雑草対策に有効な8つの方法と実践のポイント By - grape編集部 公開:2022-06-08 更新:2022-06-08 植物 Share Post LINE はてな コメント 自宅に庭がある人であれば、夏は雑草対策に悩む季節。 しかし、雑草対策が必要な理由が分からず、そのままにしている人もいるのではないでしょうか。 雑草が生い茂ると家の印象が悪くなるだけでなく、虫や動物の棲み処となり、ムカデやヘビなど危険な生き物に噛まれてしまう恐れも。 しっかりと予防と対策を行い、雑草に困らない素敵な庭づくりを楽しんでくださいね。 当記事では、雑草対策に有効な方法を8つ紹介します。 さらに、雑草対策を行う際のポイントも解説するため、雑草管理にお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね! 目次 1. 雑草対策の方法8選1.1. 手で抜く1.2. 草刈り機を使う1.3. グラウンドカバーを活用する1.4. 除草剤を使う1.5. 防草シート工事をする1.6. 砂利を敷く1.7. 人工芝を張る1.8. 敷石で覆う2. 雑草対策を効果的に行うポイント2.1. 季節に合わせた対策を行う2.2. 複数の方法を組み合わせる3. まとめ 雑草対策の方法8選 雑草対策を面倒に思う人も多いでしょう。しかし、雑草が生い茂ると、毛虫やナメクジ、ムカデなどの害虫が発生しやすくなります。 また、雑草にはイネ科が多いので、イネ科花粉症の原因となることも。 さらには、火事やご近所トラブルの原因にもなるため、雑草対策は早めに行いましょう。ここでは、雑草対策の方法を8つ紹介します! 手で抜く 雑草を手で抜く方法は、もっともお金がかからない雑草対策です。 草むしりや草抜きともいわれます。 雑草を手で抜く際には、下記の道具を準備しましょう。 ・長袖と長ズボン、帽子、運動靴や長靴 ・軍手 ・ゴミ袋 ・スコップ ・虫よけスプレー 草むしりでは虫や紫外線を避けるために、露出の少ない服装にすることがポイント。 雑草を抜く際は根元をしっかり持って、真っすぐに引き上げます。 抜いた雑草は、ゴミ袋に入れて処分してくださいね。 草むしりは、中腰になって雑草を抜くため、足腰に負担がかかることがデメリット。 無理はせず、体調がよい時に行いましょう。 草刈り機を使う 草刈り機は、広範囲の雑草を、電動で刈り取っていく道具のこと。 家庭用には、コード式や充電式の電動草刈機がおすすめです。 農業用で使用されるエンジン式の草刈り機と比較するとパワーは劣るものの、安価で騒音も小さく、メンテナンスも簡単といったメリットがあります。 最近では、女性でも扱いやすい軽量型の機種も多く、気軽に使うことができます。 ただし、草刈り機では雑草を根っこから取り除くことはできないので、注意してくださいね。 グラウンドカバーを活用する グラウンドカバーとは、背が低く、地面を覆うように育つ植物のことです。 グラウンドカバーとして、ポピュラーなものに芝があります。 近年では雑草対策として、芝よりも防草効果の高い種類のグラウンドカバーが人気です。 うまく育てば、外観が美しくなる上に、維持管理コストを削減することができます。 例えば、イワダレソウは、防草効果が高いグラウンドカバーの1つです。 イブキジャコウソウも雑草対策に効果的で、ハーブのような匂いが特徴。 虫よけ効果のあるグラウンドカバーもあるので、好みで選んでくださいね。 除草剤を使う 除草剤は効果的な雑草対策ではあるものの、使用方法とマナーを守ることが大切です。 除草剤の種類による特徴は、下記の通りです。 顆粒タイプ土の表面に粒を撒き、雑草の根に薬剤を吸収させる除草剤。種子にも効果がある。 溶剤タイプ液体を雑草の葉や茎に撒いて枯れさせる除草剤。速効性が特徴。 最近では、食品成分由来や非農薬タイプなど、安全性が高い除草剤も販売されています。 除草剤を使用する際は、ペットや子供が遊ぶ場所は避け、ご近所にも影響が出ないように気をつけてくださいね。 防草シート工事をする ※写真はイメージ 雑草を取り除いた後に防草シートを敷くと、新たな雑草の発生や成長を防ぐことができます。 雑草対策のためには、厚くて耐久性が高い防草シートがおすすめ。 薄い防草シートは、雑草が突き抜けて生えてくる可能性があるので注意してくださいね。 防草シートを敷く際は、地面を平らにしてからピンで固定していきます。 自分で敷くことが難しい場合は、業者へ施工を依頼するとよいでしょう。 防草シートそのままだと見栄えがよくないので、砂利、人工芝、ウッドチップなどを敷くケースが多い傾向です。 