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初心者でも迷わないノビルの見分け方とは?スイセンなどの野草との違いを解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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ノビルの画像

※写真はイメージ

ノビルの見分け方や食べ方について気になる人もいるでしょう。ノビルは野山に自生する食用野草ですが、似た姿で毒を含む植物もあるといわれています。

間違えて毒を含む野草を食べてしまうと、体調を崩す可能性があるため注意が必要です。ノビルを楽しむためにも、それぞれの野草の特徴を把握して、慎重に見分けましょう。

本記事では、ノビルの特徴や見分け方について解説します。食べ方についてもまとめていますので、ノビルを採る際に、本記事の内容をお役立てください。

ノビルとは何か

ノビルとは何か

※写真はイメージ

春の野山や道ばたで見かけるノビルは、身近な環境にひっそりと自生する野草の1つです。

しかし、見た目が似た毒草も存在するため、正しく見分ける知識が求められます。まずは、ノビルの特徴や採取できる時期、場所について確認しましょう。

ノビルの特徴

ノビルはヒガンバナ科ネギ属に分類される多年草で、畑や道ばたなどで見られます。

葉は細長く、球根は丸い形で数珠状に並んでいることが特徴です。花は星形で、白から淡い紫色をしており、直径は約1cmほどとされています。

ネギに似た刺激的な香りがあり、この特徴は、スイセンなどの有毒植物と見分ける際の手がかりとなるでしょう。ノビルという名は『野に生えるヒル』という呼び名に由来しているようです。

形や色、香りを組み合わせて覚えておくと、有毒な野草との見分けが付きやすくなるでしょう。

ノビルが採取できる時期と場所

ノビルの旬は春で、3月から5月にかけてよく育つとされています。地中の球根がふくらみ、葉がやわらかくなって、香りも強まる時期のようです。

5月から6月には、白や淡い紫色の小さな花が咲きます。球根と葉の両方が食用とされており、風味のよさが特徴の植物です。スーパーでパックに入った状態で販売されていることもあるでしょう。

日がよく当たる場所を好み、土手や河川敷、あぜ道などのやや湿った土地に多く見られ、都市部でも空き地や公園の端などに生える場合があります。

ノビルに似た植物との見分け方

ノビルに似た植物との見分け方

※写真はイメージ

ノビルに似ている植物の中には、口にすると危険な植物もあるようです。見た目だけで判断すると、誤って有毒な草を食べてしまいかねません。

外見に加えて、採る前に香りをかぐなど、特徴を丁寧に観察しましょう。ここからは、ノビルに似た植物との見分け方について解説します。

ノビルとスイセンの見分け方

ノビルとスイセンの見分け方

※写真はイメージ

ノビルと似た環境に生えるスイセンは、毒が含まれると考えられている野草です。

見た目は美しくても、口に入れると嘔吐や下痢、めまいなどの中毒症状を引き起こすおそれがあります。見ただけでは区別しにくい場合もあるため、特徴を把握しておきましょう。

ノビルの葉は細く丸みがあるのに対し、スイセンの葉は幅が広く光沢があり、質感も厚めです。さらにノビルはネギのような刺激臭があり、スイセンにはそうしたにおいがないと考えられています。

採取の際は、香りを確認すれば判断の材料になるでしょう。誤って有毒植物を食べないよう、外見と香りの両方を確かめることが大切です。

ノビルとタマスダレの見分け方

ノビルとタマスダレの見分け方

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タマスダレはヒガンバナ科に属し、ノビルと似た見た目をしていますが、毒があるとされているため注意しなければなりません。誤って口にすると、嘔吐や吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。

ノビルの葉は細長いのに対し、タマスダレの葉は厚みがあり、光沢のある緑色をしている点が特徴です。また、ノビルは春に咲きますが、タマスダレの花は夏以降に開き、白くて6枚の花弁をもちます。

大きさも、タマスダレのほうがひと回り大きい点が判断材料の1つです。鱗茎(りんけい)と呼ばれる球根の色も識別の手がかりになります。

ノビルは白っぽい見た目をしているのに対し、タマスダレは茶色や紫がかっている球根です。

ノビルとタマスダレが混同すると見間違う可能性があるため、それぞれの植物を育てる際は、距離をあけて植えることを心がけましょう。

ノビルとハタケニラの見分け方

ノビルとハタケニラの見分け方

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ハタケニラはヒガンバナ科に分類される植物で、北アメリカを原産とする野草です。見た目がノビルに似ているため、区別せずに採取すると危険を伴います。

葉の形状に注目すると、ハタケニラの葉はノビルよりも薄く、地面を這うように伸びている点が特徴です。

また、ノビルの花は丸みのある形状に対し、ハタケニラは細かい花が密集しています。基本は白でうっすらとピンクを帯びることもあるそうです。

また、ノビルはネギのような香りを放つといわれていますが、ハタケニラはほとんど無臭なのだとか。ノビルとハタケニラを判別する際は、葉の生え方や香りの有無を確認しましょう。

ノビルのおいしい食べ方

ノビルのおいしい食べ方

※写真はイメージ

ノビルは生でも加熱しても食べられると考えられている野草です。風味や食感を生かした調理がしやすく、家庭でも扱いやすい食材といえます。

球根部分はシャキッとした歯ざわりが特徴で、味噌や酢味噌とあわせると香りが引き立つでしょう。葉の部分はネギのように細かく刻み、薬味として冷ややっこや味噌汁に加えてもおいしいのだとか。

天ぷらにすれば、香ばしさを楽しめるのも、ノビルの魅力の1つです。また、さっとゆでておひたしにするほか、刻んで餃子の具に混ぜる方法もあります。

部位ごとの特性を意識しながら使い分けると、ノビルの魅力を存分に味わえるでしょう。

ノビルを食べる際の注意点

ノビルを食べる際の注意点

※写真はイメージ

ノビルを食用にする際は、見た目が似ている有毒植物との混同に注意が必要です。スイセンなど毒性のある草と誤認すると、体調不良を引き起こすおそれがあります。

見分けに自信が持てない時は採取を控え、知識のある人に確認してください。採取したノビルには土や微細なゴミが付着していることがあるため、流水で丁寧に洗い、表面の薄皮をむいてから使いましょう。

また、ノビルは食べすぎると、腹痛や下痢を起こす可能性があるといわれています。特に体調に不安がある人や、小さな子供は摂取量に気を配ることが必要です。

安全に楽しむためにも、ノビルの特性を理解したうえで採取するようにしましょう。

ノビルと見た目が似た毒草を見分けることが大切

本記事では、野草であるノビルの特徴や見分け方について解説しました。ノビルは、スイセンやタマスダレなどの毒をもつ野草と見た目がよく似ています。

においや特徴を把握して正しく見分けることができれば、食用としても楽しめる野草です。体調を崩さないためにも、採取場所や下処理に注意しながら取り入れましょう。

この記事を、ノビルを味わう際の参考にしていただければ幸いです。


[文・構成/grape編集部]

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