鍋に入れる豆腐は木綿と絹どっち?崩れにくくするコツや鍋レシピも紹介
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寒い季節に、家族や友人と鍋を囲む人は多いでしょう。そんな鍋に入れる豆腐は、木綿と絹のどっちがいいのか、迷った経験はありませんか。
鍋に入れる豆腐の種類によって食感や味わいが異なり、鍋との相性も変わってきます。せっかくなら、適切な豆腐を選んでもっとおいしく鍋を楽しみたいですよね。
本記事では、鍋に入れる豆腐の種類について解説します。併せて、鍋の種類に合わせた豆腐の選び方、豆腐を入れたおいしい鍋のレシピもまとめました。
最後まで読めば、鍋の豆腐選びで迷うことは少なくなるでしょう。
鍋に入れる豆腐は『木綿』と『絹』どっちがいい?
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鍋に入れる豆腐について、木綿と絹のどっちが適しているか、正解はありません。それぞれの豆腐が持つ特性を理解し、作りたい鍋や好みの食感に合わせて使い分けるのがおすすめです。
まずは、木綿豆腐と絹豆腐の基本的な違いを下の表で確認しておきましょう。
ここからは、それぞれの豆腐の特徴を解説します。特徴を把握し、好みに合わせて豆腐を選びましょう。
煮崩れしにくく味が染みやすいのは木綿豆腐
木綿豆腐は、製造過程で水分を絞ることにより生まれる、しっかりとした食感が特徴です。そのため、鍋で煮込んでも形が崩れにくいという利点があります。
木綿豆腐の内部には細かい空間ができており、鍋のつゆやほかの具材の旨味が染み込みやすいのも魅力です。キムチ鍋やすき焼きなど、比較的味が濃い鍋との相性がよいでしょう。
なめらかな食感とノドごしを楽しむなら絹豆腐
絹豆腐は、水分を多く含んだまま固めるため、きめ細かく、つるんとしたなめらかな食感が持ち味です。煮込みすぎると崩れやすいですが、その繊細な口あたりは木綿豆腐にはない魅力といえます。
絹豆腐は、上品な味わいやなめらかな口あたりを楽しみたい場合に適しているようです。豆乳鍋や湯豆腐のように、優しい味わいの鍋に入れると、そのよさが一層引き立つでしょう。
鍋の種類ごとに相性のよい豆腐は変わる?
木綿豆腐と絹豆腐、どちらを入れてもおいしく鍋を楽しめます。ただし、それぞれの豆腐には、食感の違いや崩れにくさなどの異なる特徴があるようです。
ここで紹介する鍋の種類を参考に、ぜひ自分の好みに合った鍋と豆腐の組み合わせを見つけてみてください。
【キムチ鍋】味がしっかり染みる木綿豆腐
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唐辛子の辛味と旨味が特徴のキムチ鍋には、味が染みやすく煮崩れしにくい木綿豆腐がよく合います。豆腐がキムチの旨辛いスープをしっかりと吸い込み、食べ応えのあるひと品になるでしょう。
木綿豆腐のしっかりとした食感とともに、豆腐本来の味を楽しめます。
【すき焼き】しっかりとした食感が魅力の木綿豆腐
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甘辛い割り下で煮込むすき焼きには、木綿豆腐がぴったり。香ばしい風味と崩れにくさが魅力の『焼き豆腐』を使うことが多いようです。
割り下の濃厚な味に負けない、大豆の豊かな風味を楽しめるでしょう。
【豆乳鍋】なめらかな食感の絹豆腐
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まろやかで優しい味わいの豆乳鍋には、なめらかな絹豆腐がおすすめです。スープと豆腐が一体となり、とろけるような食感を楽しめるでしょう。
絹豆腐のなめらかな食感が豆乳スープのコクを引き立て、上品な味わいを生み出します。
【もつ鍋】スープの味を生かすなら木綿豆腐
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もつの旨味が溶け出したコクのあるスープが特徴のもつ鍋。この鍋にも、スープをよく吸う木綿豆腐が適しているようです。
豆腐がもつや野菜の旨味をたっぷりと含み、鍋全体の満足度を高めてくれます。ニラやキャベツなど、食感のある野菜との相性もよいでしょう。
鍋の豆腐を崩れにくくするコツ
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豆腐を崩れにくくするためには、水切りが大切です。
簡単に水切りする場合は、ボウルの上に置いたざるに豆腐を入れ、そのまましばらく置いておきます。水分が出たら、表面に残った水分をキッチンペーパーでふきとりましょう。
水分をしっかりと抜く場合は、キッチンペーパーで包み、平らな皿などで重しをして30〜60分ほど置きます。水分が十分に出たら、キッチンペーパーで豆腐に残った水分をふきとりましょう。
また、豆腐の切り方を工夫することで崩れにくくなる可能性があります。四角く切ると崩れやすくなるため、三角形になるようにカットするとよいでしょう。これにより、箸で持った時に崩れにくくなります。
鍋に豆腐を入れるタイミングは?