砂利を敷く 雑草の発生を防ぐ手段として、砂利を厚く敷く方法もあります。 しかし、砂利の間から雑草が生えるケースもあるので、ただ砂利を敷くだけでは雑草対策としては不十分。 砂利を敷く際には、下地として防草シート工事を行うことをおすすめします。 また、熱を持った砂利が庭木の根を傷めてしまう可能性もあるので、砂利を敷く場所をきちんと計画しておくことも大切です。 砂利が散らばって困る場合は、砂利を固めるスプレーを活用しましょう。 人工芝を張る 雑草対策として、人工芝で芝生を作るという方法も。 ビニール素材でできた人工芝は、天然芝に比べて管理の手間がかからないことが魅力です。 しかし、人工芝には水はけをよくするために排水用の細かな穴が空いており、そこから雑草が生えることもあります。 雑草対策として人工芝を張る前には、あらかじめ防草シート工事を行うことが望ましいでしょう。 また、人工芝を張る前には、地面の雑草をしっかりと取り除いてくださいね。 敷石で覆う タイルやブロック、レンガなどを敷き詰めると、物理的に地面を覆うので、雑草が生えなくなります。 敷石を敷き詰める際は、目地(敷石を並べた際の隙間)をしっかりと埋めることが大切。 タイルを置くだけでは隙間から雑草が生えてくるため、目地材を使って雑草の生長を防ぎましょう。 今は敷石のデザインも豊富にあり、目地材もたくさん販売されています。 自分好みの敷石を選べば、オリジナルの庭づくりを楽しめますね。 雑草対策を効果的に行うポイント 雑草の生命力は強く、わずかな隙間があれば根を張ってすぐに成長してしまいます。 どれだけ工夫を凝らしても生えてくる雑草に、頭を悩ませる人も多いでしょう。 ここでは、雑草対策を効果的に行うポイントを2点紹介するので、きれいな庭を保つための参考にしてくださいね。 季節に合わせた対策を行う 雑草には1年の中で生育サイクルがあるため、季節に合わせた対策を行うと、雑草対策の効果を上げることができます。 雑草が生え始める春先には、顆粒タイプの除草剤を使って、種から駆除しましょう。 春〜夏は、雑草の生長が活発になるのでこまめな手入れが必要となります。 生い茂る前に、草むしりや草刈りを行ってくださいね。雨が降った後は雑草が抜けやすく、草むしりも捗ります。 防草シート工事や敷石工事などは、雑草が生えにくい冬場に行いましょう。 雑草が少ないので地面を平らにしやすく、工事の手間を減らすことができますよ。 冬場にしっかりと予防しておき、春以降の雑草の発生を抑えましょう。 複数の方法を組み合わせる 庭の面積が広い場合は手作業だけでなく、草刈り機や除草剤を活用すると、効率よく雑草対策が行えます。 グラウンドカバーを利用して、おしゃれなガーデニングを楽しんでもよいですね。 また、手入れが面倒だからと、全面に防草シートや敷石工事をすると、『やっぱり花壇が欲しい』『木を植えたい』となって後々困ることも。 どのような庭にしたいのかを考えて、後悔のない方法を選びましょう。 子供がいる家庭であれば、ウッドデッキと人工芝を組み合わせ、遊べるスペースを作りながら雑草対策を行うという方法も。 敷石で囲った花壇を作り、雑草の手入れをしながら季節の花を楽しむなど、生活スタイルに合った雑草対策を行ってくださいね。 まとめ 雑草対策の手段には、手で抜く、草刈り機を使う、除草剤を撒くなどの方法があります。 グラウンドカバーを活用したり、敷石を敷いたりしてもよいでしょう。 砂利や人工芝を敷く前には、下地として防草シート工事を行うことがおすすめです。 雑草対策を効果的に行うためには、季節に合わせた対策を選ぶことも大切。 春~夏はこまめな除草を行い、冬場は予防を心がけましょう。 さらに、複数の方法を組み合わせて、自分の家に合った方法を選ぶと、楽しみながら雑草対策を行うことができますよ! [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
自宅に庭がある人であれば、夏は雑草対策に悩む季節。
しかし、雑草対策が必要な理由が分からず、そのままにしている人もいるのではないでしょうか。
雑草が生い茂ると家の印象が悪くなるだけでなく、虫や動物の棲み処となり、ムカデやヘビなど危険な生き物に噛まれてしまう恐れも。
しっかりと予防と対策を行い、雑草に困らない素敵な庭づくりを楽しんでくださいね。
当記事では、雑草対策に有効な方法を8つ紹介します。
さらに、雑草対策を行う際のポイントも解説するため、雑草管理にお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね!
