『山茶花』と『椿』の違いを解説!写真で比較する見分け方ガイド
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まだまだ寒さの残る公園や庭先の木に咲いている、鮮やかな赤い花。「あれは山茶花(サザンカ)なのか、それとも椿(ツバキ)なのか」と疑問に思ったことがある人もいるでしょう。
両者はよく似ていますが、開花時期や花びら、散り方、葉などに違いがあります。
本記事では、山茶花と椿の違いを写真で比較しながら、見分け方を詳しく解説します。
また、寒椿(カンツバキ)や侘助(ワビスケ)など、椿と似た赤やピンクの花との違いもご紹介。散歩がさらに楽しくなる『山茶花と椿の見分け方』を、ぜひチェックしてみてください。
『山茶花』と『椿』の基本情報
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『山茶花(サザンカ)』と『椿(ツバキ)』は同じツバキ属ですが、開花時期や花びらの散り方、葉の特徴などに違いがあります。椿と山茶花の違いを一覧表にまとめました。
裏側に細かい毛が生えている
それぞれの特徴を知ることで、椿と山茶花の魅力をより深く楽しめるのではないでしょうか。
『山茶花』と『椿』の違いを見分ける5つのポイント
山茶花と椿はよく似ていますが、いくつかの特徴を押さえれば見分けることが可能です。
本章では、開花時期や花の散り方、葉や実の違いなど、山茶花と椿を見分ける5つのポイントについて詳しく解説します。
開花時期の違い
山茶花と椿は開花時期が若干異なります。一般的に、山茶花は晩秋から初冬(10〜12月頃)に咲き始め、椿は冬から春(12~4月頃)にかけて開花します。
ただし気象条件や品種によっては開花時期が重なることがあるようです。
また品種や地域によって椿の開花時期に差があり、温暖な地域では早まる傾向が見られます。
なかには気候変動の影響で、明確な違いが見られない年も。そのため、開花時期だけで山茶花と椿を判別するのは難しく、花の形や散り方などほかの特徴もあわせて確認してみましょう。
花の形や散り方の違い
山茶花と椿は、花の咲き方や散り方に明確な違いがあるため、実際に観察する際に注目してみると面白いかもしれません。
山茶花
山茶花は平たく開いて咲き、全体的に薄いのが特徴で、散る時は花びらがバラバラに落ちる傾向があります。
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椿
一方、椿はカップ状に盛り上がって咲き、花びらに厚みがあるのが特徴で、散る時は花ごとボトッと落ちることが特徴です。
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この椿の散り方が武士の首が落ちる様子を連想させるとして、縁起が悪いとされてきました。ただし、椿の園芸品種の中には山茶花と同じように花びらが散るものもあります。
このように山茶花と椿の花の形や散り方の違いは、両者を見分ける際の手がかりとして重要なポイントです。
葉の違い
山茶花と椿の葉は非常によく似ているため、花がない時期に見分けることは難しいですが、いくつかの違いがあります。ただし観察する際は、チャドクガという毛虫に注意してください。
一般的に、山茶花の葉は椿よりも小ぶりで、裏側に細かい毛が生えているのが特徴です。
一方、椿の葉は表面に強い光沢があり、基本的に毛がありません。このことから、椿は別名『艶葉木(ツヤバキ)』とも呼ばれますが、葉に毛が生えている品種もあります。
また、山茶花の葉の縁はギザギザがはっきりしているのに対し、椿はギザギザが少ない傾向があります。ただし、これらの違いは微妙なため、葉だけで見分けるのはやや難しいかもしれません。
実や種の違い
山茶花と椿の実や種にも、いくつかの違いがあります。
山茶花の実
山茶花の果実は丸い形をしており、表面に細かい毛が生えているのが特徴です。また、椿に比べるとやや小ぶりな傾向があります。
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椿の実
一方、椿の果実も丸い形をしていますが、表面がツルツルしていて毛がありません。このため、実を観察することも、山茶花と椿を見分ける手がかりになります。
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香りの違い
山茶花と椿の香りには大きな違いがあります。
山茶花は香りがありますが、椿にはほとんど香りがありません。ただし、品種によっては例外もあるようです。
山茶花の香りは花の色によって異なり、白い花はさわやかで優しい香りを持ち、ピンクの花はジャスミンのような濃厚で甘い香りがするといわれています。そのため、香りを楽しみたい場合は、椿よりも山茶花を選ぶとよいでしょう。
『山茶花』と『椿』に似た植物を紹介
山茶花と椿はとてもよく似た特徴を持っていますが、ほかにも見た目や性質が近い植物が存在します。
本章では『寒椿(カンツバキ)』や『侘助(ワビスケ)』をはじめ、花の形や咲き方が似ている植物をいくつかご紹介します。
寒椿(カンツバキ)とは?
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寒椿(カンツバキ)は、固有種の山茶花と椿が交雑して生まれた園芸品種です。
特徴が山茶花に近いことから、山茶花の一種として紹介されることも。開花時期は11〜2月頃で、椿よりもやや早く、寒さの厳しい時期に咲きます。
花の大きさは5〜6cmと小ぶりで、椿よりもひと回りほど小さい点も見分けるポイントです。さらに、花びらが山茶花のように1枚ずつ散るため、椿とは異なる特徴を持ちます。
このように寒椿は、山茶花と非常によく似た特徴を持つため、見慣れていない人には山茶花との区別が付きにくいかもしれません。
侘助(ワビスケ)とは?
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侘助(ワビスケ)は椿よりも小ぶりで、その多くは白や淡い色の花を咲かせる日本の園芸品種です。
一般的に一重咲きで『筒咲き』と呼ばれる半開きのまま咲く独特の上品な花形を持ち、千利休が好んだ花としても知られています。
名前の由来には諸説あり『詫び』と『好き(数奇)』を組み合わせた説や、千利休に仕え、この花を育てた庭師の名前に由来する説があります。
茶道との結び付きが深く、落ち着いた美しさを持つ品種です。
椿と形が似ている植物
椿によく似た花はほかにもあります。
牡丹(ボタン)
『牡丹(ボタン)』 は、非常に大きく華やかな花を咲かせる植物で、ドレスのように幾重にも重なった花びらが特徴的です。
花の色もピンク、赤、黄色、紫など多彩で、主に4〜5月頃にかけて開花します。
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夏椿(ナツツバキ)
『ナツツバキ』 は、ツバキ科ナツツバキ属の落葉樹で、別名『シャラノキ』『シャラ』とも呼ばれます。
6月頃に椿に似た白い花を咲かせ、仏教の聖樹である沙羅双樹(さらそうじゅ)に似ていることでも知られています。
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このように、椿に似た花はさまざまでそれぞれに異なる魅力があります。季節ごとの開花を楽しみながら、特徴を比べてみるのも面白いでしょう。
『山茶花』と『椿』の違いは見た目や香り、開花時期にあり
『山茶花』と『椿』はよく似ていますが、開花時期や花の散り方、香りなどに違いがあります。さらに、寒椿や侘助、牡丹、夏椿など、形が似た花も多く存在します。
それぞれの特徴を知ると、散歩の途中でも「これはどっちなのか」と気になったり「ほかにも似た花があるかも」と探してみたりしたくなるかもしれません。
外に出かけた際には、身近に咲く花に目を向けながら、山茶花と椿の違いを楽しんでください。
[文・構成/grape編集部]