フラメンコのダンサーになりたい息子　父が柔道を始めさせたわけは…

夢を見る少年。しかし彼には足りないものがあった。父は回り道をさせてもそれを補おうと思った…アメリカで老舗の保険会社である「American Family Insurance」が制作したCMが、「考えさせられる」と話題になっています。

ベッドの上で熱心に動画を観る少年。彼はフラメンコダンサーに憧れています。

そんな彼に、仕事から帰った父がプレゼントを渡します。開けてみると、それは柔道のユニフォームでした。

「明日からな！」そういって父は念を押します。

翌日、道場へ向かう親子。途中、悪ガキたちがさかんにはやし立てます。少年は常日頃、彼らにいじめられていたのです。

道場で、よくわからないまま練習を始める少年。それでもだんだん要領をつかんでいきます。

最初はあっさり投げられていた少年ですが、毎日体を鍛え、帯の色が変わりどんどん強くなっていきます。

そして、柔道の大会で優勝し、トロフィーをもらうまでに成長した少年。最初の頃とはすっかり違う表情に。

そんな彼に、父はまたもやプレゼントを持ってきます。それは一体何だったのでしょうか？

少年の本当の夢を理解していた父。たとえ回り道をしても、それは決して無駄なことではなく、彼が自信をつけるための必要な過程だったんですね。

父からもらったフラメンコの衣装を着て、外へ出かける少年。いつものようにはやし立てる悪ガキたちももう怖くありません。それは少年が、父からもらった大きな勇気と自信を身にまとっているから。