雑草対策の方法8選
雑草対策を面倒に思う人も多いでしょう。しかし、雑草が生い茂ると、毛虫やナメクジ、ムカデなどの害虫が発生しやすくなります。
また、雑草にはイネ科が多いので、イネ科花粉症の原因となることも。
さらには、火事やご近所トラブルの原因にもなるため、雑草対策は早めに行いましょう。ここでは、雑草対策の方法を8つ紹介します!
手で抜く
雑草を手で抜く方法は、もっともお金がかからない雑草対策です。
草むしりや草抜きともいわれます。
雑草を手で抜く際には、下記の道具を準備しましょう。
・長袖と長ズボン、帽子、運動靴や長靴
・軍手
・ゴミ袋
・スコップ
・虫よけスプレー
草むしりでは虫や紫外線を避けるために、露出の少ない服装にすることがポイント。
雑草を抜く際は根元をしっかり持って、真っすぐに引き上げます。
抜いた雑草は、ゴミ袋に入れて処分してくださいね。
草むしりは、中腰になって雑草を抜くため、足腰に負担がかかることがデメリット。
無理はせず、体調がよい時に行いましょう。
草刈り機を使う
草刈り機は、広範囲の雑草を、電動で刈り取っていく道具のこと。
家庭用には、コード式や充電式の電動草刈機がおすすめです。
農業用で使用されるエンジン式の草刈り機と比較するとパワーは劣るものの、安価で騒音も小さく、メンテナンスも簡単といったメリットがあります。
最近では、女性でも扱いやすい軽量型の機種も多く、気軽に使うことができます。
ただし、草刈り機では雑草を根っこから取り除くことはできないので、注意してくださいね。
グラウンドカバーを活用する
グラウンドカバーとは、背が低く、地面を覆うように育つ植物のことです。
グラウンドカバーとして、ポピュラーなものに芝があります。
近年では雑草対策として、芝よりも防草効果の高い種類のグラウンドカバーが人気です。
うまく育てば、外観が美しくなる上に、維持管理コストを削減することができます。
例えば、イワダレソウは、防草効果が高いグラウンドカバーの1つです。
イブキジャコウソウも雑草対策に効果的で、ハーブのような匂いが特徴。
虫よけ効果のあるグラウンドカバーもあるので、好みで選んでくださいね。
除草剤を使う
除草剤は効果的な雑草対策ではあるものの、使用方法とマナーを守ることが大切です。
除草剤の種類による特徴は、下記の通りです。
最近では、食品成分由来や非農薬タイプなど、安全性が高い除草剤も販売されています。
除草剤を使用する際は、ペットや子供が遊ぶ場所は避け、ご近所にも影響が出ないように気をつけてくださいね。
防草シート工事をする
※写真はイメージ
雑草を取り除いた後に防草シートを敷くと、新たな雑草の発生や成長を防ぐことができます。
雑草対策のためには、厚くて耐久性が高い防草シートがおすすめ。
薄い防草シートは、雑草が突き抜けて生えてくる可能性があるので注意してくださいね。
防草シートを敷く際は、地面を平らにしてからピンで固定していきます。
自分で敷くことが難しい場合は、業者へ施工を依頼するとよいでしょう。
防草シートそのままだと見栄えがよくないので、砂利、人工芝、ウッドチップなどを敷くケースが多い傾向です。
砂利を敷く
雑草の発生を防ぐ手段として、砂利を厚く敷く方法もあります。
しかし、砂利の間から雑草が生えるケースもあるので、ただ砂利を敷くだけでは雑草対策としては不十分。
砂利を敷く際には、下地として防草シート工事を行うことをおすすめします。
