せいろは蒸し板がなくても使える?代用品や使用する際の注意点を解説
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「蒸し板がないとせいろを使えないって聞いたけど、何かで代用できないかな」
「そもそもせいろの蒸し板って、どんな役割があるのか分からない」
上記のように、蒸し板がないとせいろを使えないと考え、どうするべきか分からない人もいるでしょう。
実は、せいろの蒸し板は別のもので代用できます。
本記事では、せいろの蒸し板がない時の代用品や、使用する時の注意点を解説します。さらに、せいろも蒸し板もない時の蒸し器の代用品も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
せいろの蒸し板の役割
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せいろの蒸し板とは、せいろを鍋に固定する時、安定させるために間に噛ませる板状の調理器具です。ステンレス製やアルミ製、木製など耐熱性に優れたものが販売されています。
鍋やせいろの直径よりも大きく、真ん中に蒸気が通るように穴が空けられているものが多いです。
せいろは、湯を沸かした鍋に乗せて使用します。安定しないとせいろが倒れて材料がこぼれたり、そのまま落下してせいろが壊れたりするおそれがあるため、注意が必要です。
安全にせいろを使用するために、蒸し板の使用が推奨されています。
せいろの蒸し板がない時の代用品
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せいろの蒸し板がない時の代用品と代用方法は、以下の通りです。
蒸し板がない時は、金属製のボウルを逆さにして、鍋底に置く方法で代用可能です。
ただし、蒸気の通り道を作る必要があり、せいろの底を塞いでしまうようなボウルではうまく蒸せない可能性があります。鍋やせいろのバランスを考慮して、適切な金属製のボウルを用意しましょう。
また、耐熱皿や耐熱ボウルを使用する方法もおすすめです。せいろは沸いた湯を使用するため、基本的に耐熱素材の道具が推奨されています。プラスチック製の道具は溶けるリスクがあるため、耐熱温度を確認してから使用しましょう。
アルミホイルを利用して土台を作る方法もあります。ほかの方法と比べて安定感が劣るため、せいろが安定することを確認してから湯を沸かし、せいろを使用してください。
蒸し板の代わりに代用品でせいろを使用する時の注意点
ここでは、代用品を使う時の注意点を解説します。代用品を使って蒸す時は、安全性に欠ける可能性があるため、しっかりと注意点を確認しましょう。
せいろが安定していることを確認する
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蒸し板の代用品を使う時は、使用する前にせいろが安定していることを確認します。
蒸し板は、せいろを安定させ、安全に使用するための調理器具です。安全性に欠ける状態では、せいろが倒れて中身がこぼれたり火傷したりする危険性もあります。
湯も食材も入っていない状態で強度や安定感を確認してから使うようにしてください。せいろが安定しない時は、蒸し板の購入を検討したほうがよいでしょう。
せいろの底が水に触れないようにする
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蒸し板の代用品を使用する時は、土台の高さがポイントです。せいろの底に水が触れないようにする必要があります。せいろの底に水が触れると、中の食材も水に触れる可能性があり、うまく蒸せないことがあるため注意しましょう。
一方、水が少なすぎると空焚きの危険性があります。ある程度の湯量が必要となるため、その湯量を確保できる代用品が必要です。
また、食材によっては蒸し時間が異なるため、必要な蒸し時間に合わせた湯量が必要になるでしょう。
せいろを使う際は、蒸す食材にどれくらいの湯量が必要になるかを確認してから、代用品を検討してください。
火加減に注意する
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蒸し板の代用品を使う時は、火加減にも注意が必要です。せいろは天然素材のため、火加減によっては焦げてしまったり傷みを早めてしまったりするリスクがあります。
特に蒸し板を代用する時は、規格外の蒸し器で調理することになるため、通常のせいろや蒸し器と同様の火加減ではうまく蒸せないかもしれません。基本的に弱火から中火がおすすめですが、食材やせいろの状態をよく確認しながら調整しましょう。
蒸し板も代用品もない!せいろが使えない時の蒸し器の代用品
ここまで、せいろの蒸し板の代用品について解説しましたが、蒸し板どころかせいろ自体もないといった状況もあるでしょう。
そこで、せいろや蒸し器が使えなくても蒸し料理が作れる、おすすめの代用品を紹介します。
ステンレス製のザル
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蓋つきの鍋に、ステンレス製のザルを入れて使用します。鍋に、ザルが水に浸からない程度の湯を沸かしてください。ザルに食材を入れ、蓋をして蒸しましょう。
ザルだけでは高さが出せない可能性があります。耐熱性の食器など下に噛ませると高さが出せて、ある程度の湯量を確保できるかもしれません。
ザルは必ず耐熱性のものを使用し、湯量や火加減に注意してください。
フライパン
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できるだけ深さのある蓋つきのフライパンを用意して、フライパンの中央に耐熱性の台座となる食器を置きます。台座が水に浸からない程度の湯を張り、台座の上に食材を入れた容器を乗せ、蓋をして調理しましょう。
食材を入れる容器は耐熱性のものに限ります。蓋のない容器を使用する時は、しっかりとラップをしてください。
フライパンでの蒸し料理は、湯量が少なくなりがちです。空焚きをすると火傷や火事のリスクがあり危険なため、なるべく短時間で完成する食材を選択し、湯量や火加減に注意しながら行いましょう。
電子レンジ
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蓋ができる耐熱容器に食材と少量の水を入れ、電子レンジで加熱します。加熱の目安時間は食材によって異なるため、火の入り具合を確認しながら、小刻みに加熱するとよいでしょう。
例えば、5〜10分加熱して、蒸し足りない時は2分、1分、30秒と徐々に短くすると失敗しにくいです。
電子レンジ専用の蒸し料理に使える容器も販売されているため、電子レンジで蒸し料理を楽しみたい人は購入を検討してもよいでしょう。
せいろの蒸し板は金属製のボウルや耐熱食器などで代用できそう
せいろの蒸し板は、金属製の調理器具や耐熱食器など、耐熱性で土台を作れる道具を活用することで代用できます。
また蒸し板は、せいろを安全に使用するための道具です。代用品で蒸す場合は、事前に安定性があるか、安全に使用できるかを確認してから使用しましょう。
一方でせいろがない場合は、鍋にステンレス製のザルを入れたり、深めのフライパンや電子レンジを活用したりすることで手軽に蒸し料理が楽しめます。興味がある人は、ぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]