世界の平均寿命は何歳?長い国と短い国の男女別ランキングを紹介
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世界の平均寿命はどのくらいなのか、疑問に感じる人もいるでしょう。
国や地域によって、平均寿命には大きな差があります。医療制度や生活環境の違いにより、平均寿命が長い国と短い国では30年以上も差があるようです。
また、近年は新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、世界中で平均寿命が低下傾向にあります。
本記事では、世界の平均寿命の現状や推移、男女での違い、日本との比較について詳しく解説します。
平均寿命の変化を理解することで、健康的な生活のヒントを得られるかもしれません。ぜひ参考にしてください。
世界の平均寿命ランキング
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2024年に世界保健機関(通称:WHO)から発表された、185か国を対象とした世界の平均寿命は『71.4歳』でした。この数値は2021年のデータをもとに算出されたものです。
ここからは、世界の平均寿命ランキングを見てみましょう。
平均寿命が長い国ランキング
平均寿命が長い5か国は、以下のとおりです。
平均寿命が長い国は、世界全体の平均と比較すると『10年以上も寿命が長い』ことが分かります。
平均寿命が長い国には、医療制度や予防医療が充実していたり、経済的に安定していたりといった共通点が挙げられるでしょう。
健康的な食生活や、生活習慣が関係しているのかもしれません。
平均寿命が短い国ランキング
平均寿命が短い5か国は、以下のとおりです。
寿命が短い国の平均値は60歳未満が多く、長寿な国と比べて30歳ほど差があります。
平均寿命が短い理由としては『医療体制が整っていない』『食料不足による栄養失調』『長く続く紛争』などが挙げられます。
また、教育が不十分で健康や病気に対する知識が不足しており、予防が難しい点も関係しているのかもしれません。
世界の平均寿命 男女別ランキング
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平均寿命は、性別によっても差があるようです。男女別の平均寿命についても解説します。
世界の平均寿命ランキング【男性】
男性の世界的な平均寿命は、68.9歳です。
以下では、男性の平均寿命が長い国と短い国のランキングを続けて紹介します。
【男性の平均寿命が長い国】
【男性の平均寿命が短い国】
男性の平均寿命がもっとも長い国ともっとも短い国では、30歳以上の差があるようです。
世界の平均寿命ランキング【女性】
女性の世界的な平均寿命は、74.0歳です。
以下では、女性の平均寿命が長い国と短い国のランキングを続けて紹介します。
【女性の平均寿命が長い国】
【女性の平均寿命が短い国】
女性の世界的な平均寿命は『74.0歳』なのに対し、男性の世界的な平均寿命は『68.9歳』ということから、男性よりも女性のほうが長生きする傾向にあるようです。
女性のほうが長生きなのは、生物学的な要因と社会的な要因が関係しているのかもしれません。
生物学的には、女性ホルモンが、高血圧や動脈硬化に対して予防的に働くといわれています。
社会的な要因としては、女性のほうが喫煙や飲酒が少ない点が関係しているようです。また、女性のほうがストレスを抱え込みにくい傾向にあるため、寿命が長くなると推測されています。
社会的な要因としては、女性のほうが喫煙や飲酒が少ないことや、男性よりもストレスを抱え込みにくい傾向にあるといわれることが挙げられるようです。
このような理由から、女性のほうが男性よりも寿命が長くなるのではと推測されています。
ただし、これらは一般的な傾向であり、個人差もあるため、すべての人に当てはまるわけではありません。
世界の平均寿命の推移
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2000年の平均寿命が66.8歳なのに対し、2019年には73.1歳になっており、世界の平均寿命は延びているといえます。
世界の平均寿命の推移は以下の通りです。
男女別に見ると、2000年から2019年にかけて、男性は64.4歳から70.6歳に、女性は69.2歳から75.7歳に平均寿命が延びました。
次に、男女を合わせた世界平均寿命の推移を見てみましょう。
コロナウイルスの流行後である2020年の世界の平均寿命は72.5歳で、2019年の73.1歳より平均寿命が低下しており、2016年と同水準程度に戻ってしまったようです。
さらに2021年には71.4歳まで低下し、2012年の水準に戻ってしまいました。2年の間に、過去10年分の寿命の延び率が失われています。
最後に、2019年から2021年の男女別の世界平均寿命も見てみましょう。
上記の通り、平均寿命は男女ともに低下していますが、少し違いがありました。
男性は2020年に0.8歳、2021年に0.9歳とほぼ均等に平均寿命が低下したのに対し、女性は2020年に0.5歳、2021年に1.3歳低下しています。
女性の場合は、2021年のほうが減少の幅が大きかったようです。
『日本』と『世界』の平均寿命を比較
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2021年の世界の平均寿命が71.4歳であるのに対し、同年の日本の平均寿命は84.5歳のため、世界的に見ても日本は長寿国であるといえそうです。
上記の調査結果は、2021年のデータから算出された数値のため、日本独自の最新データも見てみたいと思います。
2023年に厚生労働省から発表された、最新の日本の平均寿命を見てみると『男性が81.09歳で、女性は87.14歳』でした。最新のデータを見ても、日本は平均寿命が長いといえるでしょう。
日本が長寿国である理由は、バランスの取れた和食中心の食生活や、質の高い医療があるためだといわれています。
伝統的な和食には、魚、野菜、大豆製品が多く含まれ、生活習慣病のリスクを減らせるのだとか。
また、日本では保険制度によって、誰もが高度な医療を比較的安価に受けられるため、病気の早期発見や治療につながっているようです。
清潔な生活環境や手洗いの習慣、予防接種の普及も感染症対策に役立っているのでしょう。
高い教育水準も、健康意識の向上や安心して生活できる環境につながっているのかもしれません。
これらの要因が重なり、日本の平均寿命を押し上げていると分析できます。
世界の平均寿命は71.4歳だが、国によって大きな差がある
世界の平均寿命は71.4歳ですが、国によって大きな差があることが分かりました。
『医療』『経済』『生活習慣』の差が、各国での平均寿命の違いに関わっているようです。
日本は、健康的な食生活や充実した医療制度により、世界でもトップレベルの長寿国となっているのでしょう。
一方、平均寿命が短い国では、医療の未整備や栄養不足、紛争や貧困が課題となっており、国際的な支援や政策の改善が求められています。
長生きできることを当たり前だと思わずに、今の環境に感謝しながら健康を維持していきましょう。
[文・構成/grape編集部]