また、熱を持った砂利が庭木の根を傷めてしまう可能性もあるので、砂利を敷く場所をきちんと計画しておくことも大切です。
砂利が散らばって困る場合は、砂利を固めるスプレーを活用しましょう。
人工芝を張る
雑草対策として、人工芝で芝生を作るという方法も。
ビニール素材でできた人工芝は、天然芝に比べて管理の手間がかからないことが魅力です。
しかし、人工芝には水はけをよくするために排水用の細かな穴が空いており、そこから雑草が生えることもあります。
雑草対策として人工芝を張る前には、あらかじめ防草シート工事を行うことが望ましいでしょう。
また、人工芝を張る前には、地面の雑草をしっかりと取り除いてくださいね。
敷石で覆う
タイルやブロック、レンガなどを敷き詰めると、物理的に地面を覆うので、雑草が生えなくなります。
敷石を敷き詰める際は、目地(敷石を並べた際の隙間)をしっかりと埋めることが大切。
タイルを置くだけでは隙間から雑草が生えてくるため、目地材を使って雑草の生長を防ぎましょう。
今は敷石のデザインも豊富にあり、目地材もたくさん販売されています。
自分好みの敷石を選べば、オリジナルの庭づくりを楽しめますね。
雑草対策を効果的に行うポイント
雑草の生命力は強く、わずかな隙間があれば根を張ってすぐに成長してしまいます。
どれだけ工夫を凝らしても生えてくる雑草に、頭を悩ませる人も多いでしょう。
ここでは、雑草対策を効果的に行うポイントを2点紹介するので、きれいな庭を保つための参考にしてくださいね。
季節に合わせた対策を行う
雑草には1年の中で生育サイクルがあるため、季節に合わせた対策を行うと、雑草対策の効果を上げることができます。
雑草が生え始める春先には、顆粒タイプの除草剤を使って、種から駆除しましょう。
春〜夏は、雑草の生長が活発になるのでこまめな手入れが必要となります。
生い茂る前に、草むしりや草刈りを行ってくださいね。雨が降った後は雑草が抜けやすく、草むしりも捗ります。
防草シート工事や敷石工事などは、雑草が生えにくい冬場に行いましょう。
雑草が少ないので地面を平らにしやすく、工事の手間を減らすことができますよ。
冬場にしっかりと予防しておき、春以降の雑草の発生を抑えましょう。
複数の方法を組み合わせる
庭の面積が広い場合は手作業だけでなく、草刈り機や除草剤を活用すると、効率よく雑草対策が行えます。
グラウンドカバーを利用して、おしゃれなガーデニングを楽しんでもよいですね。
また、手入れが面倒だからと、全面に防草シートや敷石工事をすると、『やっぱり花壇が欲しい』『木を植えたい』となって後々困ることも。
どのような庭にしたいのかを考えて、後悔のない方法を選びましょう。
子供がいる家庭であれば、ウッドデッキと人工芝を組み合わせ、遊べるスペースを作りながら雑草対策を行うという方法も。
敷石で囲った花壇を作り、雑草の手入れをしながら季節の花を楽しむなど、生活スタイルに合った雑草対策を行ってくださいね。
まとめ
雑草対策の手段には、手で抜く、草刈り機を使う、除草剤を撒くなどの方法があります。
グラウンドカバーを活用したり、敷石を敷いたりしてもよいでしょう。
砂利や人工芝を敷く前には、下地として防草シート工事を行うことがおすすめです。
雑草対策を効果的に行うためには、季節に合わせた対策を選ぶことも大切。
春~夏はこまめな除草を行い、冬場は予防を心がけましょう。
さらに、複数の方法を組み合わせて、自分の家に合った方法を選ぶと、楽しみながら雑草対策を行うことができますよ!
[文・構成/grape編集部]