りにして、ひき肉をこねて、と作るのが面倒な時は、市販のミートローフを購入してみるのも選択肢の1つです。そのまま食べてもおいしい商品ですが、ひと工夫したい時は、以下のレシピを参考にしてみてください。 『ミートローフのロールキャベツ』 材料(2人分) ミートローフ 1パック キャベツ 4枚 水(お湯) 3カップ 固形コンソメ 2個 作り方 1.キャベツの芯の部分を取り除き、水に濡らしてからラップで包んで600Wのレンジで3分加熱し、粗熱をとる。 2.ミートローフは8等分に切る。 3.お湯1カップにコンソメを溶かしておく。 4.キャベツにミートローフを2個ずつ入れて巻き、つまようじを端から指して固定する。 5.鍋に溶かしたコンソメ1カップと残りのお湯を入れ、中火で煮る。 6.沸騰したら蓋をして、弱火にしてさらに煮込む。 伊藤ハム株式会社 ーより引用 伊藤ハム株式会社が紹介する、市販のミートローフを使用したレシピです。手間のかかるロールキャベツも、ミートローフを使えばすぐに作れます。 『ミートローフとプチトマトの粒マスタード炒め』 材料(2人分) あらびきミートローフ(厚さ約5mmに切る) 100g ミニトマト 10~15個 バジルの葉 1~2枚 粒マスタード 大さじ3/4 オリーブオイル 大さじ1 作り方 1.ミートローフを2cm角に切る。 2.ミニトマトはへたを取り除き、バジルは粗みじんに切る。 3.フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、ミートローフとミニトマトを炒める。 4.ミニトマトに火が通ったら火を止めて粒マスタードとバジルを加えてさっと混ぜ、器に盛りつける。 日本ハム株式会社 ーより引用 日本ハム株式会社が紹介する、市販のミートローフを使ったレシピです。手作りのミートローフと異なり、しっかり固められているため炒めものにも使用できます。 ミートローフを作っておいしく食べよう! ミートローフの歴史からレシピ、食べ方までご紹介しました。フライパンで焼き上げていくハンバーグと違い、ミートローフなら大人数の量を一度に作れます。ひき肉を大量購入した時などに、ぜひ作ってみてください。 [文・構成/grape編集部] 出典 日の出みりん/株式会社アスク/マルコメ/伊藤ハム/日本ハム株式会社 Share Post LINE はてな コメント
子供も喜ぶ、パーティのごちそうにぴったりなミートローフ。ハンバーグに似たひき肉を使った料理として有名ですが、自宅で作って食べたことのある人は少ないのではないでしょうか。
本記事では、ミートローフの発祥からハンバーグとの違い、さまざまな味付けや調理法のレシピまでご紹介していきます。市販のミートローフを使用したお手軽レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ミートローフはどのような料理?起源やハンバーグとの違いは
※写真はイメージ
アメリカの家庭料理として親しまれているミートローフ。ギュッと詰まった肉や野菜のうまみが味わえる肉料理は、どのようにして作り出されたのでしょうか。ミートローフの歴史について見ていきましょう。
ミートローフの名前の由来は?
ミートローフは英語で『meatloaf』と書きます。『肉』を意味する『meat』と『かたまり』を意味する『loaf』の2語で構成される言葉ですね。食べる時に切り分ける必要のある大きさのものをローフと呼び、パンの場合は『ローフブレッド』と呼ばれるようです。
日本でもなじみのあるパウンドケーキも、『ローフケーキ』の1種といえるでしょう。調理の時に使用する四角の型は、『ローフ型』や『ワンローフ型』と呼ばれます。
ミートローフの発祥地は?
今でこそミートローフはアメリカの定番料理となっていますが、発祥地はヨーロッパのようです。19世紀後半にアメリカへ渡った、ドイツ系移民によってもたらされたといわれています。
ミートローフがアメリカで人気を博した理由は、1930年頃に起こった世界恐慌や、その後の第二次世界大戦で物資が不足したため。わずかな肉に野菜やパン粉を混ぜてかさ増しできるミートローフは、お腹を空かせた庶民の心強い味方となったことでしょう。
ミートローフとハンバーグの違いは?
