古典落語『まんじゅうこわい』の覚醒シーン 「少年漫画すぎるだろ」「めっちゃ好き」
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オダウエダ・植田紫帆もドハマり! 伊藤潤二『潰談』恐怖と笑いの絶妙なバランスに迫る2025年9月から、grapeではお笑いコンビ『オダウエダ』の植田紫帆さんとの連載企画がスタート!漫画を愛してやまない植田さんによる選りすぐりの漫画を、毎月1作品ずつ紹介してもらいます。第1回は、伊藤潤二著『伊藤潤二傑作集11 潰談』です。

「これはできる放射線技師さん」 患者に症状を伝えた方法が?「なるほど」「面白い」診療放射線技師として働くからばく社(@100nichigonoRT)さんが、患者に症状を直接伝えられないジレンマを描いた創作漫画をXで公開したところ、11万件以上の『いいね』が付く大反響を呼びました。
- 出典
- @mkr0089
古典落語の演目の1つである、『まんじゅうこわい』。
「ここらで一杯、熱いお茶が怖い」というセリフが有名で、『寿限無』などとともに広く知られた噺(はなし)ですよね。
簡単にいえば、好きなものをあえて「嫌い」といい、自分に嫌がらせをしようとした人々に一杯くわせて、好物を得るという内容です。
かめの まくら(@mkr0089)さんは、そんな『まんじゅうこわい』から着想を得て、1本の創作漫画を描き、Xに公開しました。
漫画には、まんじゅうを怖がる主人公と、嫌がらせをする1人の刺客が登場します。
刺客が、主人公に向かってまんじゅうを全力で投げつけると…。
主人公視点に切り替わり、「まんじゅうは怖い、でも…」とモノローグに突入します。
これまでまんじゅうを怖がり続けていた主人公。突如『覚醒』し、投げつけられたまんじゅうを片手で受け止め、「もう、まんじゅうから逃げない」と宣言したのです!
少年漫画でおなじみの、『主人公の覚醒』という胸が熱くなる展開を古典落語の噺と融合してみせた、かめの まくらさん。
そのアイディアと漫画の内容には、7万件を超える『いいね』が付き、多くの反響が上がりました。
・こういうの、めっちゃ好き。
・熱い展開が、むしろ怖い。
・トドメは熱いお茶でお願いします。
・今年初めて笑った。あまりにも少年漫画すぎるだろ。
かめの まくらさんは、この後の展開について「『熱いお茶使い』の男が突然登場して、おれたちの戦いはこれからだ!といって打ち切りになったらしいです」とつづっていました。
この漫画を見て、「『まんじゅうこわい』を題材にしたバトル漫画を読んでみたい」と思った人も、中にはいるかもしれませんね…!
[文・構成/grape編集部]