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木綿豆腐と絹豆腐では、鍋に入れる適切なタイミングが異なるようです。ここでは、それぞれの豆腐を入れるタイミングを解説します。
木綿豆腐は『具材と同時』に入れる
味が染み込みやすく煮崩れしにくい木綿豆腐は、白菜やキノコなどの野菜とほぼ同じタイミングで入れて問題ないでしょう。
早めに入れれば、ほかの具材から出る旨味を豆腐がゆっくりと吸い込んでくれます。じっくり煮込むことで、鍋の旨味が染み込んだ豆腐に仕上がるでしょう。
絹豆腐は『火をとめる直前』に入れる
絹豆腐は、長時間煮込むと崩れるおそれがあります。ほかの具材に火が通った後の、食べる直前に入れるのがおすすめのようです。
鍋の火をとめる直前に入れることで、形を保ったままおいしく食べられるでしょう。
豆腐を入れた絶品鍋レシピ3選
最後に、豆腐を使ったおいしい鍋のレシピを3つ紹介します。ぜひ、献立の参考にしてみてください。
1.豚バラと木綿豆腐のチゲ鍋
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豚バラと木綿豆腐の相性がぴったりな鍋です。
【材料(3人分)】
【作り方】
1.豚肉と白菜は食べやすい大きさに、豆腐は12等分に切ります。長ねぎは斜めにスライスしてください。
2.しめじとえのきだけは石づきを取って小房に分け、春菊は5cm程度にカットします。
3.鍋にごま油を引いて中火で熱し、豚肉の色が変わるまで炒めます。
4.水、コチュジャン、鶏ガラスープの素、おろしにんにくを加えて煮立たせます。
5.春菊以外の具材をすべて加え、具材に火が通るまで煮込みます。
6.最後に春菊を加え、さっと火を通したら完成です。
辛さを決めるコチュジャンの量はお好みで調整してください。
2.絹豆腐の豆乳鍋
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なめらかな食感と豆乳のコクを楽しめる鍋です。
【材料(4人分)】
【作り方】
1.ボウルに豚ひき肉と塩を入れて粘り気が出るまでよく練り、ひと口大に丸めて肉団子を作ります。鍋にお湯を沸かし、肉団子をゆでておきましょう。
2.車麩はパッケージの表示通りに戻し、水気を軽く絞ってから4等分に切ります。
3.豆腐は8等分に、にんじんは短冊切りに、小松菜は4cm程度の長さに切っておきます。
4.鍋に豆乳、昆布だし、にんじんを入れて中火にかけます。沸騰させると豆乳が分離することがあるため、鍋の淵がふつふつするくらいまで温めてください。
5.温まったら、ゆでておいた肉団子、車麩、豆腐、小松菜を加え、全体に火が通ったらでき上がりです。
絹豆腐は崩れやすいため、タイミングに気をつけて優しく入れましょう。
3.すき焼き風牛豆腐
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牛肉のコクがたっぷりと豆腐に染み込んだひと品です。
【材料(3人分)】
【作り方】
1.豆腐は大きめの拍子木切りにします。牛肉は食べやすい大きさに、長ねぎは1cm幅の斜め切りにしてください。
2.フライパンにサラダ油を引いて中火で熱し、長ねぎを炒めます。しんなりしてきたら、牛肉を加えてさらに炒めましょう。
3.肉の色が変わってきたら、豆腐、醤油、砂糖を加えます。豆腐を崩さないよう、フライパンを揺すりながら優しく混ぜ合わせるのがポイントです。
4.汁気が少し残るくらいまで2~3分煮詰めます。豆腐に色がついてきたら少し火を強め、水分を飛ばすようにさっと炒め合わせましょう。
5.器に盛りつけ、半分に切ったゆで卵を添えます。お好みで七味唐辛子をふってお召し上がりください。
フライパン1つで手軽に作れるでしょう。
適切な種類の豆腐を選んでおいしい鍋料理を楽しもう
鍋料理では、煮崩れしにくく味が染みやすい木綿豆腐が手軽に使えるといえます。一方で、豆乳鍋のように優しい味わいの鍋では、なめらかな食感が魅力の絹豆腐を選ぶとよいでしょう。
また、豆腐は下準備の水切りや、鍋に入れるタイミングを意識するだけで、崩れにくくなります。鍋に入れる豆腐の種類に正解はないため、その日の気分や鍋の種類に合わせて、さまざまな豆腐を試してみてはいかがでしょうか。
好みに合う豆腐を見つけて、家族や友人とおいしい鍋料理を楽しんでください。
[文・構成/grape編集部]