生クリームの代用に牛乳は使える?意外な食材を生クリームの代わりに使う方法を解説
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- 出典
- 『e-Gov 法令検索』
「少しだけ生クリームが欲しいと思う時に限って、冷蔵庫にない」という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
まったく同じ味にはならないものの、料理の種類によっては牛乳で代用できることもあるでしょう。
当記事では、生クリームの代用として牛乳を使う方法や、牛乳以外の代用品についてご紹介します。「生クリームがないから…」と諦める前に、ぜひ参考にしてください。
牛乳を生クリームの代用として使う時に知っておきたいこと
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牛乳と生クリームは、乳製品という点では同じですが、実際はまったく異なるものです。
厚生労働省は『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(以下乳等省令)』の第2条14で、クリームのことを次のように定義しています。
つまり、生クリームの主な成分は乳脂肪分ということになります。
生クリームと牛乳では成分が異なり、ツノが立つまでの泡だてができないため、牛乳を完全な生クリームの代用とすることはできません。ただし、メニューによっては、牛乳で代用することも可能です。
液体のままや少しとろみをつかた状態で使うレシピであれば、牛乳を生クリームの代用として使える可能性が高いでしょう。
牛乳を生クリームの代用品として使う3つの方法
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牛乳を生クリームの代用で使う際には、牛乳をそのまま使う方法と、バターもしくはゼラチンを加える方法があります。
それぞれの使い方や、向いているメニューをチェックしてみましょう。
1.牛乳をそのまま使う
生クリームをホイップせずに液体で使う場合の代用として、牛乳をそのまま使用する方法があります。
カルボナーラやポタージュ、スイートポテトなど、生クリームをほんの少量使うレシピの場合は牛乳でも代用しやすいでしょう。水っぽくならないように、様子を見ながら少量ずつ使うことをおすすめします。
2.牛乳+バター
牛乳にバターを加えることで、生クリームに近いコクが生まれます。
泡立てることはできないため、クリームパスタやグラタン、シチューや、お菓子作りに使うのがおすすめです。
牛乳3~4に対し、バターが1の割合で作ることができるでしょう。
【材料】
【作り方】
しっかり風味づけしたい場合は、牛乳の量を減らしてください。お菓子作りの際は、無塩バターを使うのもよいでしょう。
3.牛乳+ゼラチン
生クリームほど完全なホイップ状にはなりませんが、牛乳にゼラチンを加えることで、とろみがつきます。
ハンドミキサーで泡立てても、ツノが立つほどにはなりません。ショートケーキのデコレーションに使うのは不向きなため、シフォンケーキのトッピングなどに使うとよいでしょう。
【材料】
【作り方】
なお、ゼラチンは常温のまま放置すると溶けてしまいます。使う直前に泡立てましょう。
牛乳以外で生クリームを代用する方法5選
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牛乳以外にも、冷蔵庫にありそうな食品で、生クリームの代用になるものがあります。
これらも、ひと手間を加えることで、生クリームにグッと近づけることが可能です。
作り方と、向いているメニューを確認しましょう。
1.ヨーグルト
料理の際に、水切りヨーグルトを作ったことのある人もいるでしょう。
水切りヨーグルトも、生クリームの代用として使えます。
【材料】
【作り方】
味は生クリームとは異なるものの、見た目は近くなるでしょう。
さっぱりした味わいのため、生クリームが苦手な人にもおすすめです。
甘さが欲しい場合は、砂糖をお好みで加えてください。
2.豆腐
絹豆腐もヨーグルトのように水切りをすることで、生クリームの代用になります。豆腐の味がしっかり残るため、豆腐好きな人におすすめのアレンジです。
【材料】
【作り方】
しっかり水切りできていれば、デコレーションに使うことも可能です。砂糖やメープルシロップを混ぜると、甘みが出ます。
3.コーヒーフレッシュ(コーヒーミルク)
見た目が生クリームに似ている『コーヒーフレッシュ(別名:コーヒーミルク)』も、代用品になります。
コーヒーフレッシュの主な原料は、植物性脂肪です。そのため、比較的あっさりしたクリームとして使用できます。
また、個包装されているため、少量だけ使いたい時にも便利です。ビーフシチューなどに、少量だけトッピングしたい時に使ってみましょう。
4.ココナッツミルク
ココナッツミルクを、生クリーム代わりに使うこともできます。
【材料】
【作り方】
液体としっかり分離させることで、ケーキのトッピングやデコレーションにも使えます。砂糖やバニラエッセンスを混ぜて、甘みや香りづけをしてもよいでしょう。
ただし真っ白ではないため、見た目にこだわりたい場合は不向きです。
5.豆乳+レモン汁
牛乳ではなく、豆乳で代用もできます。しっかり固めるためには、大豆固形分の高い『無調整豆乳』を選ぶのがポイントです。
【材料】
【作り方】
豆乳は、レモン汁の酸が加わることで、一気に固まります。レモン汁が多すぎるとレモン風味が強くなるため、様子を見ながら入れてください。
比較的あっさりしたクリームに仕上がるため、コーヒーゼリーやシフォンケーキのトッピングに向いています。
生クリームがなくても焦らなくて大丈夫!牛乳や代用品で料理しよう
料理の際に、少量だけ生クリームが必要になるケースは珍しくありません。そんな時に限って、生クリームがないという経験をした人も、これからは諦めなくても大丈夫です。
牛乳やヨーグルト、豆腐などを生クリームの代わりに使えます。
完全に同じ味わいや風味にするのは難しいかもしれませんが、料理の彩りとして、一度試してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]