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昆布茶の代用食品5選・活用できるおすすめレシピ! 手作りする方法も紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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皿に出した昆布茶の写真

※写真はイメージ

「昆布茶をほかの食品や調味料で代用できないのだろうか」と、悩んだ経験がある人もいるでしょう。昆布茶は塩昆布や『ほんだし』など、ほかの食品や調味料で代用可能です。

しかし、昆布茶の味に近付けるために、塩を追加するなどの工夫が必要になる場合も。

そこで本記事では、昆布茶の代用食品とおすすめレシピについて解説します。手作りする方法も解説しているので、昆布茶が自宅になくてお困りの人は、ぜひ参考にしてみてください。

不二の昆布茶を料理に入れた時の効果

お茶漬けの写真

不二食品株式会社の『不二の昆布茶』を料理に入れると、以下の効果が期待できます。

  • うまみ成分が含まれており料理にコクがでる。
  • 塩や醤油を控えてにした健康的な料理を作れる。

昆布茶には昆布のうまみ成分である『グルタミン酸』や『アルギニン酸』が含まれているため、料理が奥深い味に仕上がります。

昆布茶には、主に以下の成分が含まれているため、調味料を足さなくても料理の味が決まりやすいことが、重宝されている理由です。

  • 粉末昆布
  • 食塩
  • 砂糖
  • 調味料(アミノ酸)

塩や醤油などの使用量が減るため、健康的な料理を作れます。料理にコクを出したり、塩分を控えめにしたりしたい時に活用するのがおすすめです。

昆布茶の代用食品5選

湯呑に注いだ昆布茶の写真

ここでは、昆布茶の5つの代用品について解説します。

  • 昆布だし
  • 塩昆布
  • 『味の素』
  • 『ほんだし』
  • 白だし

昆布茶の味に近付けるために、調味料の追加が必要な代用食品もあります。自宅にあるもので昆布茶を代用できるか確認してみてください。

昆布だし

昆布茶は、昆布だしで代用できます。原材料に同じ昆布が使われているため、代用食品として使いやすいです。昆布茶と昆布だしの違いは、昆布以外の調味料が含まれているかいないか。

昆布茶には、昆布以外にも砂糖や塩などの調味料が含まれています。料理に使う時に、ほかの調味料を加える手間が省けるでしょう。

一方で昆布だしは、昆布のうまみ成分しか含まれていないので、甘味や塩味を感じません。味付けがされていないので、料理に使った時に味が薄いと感じる可能性があります。

昆布茶の代用食品として使う際は、塩や醤油を追加するなど、味の調整が必要です。

塩昆布

塩昆布も昆布茶の代用食品の1つです。塩昆布とは、角切りまたは細切りにした板昆布を、塩や醤油などの調味料で煮詰めたもの。うまみ成分が豊富に含まれており、昆布以外にも以下の調味料が使われています。

  • 砂糖
  • 醤油

使われている調味料は昆布茶と似ていますが、塩昆布には醤油が入っているところだけが異なります。お茶漬けや漬物の味付けなどの和風料理に向いている食品です。

洋風ならパスタを作る際の代用食品としての活用できます。ただし塩分量が多く、味が想像よりも濃くなってしまう可能性があるため、使う量には注意してください。

『味の素』

昆布茶は、味の素株式会社の『味の素』でも代用できます。なぜなら昆布茶と『味の素』の主成分が同じ物質であるためです。

昆布茶と『味の素』に含まれている物質である『L-グルタミン酸ナトリウム』はアミノ酸の一種で、うまみ成分。昆布茶と『味の素』は同様のうまみ成分が含まれているため、同じ味だと感じます。

『味の素』は、昆布茶を使うことで、料理にうまみを追加したい時の代用としておすすめ。『味の素』は粉末状になっているため、使い勝手がよく、どんな料理にも活用できます。

煮物や汁物を作る際に『味の素』を使うと、コクが増しておいしく仕上がるでしょう。

『ほんだし』

昆布茶の代用食品として、味の素株式会社の『ほんだし』も使えます。『ほんだし』は、かつお節を粉末にしたものに、砂糖や塩を加えて作られている調味料。

昆布茶と原材料がほとんど変わらないため、代用しても大きく味が変わることはないでしょう。うまみ成分であるアミノ酸を含んでいるため、料理に使うとうまみとコクを増加させます。