ミートローフとハンバーグは、ひき肉にみじん切りの野菜、調味料にパン粉などの粉類と、ほとんど同じ材料で構成されています。大きく異なる点は2つ、形と加熱方法です。
ミートローフは型を使って焼き上げるため四角形ですが、ハンバーグは円形や楕円形に形成するのが一般的。
オーブンで焼くミートローフは食材全体にじっくりと熱が伝わり、焼きムラの少ない仕上がりになり、フライパンで短時間、高火力で焼き上げるハンバーグは焦げ目の香ばしさを楽しめる仕上がりとなります。
ミートローフとよく似たハンバーグの起源には、2つの説があるようです。1つは約1500年前のローマの料理書に書かれていた、ミートローフに近い料理のレシピを起源とする説です。
一般的には、ドイツのハンブルグ地方で食べられていた生肉料理『タルタルステーキ』を起源とするもう1つの説が広まっています。アメリカに渡った時に、『ハンブルグステーキ』と呼ばれたようですね。
オーブンを使ったミートローフの基本レシピ
※写真はイメージ
ミートローフの材料や作り方について紹介します。基本のレシピを知って、自分なりにアレンジしてみてください。
一般的に使われる材料は、合いびき肉、みじん切りタマネギ、卵、パン粉、牛乳、調味料です。すべてを混ぜ合わせた肉だねを型に入れて、オーブンで焼き上げるのが一般的な作り方ですね。切り分ける時は崩れないよう冷めてから行いましょう。
使用する調味料や肉だねに入れる野菜、加熱方法などで味わいが変わるので、数多くのレシピが存在します。
さまざまなミートローフのレシピを紹介
※写真はイメージ
ミートローフの基本材料や作り方を確認したところで、各メーカーが提案しているミートローフのレシピを紹介します。ソースの味付けや調理法が異なるので、自分の好みに合ったレシピを試してみてください。
『春野菜のフライパンミートローフ』
キング醸造株式会社が紹介する、糖質オフが嬉しいレシピです。型はアルミホイルで代用し、オーブンを使わずフライパンで蒸し焼きにします。特別な道具を必要としないので、まずはオーブンを使わない方法で試してみるのもよいでしょう。
『野菜たっぷり蒸しミートローフ』
株式会社アスクが紹介する、野菜をたっぷり使ったミートローフです。使用する道具はラップと電子レンジなので、思い立ったらすぐに作れますよ。
『なすと香味野菜たっぷりの和風ミートローフ みそトマトソース』
マルコメ株式会社が紹介する、和風のミートローフです。いつもと違う味付けにしたい時にいかがでしょうか。
ミートローフの食べ方、盛り付け方
※写真はイメージ
ひき肉のうまみがおいしいミートローフですが、茶色いため彩りが悪くなりがちです。せっかくミートローフを食べるなら、盛り付けにこだわって見た目もおいしくいただきましょう。
ミートローフはアレンジして彩りを加えつつ、別の料理としてもおいしく食べられるのが嬉しいポイント。手軽に市販のミートローフを使ったレシピもご紹介します。
ミートローフは彩りを工夫して
ミートローフにゆで卵や野菜を埋めて焼き上げた時は、断面がきれいに見えるよう意識して切り分けましょう。
盛り付ける時は切ったミートローフを皿にのせ、緑の葉野菜や焼き野菜を添えるのが簡単でおすすめです。大きめのお皿に余白を残しつつ盛り付けてみましょう。
ソースは直接かけず横に垂らすようにしてみたり、ミートローフの下に広めの円形に広げてみたりと試してみると、雰囲気が変わります。
市販のミートローフをアレンジ
野菜をみじん切りにして、ひき肉をこねて、と作るのが面倒な時は、市販のミートローフを購入してみるのも選択肢の1つです。そのまま食べてもおいしい商品ですが、ひと工夫したい時は、以下のレシピを参考にしてみてください。
『ミートローフのロールキャベツ』
伊藤ハム株式会社が紹介する、市販のミートローフを使用したレシピです。手間のかかるロールキャベツも、ミートローフを使えばすぐに作れます。
『ミートローフとプチトマトの粒マスタード炒め』
日本ハム株式会社が紹介する、市販のミートローフを使ったレシピです。手作りのミートローフと異なり、しっかり固められているため炒めものにも使用できます。
ミートローフを作っておいしく食べよう!
ミートローフの歴史からレシピ、食べ方までご紹介しました。フライパンで焼き上げていくハンバーグと違い、ミートローフなら大人数の量を一度に作れます。ひき肉を大量購入した時などに、ぜひ作ってみてください。
[文・構成/grape編集部]