予約洗濯に『ハイター』はNG? 花王の解説に「知ってよかった」「そっちか…!」
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- 出典
- 花王
しつこい汚れも落としやすい花王の塩素系漂白剤『ハイター』ですが、予約洗濯の時に使ってもよいのか気になったことはありませんか。
花王公式の回答を参考にしてみましょう。
『ハイター』は予約洗濯の使用が推奨されない
つけ置き洗いや徹底的に汚れを落としたい時の洗濯で愛用している人も多い花王の塩素系漂白剤『ハイター』。そんなハイターを予約洗濯に使ってよいのかどうかという質問に、花王が公式サイトで次のように回答していました。
どうやら、使用は控えたほうがいいようですね。洗濯時に気になる汚れをもっと落としたいと考えている人には残念な結果ですが、洗濯機が壊れてしまっては大変です。ほかの方法でハイターを洗濯に活用していきましょう。
ハイターは色柄物への使用を避けて
汚れを落としたい時に頼もしい力を発揮するハイターですが、使う際には洗濯する衣類をよくチェックする必要があります。
ハイターは塩素系漂白剤のため、次亜塩素酸ナトリウムが主成分の、漂白力の強い製品です。そのため、色柄物に使うと染料まで脱色してしまうケースがあり、汚れだけではなく色落ちや柄落ちが起きてしまう可能性があります。
また、素材にも注意しましょう。ハイターはアルカリ性のため、特定の繊維を傷める恐れがあります。使用する際は以下の素材のみにしましょう。
【ハイターが使える素材】
・綿
・麻
・ポリエステル
・アクリル
この4つの素材以外に使用すると、生地が傷んでしまい、残念な仕上がりになってしまうことも。『ハイター』に限らず、アルカリ性の漂白剤を使用する際には注意が必要ですね。
しかし、やはり汚れ落ちの効果が頼もしいことも確かです。『ハイター』で汚れ落ちの悩みを解消できた経験を持つ人も多いでしょう。
『ハイター』は予約洗濯や色柄物、特定素材の洗濯には向きませんが、一般的な綿・麻・ポリエステル・アクリル素材の無地、無色の衣類への使用は可能です。汚れが気になる衣類やタオル、シーツなどの衛生を保ち、輝きを取り戻したい時に活用しましょう。
酸素系漂白剤なら『ワイドハイター』
※写真はイメージ
塩素系漂白剤にはないメリットを持っているのが『酸素系漂白剤』です。酸素系漂白剤は過酸化水素や過炭酸ナトリウムが主成分になっており、染料を脱色せずに汚れを落とせます。
花王なら『ワイドハイター』が酸素系漂白剤の代表格で、塩素系漂白剤の『ハイター』とはまた違った頼もしさがあります。
名称が似ているため、「間違えそうで不安」という人は、ドラッグストアなどで購入する際に製品ラベルで確認するとよいでしょう。どちらもそろえておき、用途ごとに使い分ければ便利ですね。
洗濯にはさまざまなコツがありますが、漂白剤の適切な使い方を知ることもそのコツの1つです。取扱説明書を確認して、上手に使っていきましょう。
[文・構成/grape編集部]