『ほんだし』は昆布茶に比べると塩分が少ないため、代用すると味が薄く優しい味わいとなるでしょう。

さまざまな料理に活用できますが、かつお節ならではの風味も加わるため、使用量は味見をしながら調整する必要があります。

昆布茶の味に近付けたい場合は、昆布を使用した『ほんだし』を使うのがおすすめです。

白だし

昆布茶は白だしでも代用できます。白だしは、以下の材料をベースとした調味料です。

  • 昆布やかつお節の出汁
  • 醤油
  • 砂糖
  • みりん

昆布だしと主成分は似ていますが、白だしには醤油とみりんが含まれています。昆布茶をイメージして使用すると、味が濃くなってしまう場合もあるため、少量ずつ加えながら味の調整が必要です。

濃縮タイプが多いので、容器に書いてあるとおりに薄めて使いましょう。昆布茶の代わりに白だしを使うと、味が優しくまろやかに仕上がるでしょう。

昆布茶の代用食品を活用できるおすすめレシピ5選

キャベツと塩昆布の和え物の写真

ここでは、昆布茶の代用食品を使ったレシピを5つ紹介します。

  • 鍋焼きうどん
  • 炊き込みごはん
  • きゅうりの酢の物
  • チキンライス
  • 和風しらすパスタ

昆布茶の代用食品を使った料理を作りたい人は、ぜひ参考にしてください。

鍋焼きうどん

昆布だしを使用した鍋焼きうどんのレシピを紹介します。用意する材料は以下のとおりです。

  • うどん:2玉
  • にんじん:30g
  • 長ねぎ:2ぶんの1本
  • しいたけ:2個
  • 鶏もも肉:130g
  • 水:500㎖
  • 顆粒和風だし:小さじ1杯
  • 昆布だし(顆粒):小さじ1杯
  • 醤油:大さじ3杯
  • みりん:大さじ1杯
  • 料理酒:大さじ1杯
  • かまぼこ:20g
  • 天かす:大さじ2杯
  • 卵:1個

作り方は以下のとおり。

  1. かまぼこは半分に切り、しいたけは軸を切り落としておく。
  2. にんじんは半分の厚さの輪切りにし、梅型で型抜きする。
  3. 長ねぎは1cm幅の斜め切りにし、しいたけは傘の部分に十字に切り込みを入れる。
  4. 鶏もも肉はひと口大に切る。
  5. 鍋に顆粒和風だし、昆布だし、醤油、みりん、料理酒を入れ、蓋をして火にかける。
  6. 沸騰したら、うどん、長ねぎ、しいたけ、鶏もも肉、かまぼこを加え、蓋をして中火で10分程煮る。
  7. 全体に味が染みたら、天かす、卵を加え、蓋をした後に2分程煮る。

顆粒和風だしとプラスで昆布だしを加えることで、うまみがさらに増しておいしく仕上がります。

炊き込みごはん

ツナと塩昆布のうまみが楽しめる、簡単でおいしい炊き込みご飯のレシピを紹介します。用意する材料は以下のとおりです。

  • 米:2合
  • 水:やや硬めの2合ぶん
  • ツナ缶:1缶
  • 塩こんぶ:大さじ2杯
  • しめじ:3ぶんの1パック
  • にんじん:6cm
  • ゴボウ:2ぶんの1本
  • 醤油:大さじ2杯
  • 酒:大さじ1杯
  • みりん:大さじ1杯弱
  • だしの素:小さじ3ぶんの1杯

作り方は以下のとおり。

  1. お米は洗米し、やや硬めなるぐらいの水量で吸水させておく。
  2. ゴボウはささがきにして水にさらし、にんじんは千切り、しめじは小房に分けておく。
  3. 炊飯器に水を切ったゴボウ、しめじ、にんじんを入れ、さらに塩昆布、ツナ缶のオイルを3ぶんの1を加える。
  4. 残りのオイルを切ったツナ、醤油、酒、みりん、だしの素を入れ、軽く混ぜて炊飯する。

ツナ・塩昆布以外の具材を入れてアレンジしてもおいしく仕上がります。グリンピースや枝豆・コーンなどを入れると、彩りよく仕上がるのでおすすめです。

きゅうりの酢の物

『味の素』を使ったきゅうりの酢の物のレシピを紹介します。用意する材料は以下のとおりです。

  • きゅうり:1~2ぶんの1本
  • 『ほんじお』:少々
  • 水:大さじ1杯
  • 酢:大さじ1杯
  • 醤油:大さじ2ぶんの1杯
  • 砂糖:大さじ2ぶんの1杯
  • 『味の素』:3ふり

作り方は以下のとおり。

  1. きゅうりは小口切りにして塩もみする。
  2. しんなりしたら水気をしぼる。
  3. ボウルに水、酢、醤油、砂糖、『味の素』を入れて、混ぜ合わせる。
  4. 水気をしぼったきゅうりに、ボウルで混ぜ合わせた調味料加えてあえる。

