意外と簡単! 部屋に蚊を侵入させない方法とは?【アース製薬がアドバイス】
公開: 更新:

※写真はイメージ

カメムシがポロッ! 家に入ってきた時の『正しい対処法』に「これなら安心だ」【カメムシ対策】秋口から私たちの生活空間で目立つようになるカメムシの対策を聞くため、殺虫剤の『キンチョール』などで知られる、大日本除虫菊株式会社(通称:金鳥)に取材を行いました。

玄関灯に集まるユスリカをどうにかしたい! 企業が教える2つの対策に「なるほど」玄関灯に集まってくるたくさんの虫のうち、蚊のような見た目をしているのが『ユスリカ』です。蚊とはまったく違う虫なので人間を刺すことはありませんが、大量に飛ぶことで不快な気持ちになります。効果的な対策で、ユスリカが寄りつくのを防ぎましょう。
- 協力
- アース製薬株式会社
刺されると厄介な蚊。なぜかマンションのベランダに発生していることがありますよね。
木や草などが茂っていない場所なのに、なぜ蚊が発生するのでしょうか。
ベランダに蚊がわく原因やその対策を、アース製薬株式会社(以下、アース製薬)に聞きました。
ほんの少しの水でも蚊は発生する
そもそも、蚊はどのような場所に発生するのでしょうか。
日本の代表的な蚊として挙げられるのが、アカイエカとヒトスジシマカ(通称ヤブカ)。アカイエカが好むのは、落ち葉などの有機物を含む汚水です。どぶ、防火用水、下水なども好みます。
ヒトスジシマカも、ほんの少しの水でも繁殖してしまいます。そのため、蚊の発生を抑えるためには、家の周りの水たまりをなくすことがもっとも重要です。
具体的に、どのような場所に注意するべきなのかを聞いたところ、このような回答がありました。
アカイエカの対策としては、側溝や雨水桝(うすいます)、雨どいの詰まりをこまめに掃除すること。バケツなども野ざらしにせず、片付けることが重要です。
特にヒトスジシマカはわずかな水で繁殖するので、不要な空き缶や、放置しているバケツなどを片づけ、溝などはこまめに掃除をしましょう。
雨どい(写真はイメージ)
また、以下のアドバイスもありました。
見落としがちなのが、植木鉢の受け皿。
ヒトスジシマカは気温25~30℃だと、わずか10日ほどで卵から成虫になるため、1週間に一度は受け皿の水を捨てることが重要です。
※写真はイメージ
蚊を部屋に侵入させない工夫も必要
蚊を発生させないことはもちろんですが、家の中に入れないことも意識したいところ。
では、どのような経路で家の中に入るのでしょうか。
蚊は人間の吐く息に含まれる二酸化炭素、体温、汗の臭いを感知して近づいてきます。わずかな隙間からでも侵入し、帰宅時に汗ばんだ人の身体に近づき、玄関から一緒に入ってしまうこともあります。
蚊の種類にもよりますが、ビルの3階程度の高さ(地上15m付近)までは飛行できるといわれています。
そのためマンションでも、人間の汗や体温を感知し、人間や荷物と一緒にエレベーターに乗って侵入し、高層階でも刺される可能性があります。
家の中への蚊の侵入を防ぐポイントも聞いたところ、このようなアドバイスがありました。
蚊の侵入を防ぐためには、玄関や窓を開け放しにしないことが重要です。
蚊は換気口、網戸やドアの隙間など、わずかな隙間からも侵入するため、網戸の隙間は隙間テープなどで適切に塞ぐとよいでしょう。
そのほか、窓を開けていても屋外からの蚊の侵入を防ぐ効果も期待できる『液体蚊とり』や、最近ではベランダや玄関に吊るすタイプの虫よけもあるため、用途に合わせて活用しましょう。
刺されると厄介なかゆみが生じるため、蚊の被害を抑えるためにも、『発生させないこと』『部屋に入れないこと』が重要。
アース製薬のアドバイスを参考に、蚊によるストレスのない生活を送りましょう。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]