リンゴの皮のベタベタ、よく洗うべき? 卸売会社の回答「べたつきの原因は…」
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- 取材協力
- 弘果弘前中央青果株式会社
リンゴの表面が、不自然なほどにツヤツヤとしているのを見たことはありませんか。
ツヤがあるだけでなく、ベタ付きもあることが多く、「これって何か塗っているのでは…」と思った人もいるかもしれません。
「なぜリンゴの表面がツヤツヤしているのか」について、リンゴの名産地である、青森県弘前市で青果卸売を行う、弘果弘前中央青果株式会社(以下、弘果弘前中央青果)に聞きました。
リンゴのツヤツヤした成分の正体とは?
弘果弘前中央青果によると、このような理由からツヤツヤになるそうです。
リンゴの表面にツヤが出て、ベタ付くのは『油あがり』と呼ばれる現象です。
リンゴが熟す過程で表皮から分泌される脂肪酸が、リンゴの表面を覆っている、ろう物質というものを溶かすことで、表面がベタベタしたり、光沢が出るようになったりします。
では、『油あがり』のリンゴは食べても問題ないのでしょうか。弘果弘前中央青果に聞いたところ、このような回答がありました。
リンゴ由来の成分のため、食べていただいても問題はありません。ただし、ベタベタとした感触が苦手な人もいると思うので、その場合は皮を剥いて食べてください。
※写真はイメージ
『油あがり』は『ジョナゴールド』や『つがる』といった品種で起こることが多いそうです。
また、表皮から分泌される脂肪酸は、栄養価の高いリノール酸やオレイン酸なので、そのまま食べるほうがいいかもしれません。
リンゴのツヤツヤの正体は、天然由来の成分なので、食べても問題はありません。
「ワックスなどを塗っているのかも」と気にしていた人は、次からそのまま食べてみてはいかがでしょうか。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]