お酒のおつまみや箸休めに最適なさっぱり食べられる酢の物です。時間もかからず簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。

チキンライス

『ほんだし』とトマトケチャップのうまみをかけ合わせることで、おいしく仕上げるチキンライスのレシピを紹介します。用意する材料は以下のとおりです。

  • 米:1合
  • 鶏もも肉:250g
  • ケチャップ:大さじ3杯
  • 『ほんだし』:小さじ1杯
  • 黒こしょう:少々
  • 玉ねぎ:50g
  • にんじん:30g
  • ピーマン:30g
  • 水:適量
  • 『ほんだし』:小さじ1杯

作り方は以下のとおり。

  1. にんじんは皮をむいて、ピーマンは種とヘタを取り除く。
  2. 米は洗い、水気を切る。
  3. 玉ねぎ、にんじん、ピーマンは8mm角に切る。
  4. 鶏もも肉はひと口大に切る。
  5. ポリ袋に玉ねぎ、にんじん、ピーマンを入れて揉み、10分ほど漬けこむ。
  6. 炊飯釜に米と1合の目盛りより少し下まで水を注ぎ入れ、30分以上浸水させる。
  7. 『ほんだし』を入れて混ぜ合わせ、玉ねぎ、にんじん、鶏もも肉を順にのせて炊飯する。
  8. 炊き上がったら、ピーマンを入れて、保温状態で5~10分ほど蒸らす。
  9. 全体を軽く混ぜ、器に盛り付ける。

今回紹介しているチキンライスは、5合炊きの炊飯器を使用しているレシピです。調理する際は、噴きこぼれたり焦げ付いたりしないように、入れる材料を調整してください。

和風しらすパスタ

白だしを使用して作る和風しらすパスタのレシピを紹介します。用意する材料は以下のとおりです。

  • スパゲッティ:150g
  • 釜揚げしらす:40g
  • 白だし:大さじ1~1.5杯
  • しそ:4枚
  • オリーブ油:大さじ2杯
  • ゆで汁:大さじ2杯

作り方は以下のとおり。

  1. スパゲッティをゆでる。
  2. フライパンにオリーブ油を入れ火をかける。
  3. スパゲッティ、しらすを入れ絡める。
  4. ゆで汁と白だしを入れて、絡めながら混ぜる。
  5. 皿に盛り付け、しそを刻んでのせる。

ゆで汁で乳化させながら、混ぜるのがポイントです。白だしやしらすの塩分で味が濃くなってしまう可能性があるため、味見をしながら使う量を調整してください。

昆布茶を手作りする方法

ポットと湯呑に入った昆布茶の写真

市販で売っている粉末の昆布だしがあれば、簡単に昆布茶を自作可能です。昆布だし2gにお湯を注ぐだけで、昆布茶が作れます。

昆布だしが自宅にある場合はぜひ作ってみてください。しかし自宅に昆布だしがなく、昆布から昆布茶を作る場合は、以下の材料が必要になります。

  • とろろ昆布:ひとつまみ
  • お湯:200㎖
  • 緑茶葉:4g
  • 『味の素』:0.5g
  • 塩:0.5g

『味の素』と塩は、入れすぎるとくどくなるため、少量で問題ありません。耳かきの半分ぐらいの量がおすすめです。作り方は以下のとおり。

  1. お湯を沸かして1分ほど冷ましてから急須に茶葉を入れて、お湯を注ぎ緑茶を作る。
  2. とろろ昆布をすり鉢で擦ってパウダー状にする。
  3. 湯呑みに擦ったとろろ昆布と『味の素』、塩を入れて、緑茶を数回に分けて注ぐ。
  4. 昆布が湯呑みの底に沈むのを待つ。

昆布だしの時よりも手間がかかりますが、昆布が自宅にある場合は、ぜひ手作りしてみてください。

昆布茶をほかの食品で代用して料理をおいしく仕上げよう

皿に出した昆布茶の写真

昆布茶をほかの食品で代用すれば、違った風味や味を楽しめます。昆布茶は以下の食品で代用可能です。

  • 昆布だし
  • 塩昆布
  • 『味の素』
  • 『ほんだし』
  • 白だし

昆布だしや塩昆布で代用すれば、昆布茶に近い味を再現できます。しかし代用する時には、塩を追加したり味見をしたりしながら、味の調整が必要です。

また『ほんだし』や白だしは、昆布茶とは風味や味わいが異なるため、少しずつ加えながら、味が変わりすぎないように注意しましょう。昆布茶の代用食品を活用して、さまざまな料理を作ってみてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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