炊飯器の水蒸気に潜む意外なリスク 国民生活センターの注意喚起に冷や汗
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※写真はイメージ
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私たちの身の回りには、数多くの家電製品があります。生活を便利かつ豊かにしてくれる一方で、使い方を誤ると、思わぬ事故の原因になってしまうケースもあるでしょう。
中でも特に見落としがちなのが、『蒸気』のリスクです。
具体的にどのような製品でどういった危険が想定されるのか、国民生活センター(@kokusen_ncac)の公式X投稿より解説します。
電気炊飯器や電気ポットに注意
普段使っている家電製品の中には、電気炊飯器や電気ポットなど、蒸気を発生させるものも少なくありません。国民生活センターの公式X投稿では、この蒸気による火傷について注意喚起しています。
蒸気口近くの温度は特に高く、100℃近くにまで達する場合も。素手で直接触れれば、わずか数秒で深刻な火傷を負うリスクがあります。
大人であれば、「蒸気=熱い」という認識があり、わざわざ自分から触れようとは思わないはずです。一方で幼い子供にとっては、ふわふわと吹き出す白い湯気は、非常に興味を惹かれるもの。好奇心のまま、つい手を伸ばしてしまうケースも多いでしょう。
炊飯器やポットのほか、スチーム式の加湿器も熱い蒸気を発生させる家電製品です。思わぬトラブルを防ぐため、事前にしっかりと対策をしておきましょう。
火傷を防ぐための対策とは
蒸気による火傷を防ぐために、もっとも重要なのは「設置位置に工夫する」という点です。電気炊飯器や電気ポットの設置場所は、子供の手の届かない場所を選んでください。
幼い子供にとって、キッチンは蒸気以外にも危険の多い場所です。ベビーゲートを設置してキッチン空間への侵入そのものを防ぐ方法も効果が期待できるでしょう。
蒸気による火傷は、「リスクは認識していたが、思わぬ形で触れてしまった」という状況下で発生するケースもあります。炊飯器や電気ポットの中には、高温蒸気による火傷被害を予防するための機能を搭載したものも少なくありません。
具体的には、以下のような機能に注目してみてください。
・蒸気レス
・蒸気カット
・蒸気セーブ
安全性の高いアイテムへ買い替えれば、より確実に火傷リスクを減らせるでしょう。
家電から蒸気が発生することは知っていても、「それが火傷の原因になるなんて、まったく想像していなかった…」という人も多いのではないでしょうか。
幼い子供の手の届く場所に設置するのは危険です。火傷の可能性も考慮したうえで、適切な置き場所を選んでみてください。蒸気に潜むリスクを正しく把握し、家庭内の安全対策に役立てましょう。
[文・構成/grape編集部]